近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

海水NO.73『ユビナガスジエビ』 長く無い~

2011年06月28日 08時05分28秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はユビナガスジエビ。太平洋の潮干狩り場で採取しました。イソスジエビかと思いましたが、模様が有りませんね~。それならば、イソスジエビモドキか?と思いますが、更に模様が有りません。だからユビナガスジエビでしょうかね?昨日から続くこのシリーズ、何か似たようなのばかりで分からん(笑)
<データ>
名前:
ユビナガスジエビ
分布:
 太平洋には生息していました
全長:
 体長40mm程の個体採取歴あり
生息:
 干潟の水深1m未満の岩の下にて採取
特徴:
 漢字で「指長筋蝦」とでも書くのでしょうか?エビの仲間ですね。形状はベタなスジエビ風でして、側面から見ると頭と尾が細い平行四辺形ですね。体色は半透明でして、イソスジエビの様な帯は入りません。繁殖期は春~夏頃ですかね?5月頃の潮干狩りシーズンには抱卵個体をよく目にします。他のスジエビ類と同様に、ゾエア幼生を放出します。
参考・引用文献
私見:
 名前はスジエビよりも鋏脚の先が長いからとの事ですが、そんなに長いのか?
肉眼で見ている時は殆ど分かりません~ 
採取:
 岩を動かし、その下をタモで掬う。海藻まわりをタモで掬う。
飼育:
 現在飼育中、逞しい・・・
動画:
         
画像:






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海水NO.72『イソスジエビ』 淡水とは別種!

2011年06月27日 08時13分48秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はユビナガスジエビ。日本海の磯で採取しました。イソスジエビかと思いましたが、イソスジエビっぽいですね。アシナガイソスジエビやらも居ますし正確には分かりませんが(笑)
<データ>
名前:
イソスジエビ
分布:
 日本海には生息していました
全長:
 体長50mm程の個体採取歴あり
生息:
 水深1m未満の藻場にて採取
特徴:
 漢字で「磯筋蝦」と書く海生エビの仲間ですね。形状は名前通りのベタなスジエビ風でして、立体的には筒状、側面から見ると細い平行四辺形ですね。体色は半透明でして、黒い帯が細かく入り縞模様になっています。繁殖期は春~夏頃ですかね?7月頃の海水浴シーズンには抱卵個体をよく目にします。淡水のスジエビと同じく、卵からゾエア幼生として放出されます。
参考・引用文献
私見:
 稀にですが、川のスジエビが海へ下り大きくなると言う方・・・。淡水のスジエビとは別もののようです。
採取:
 藻場でタモを入れる
飼育:
 現在飼育中、食欲恐るべし・・・
動画:
         
画像:









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海水NO.69『オウギガニ』 奥義、死んだふり!

2011年06月14日 07時54分48秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はオウギガニ。日本海の磯や太平洋の干潟の岩で採取しました。形状から、恐らくはオウギガニの仲間ではないかと思います。<データ>
名前:
オウギガニ
分布:
 日本海、太平洋には生息していました
全長:
 甲羅幅で20~30mm程の個体採取歴あり
生息:
 磯の石の下など、水深1m未満で採取
特徴:
 漢字で「扇蟹」とでも書くのでしょうか?カニの仲間です。形状は甲羅が扇を開いた様な形をしていますし、これが名前の由来でしょうかね。また甲羅の表面は、深い皺で多数に分割されています。体色は背面が褐色から緑褐色あたりで、腹面は白色系。また、鋏脚の先は黒っぽい色をしていますね。人に捕まると、体を硬直させて死んだふりをする事があります。
参考・引用文献
私見:
 奥義、死んだふり~。あ、でも名前のオウギは×奥義、○扇です。
採取:
 磯等で手頃な石を除けると、石の下に潜んでいます。網で掬うか手で拾えます。
飼育:
 現在飼育中と言うか、1匹は何時の間にか入っていましたし
もう1匹は、masaさんに送るはずの個体が私のケースに残ってた(笑)
タツノオトシゴが捕りそこなったエビを好んで食べてます。
動画:
 直ぐに硬直するから、中々撮れない(笑)
画像:
          
 オウギガニの裏側。裏奥義と言う事か・・・?凄い必殺技風~
          
 別個体の死んだふり?この状態で硬直して動かなくなります。

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海水NO.67『イソガニ』 普通のカニ

2011年05月21日 08時32分25秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はイソガニ。日本海の磯や太平洋の干潟の岩で採取しました。イソガニ?ヒライソガニ?イワガニ?なんか似たような奴がいますね~。取敢えずはイソガニと言う事で・・・
<データ>
名前:
イソガニ
分布:
 日本海、太平洋には生息していました
全長:
 甲羅幅で20~30mm程の個体採取歴あり
生息:
 磯の石の下など、水深1m未満で採取
特徴:
 漢字で「磯蟹」と書く、海では一般的なカニの仲間です。形状は甲羅が台形気味の四角形で、甲に若干の丸みがあります。4対の脚(歩脚)に1対の鋏(鋏脚)を持ちまして、動きは素早いですね。体色は黒っぽい紫をベースにして、黄褐色の模様が入っています。鋏脚は先がやや白っぽくなっています。積極的ではありませんが、食用にされるようでして、食べる所は少なく、汁ものの出汁取りでしょうか。
参考・引用文献
私見:
 カニなので勿論、挟まれると・・・痛い(涙)。丈夫そうなのに、水質の悪化に弱くて、バケツに入れておくと2、3日の命。
採取:
 後ろから甲羅を掴めば挟まれずに素手で捕れます。自信が無ければ網で掬いましょう。
飼育:
 子供の頃は直ぐに死なせていました。今は脱走に気を使いますので、飼う気にならない。
動画:

画像:
            
                

 下の画像は、卵では無くて・・・フクロムシ類に寄生されているようです。

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海水NO.64『アカシマホンヤドカリ』 赤い奴

2011年05月17日 08時00分33秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はアカシマホンヤドカリ。先日、日本海の磯で採取しました。ユビナガホンヤドカリ?クロシマホンヤドカリ?と考えましたが、色が赤いのでアカシマホンヤドカリの様に思えますね?
<データ>
名前:
アカシマホンヤドカリ
分布:
 日本海には生息していました
全長:
 殻から出た幅が10mm程の個体採取歴あり
生息:
 磯の浅瀬の底、海藻やら石やらが転がっている所、水深1m未満で採取
特徴:
 漢字で「赤縞本宿借り」とでも書くのでしょうか?小型の甲殻類です。形状は小型の細いヤドカリでして、鋏脚が右側の方が若干大き目です。体色は歩脚が赤と白の縦縞模様、関節部には白い横帯がダブルで入ってますね。脚先の方は色が薄くなっています。
類似種との違い
クロシマホンヤドカリ:黒い
アカシマホンヤドカリ:赤い
参考・引用文献
私見:
 もう何と申しましょうか、赤いクロシマホンヤドカリってだけです(笑)
採取:
 岩場の海藻周りをタモで掬う
飼育:
 飼育中。
動画:
           
画像:
                             

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