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近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

海水NO.42『クロベンケイガニ』 黒?紫?

2010年08月04日 11時57分54秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はガザミ。太平洋の干潟で採取したこの個体、ベンケイガニの仲間に見えますね。恐らくはクロベンケイガニでしょうかね~?夏休み企画で海水生物を扱っている・・・ふりをしてネタ切れ~
<データ>
名前:
クロベンケイガニ
分布:
 太平洋側では確認
全長:
 甲羅の幅で30mm程を採取
生息:
 石垣で発見
特徴:
 漢字で「黒弁慶蟹」と書くのでしょうか?カニの仲間ですね。甲羅の形状は四角いです。鋏脚には細かな突起が多数見られ、歩脚には毛が多数見られます。体色は名前の割に黒くは無くて、甲羅や歩脚は緑褐色系。そこに鋏脚や甲羅前方に紫色が入るイメージです。水中と言うよりも、水辺近くに陸地で見掛けるカニですが、産卵は水中です。
参考・引用文献
私見:
 白弁慶対黒弁慶・・・何か戦隊物でありそうな感じだな~、そう思い調べてみましたが、シロベンケイガニは居ませんでした。でも彼、色的にはクロじゃ無くてムラサキベンンケイガニと名乗るべき?
採取:
 その辺を有るいているので追跡する。
飼育:
 飼育経験無し。でも、なんか脱走しそうなタイプですね~
動画:

画像:                  
           
     お腹は腹黒く無いようですね~。彼らは善人(蟹)なのか?

近江工舎

海水NO.41『ガザミ』 危険生物!

2010年08月03日 07時51分18秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はガザミ。日本海の海水浴場で採取したこの個体、イシガニかと思えば大きなトゲトゲが。恐らくはガザミでしょうかね~、日本海側で初採取で御座います。<データ>
名前:
ガザミ
分布:
 日本海側では確認
全長:
 甲羅の幅で60mm程度を採取
生息:
 沿岸部の岩礁、砂浜の岩の下など
特徴:
 漢字で「蝤蛑」と書くカニの仲間ですね。甲羅の形状は扁平したイチョウ型。甲羅の縁はギザギザしていまして、特に甲羅の側面では大きな棘が見られます。また、鋏から数えて5番目の脚がに平たく櫂状になっています(海中を素早く歩く、泳ぐ為?)。ワタリガニの名で食材として売られている蟹の一種ですね。大きさもあり中々美味しいです。
類似種との比較
①ガザミ: 甲羅の側面で左右に突き出す大きな棘がある 
②イシガニ:甲羅の側面に大きな棘が見られない
参考・引用文献
私見:
 海で出会易い生物では危険度が高いですね~
不用意に掴み甲羅の棘で怪我をしたり、挟まれたりと危ないです。
大きな個体は、小さな子供には触らせない様に!!  
採取:
 石を除けてタモに追い込む。
飼育:
 大型個体は取扱に注意!!混泳不可!
動画:

画像:
           
     『もういいかい?』『まぁだだよ~』と言ったところか?


近江工舎

海水NO.38『コブヨコバサミ』 引き籠り

2010年06月05日 07時53分33秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はコブヨコバサミ。太平洋側の干潟で採取したこの生物、大きなヤドカリですね。すっかり定着の海水シリーズ・・・
<データ>
名前:
コブヨコバサミ
分布:
 太平洋側では確認
全長:
 80mm程を採取(殻の中なので正確ではない)
生息:
 干潟や河口の汽水域
特徴:
 漢字で「瘤横鋏」とでも書くのでしょうか?ヤドカリの仲間ですね。体型はヤドカリ型で体表は硬く、アカニシ等の大きな貝殻を背負っています。鋏は左右同じ大きさで、小さな瘤?がたくさんついていますね(これが名前の由来?)。体色は赤褐色から茶褐色で、歩脚の縁には明るいオレンジのラインが見られました。
参考・引用文献
私見:
 やっと捕れた大きなヤドカリ!干潟にいるベタな種ですが色鮮やか~
大きさも見応えがありますが・・・混泳不向き(笑)  
採取:
 干潟で大きな貝殻を裏返して調べる。
飼育:
 現在飼育経験中。
動画:

画像:
           
           
           
     警戒心が強い為か、中々顔を出しません。
           
     普段から殻を深く被り下ばかり見て引き籠ってます。
           
     大きさの比較。トゲツノヤドカリ成体(左)、コブヨコバサミ(右)



近江工舎

海水NO.39『トゲツノヤドカリ』 見事な髭さばき~

2010年06月04日 11時41分34秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はトゲツノヤドカリ。太平洋側の干潟で採取したこの生物、大きなヤドカリですね。
<データ>
名前:
トゲツノヤドカリ
分布:
 太平洋側では確認
全長:
 30mm程度を採取
生息:
 干潟で確認
特徴:
 漢字で「棘角宿借」とでも書くのでしょうかね?小型ヤドカリの仲間ですね。体型はベタなヤドカリ型で体表は硬く、小さな貝殻を背負っています。鋏は右に比べて左が大きく、良く動く鳥の羽根状触角があります。脚の先が長いのは干潟系の特徴でしょうか?体色は淡い灰褐色から淡い茶褐色に、暗色の横帯が入ります。左手にイソギンチャクを付けるようですが、本個体では見掛けられませんでした。
類似種との比較
ユビナガホンヤドカリ:右の鋏が大きい、触角が紐状
トゲツノヤドカリ:左の鋏が大きい、触角が羽根状
参考・引用文献
私見:
 色の薄いユビナガホンヤドカリだな~、と思い持ち帰ると別種でした。
髭が羽根状でして、フジツボの脚のように器用な動きで獲物を捕食するんですね~  
採取:
 干潟で拾う。
飼育:
 現在飼育経験中。
ミジンコを与えると、触角を使い器用に捕食する姿が見られました。
動画:

画像:
           
  歩脚の先が長く、鋏脚は左の方が大きいですね~


近江工舎

海水NO.31『エボシガイ』 貝じゃない貝

2010年01月20日 07時50分35秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はエボシガイ。日本海側の浜にゴミと一緒に漂着している貝を発見。カメノテに似ているなーと思えば、仲間でした。
<データ>
名前:
エボシガイ
分布:
 日本海側で確認
全長:
 殻板で30mm前後を拾う
生息:
 漂流するゴミや流木、浮きやロープ等
特徴:
 漢字で『烏帽子貝』と書く甲殻類ですね。名前に貝が付くのに貝類じゃありません~。体形はカメノテに近いのですが、少し雅な感じです(適当)。上部の殻からゴム状の柄が生えていまして、柄が岩などに固着しています。殻の中にはエイリアン状の脚(蔓脚というらしい)が隠れています。体色は殻(殻板)が白色系にオレンジ縁取り、柄部は黒色から緑褐色。プランクトンの幼生期に固着物を見つけ定着します。ゴミが浜に打ち上げられると、一緒に死んでしまう哀れな生き物・・・。カメノテと違い、食用の話は聞きませんね。
参考・引用文献
私見:
 海に流れるゴミを元服させます。烏帽子親は自分自身・・・  
採取:
 ゴミなどから素手かマイナスドライバー等の道具で剥がして採取。
飼育:
 飼育経験無し。
動画:

画像:
        
        
      中身は甲殻類っぽいと言うか、若干グロテスクな・・・
 

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