近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

海水NO.81『レイシガイ』 肉食貝?

2011年10月13日 11時18分04秒 | 海水貝類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はレイシガイ。日本海側の海水浴場付近で採取したこの貝、○○ニシとか付く名前のタイプかな?と思えばレイシガイと言う名前のようですね。殻の形状やら、無駄に色々と海藻などを付けている姿が・・・私のストライクゾーン!と言う事で持ち帰りました。
<データ>
名前:
レイシガイ
分布:
 日本海には生息していました
全長:
 殻長50mm程の個体は採取歴あり
生息:
 水深1mくらいの岩場に張りついていました。
特徴:
 漢字では『霊視貝』では無く「茘枝貝」とで書くそうです(前者ならばとても胡散臭いですね~)。比較的小型の巻貝の仲間です。形状は太めの円錐形でして、殻の表面は凹凸と言うよりも瘤に近いもので覆われています(このライチの様にボコボコしているのが由来でしょうか?)。殻の色は灰色~クリーム色辺りですが、石灰藻などに覆われている為に元色が分かり難い。殻口辺りは濃いクリーム色~淡いオレンジ色をしています。繁殖期は水槽内なので当てなりませんが、初夏ごろに産卵していました。この貝は藻類食ではなくて、死体やら貝類を食べているようです。貝に穴をあける為のを備えているとか。食べるとこの酸が少し苦いそうですね。
参考・引用文献
私見:
 遥か前に紹介したと思ったこの貝、紹介済みフォルダーは”イシガレイ”だった(笑)
イシガレイとレイシガイってなんか似てるよね?更に如何でもいい話だが
レイシガイダマシモドキと言う、とんでも無い名前の貝もいるようです。
飼育:
 現在飼育中。
動画:

画像:





 こんな所に集まって何してる?と思ったら、集団で産卵していました(笑)

近江工舎

海水NO.79『アコヤガイ』  真珠は捕れる?

2011年09月29日 09時10分24秒 | 海水貝類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はアコヤガイ。日本海側の海水浴場付近で、タツノオトシゴと一緒に採取した貝です。真珠とか入っていそうな感じの貝ですが、クロチョウガイでしょうかね?あでも、和歌山以南って書いてあるからな~、アコヤガイかな?
<データ>
名前:
アコヤガイ
分布:
 日本海には生息していました
全長:
 殻長70mm程の個体は採取歴あり
生息:
 水深2mくらいの海藻に張り付いていました
特徴:
 漢字で「阿古屋貝」と書く二枚貝の仲間ですね。形状は円形に三角形を1つ加えた様な形の殻でして、厚みは薄目です。殻の口の所(腹縁)には、ノコギリ風のギザギザが見られます。殻の色は褐色系でして、内部は真珠色です。殻から糸足と呼ばれるロープを出して、硬いものに殻を固定しています。真珠の養殖で有名ですが、身の部分も食用にされているそうですね。
参考・引用文献
私見:
 飼ってたら、何時か真珠が捕れるのか?
飼育:
 現在飼育中ですが、意外と動き回って固着するベストポジションを探しています。
動画:

画像:



赤で囲われた部分に見える、紐状の物質で殻を固定しています。

近江工舎

海水NO.78『オトメガサガイ』 ウミウシ・・・じゃないの!

2011年09月26日 08時13分06秒 | 海水貝類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はオトメガサガイ。日本海側の海水浴場付近で採取したこの生物、なんたらウミウシとかいう名前かな?っと思ったら、貝の仲間ですね。ツメタガイ等と同じく体が殻の外に飛び出しているタイプです。
<データ>
名前:
オトメガサガイ
分布:
 日本海には生息していました
全長:
 殻長20mm程の個体は採取歴あり
生息:
 水深2mくらいの岩の下にいました
特徴:
 漢字で「乙女笠貝」とでも書くのでしょうか?小型の貝類です。形状は楕円形で皿状の殻に軟体の体が格納されています。平時は殻をヒラヒラの膜状が覆い隠しています。体色は淡い黒色形でして、殻は白色系です。見た目よりも移動速度が速いのですが、体部分の格納速度は遅い様に思われます。
参考・引用文献
私見:
 殻が有るのに体を外にさらけ出している、貝類の露出野郎~。あ、オトメだから野郎じゃなくて痴女か?
飼育:
 現在飼育中ですが、水槽投入直後から石の下に隠れて姿を見せません。
動画:


画像:

 シャッターチャンスを潰すガンテンイシヨウジ・・・。懐畔さん、頂いた彼が飼育1年超えましたよ~     





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海水NO.77『ムカデメリベ』 踊るウミウシ

2011年08月31日 11時20分48秒 | 海水貝類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はムカデメリベ。日本海側の海水浴場付近で採取したこの生物、メリベウミウシの仲間でしょうね~。何時もの事ですが、そこから先の名前が分かりません(笑)。ムカデメリベ辺りでは無いでしょうか?
<データ>
名前:
ムカデメリベ
分布:
 日本海には生息していました
全長:
 全長10mm程の採取歴あり(軟らかいので正確には不明)
生息:
 水深2mくらいの岩の下にいました
特徴:
 漢字でどう書くのでしょうか?いわゆウミウシの仲間です。形状は軟体ラッパでして、口はまさにラッパ状に広がっています。ラッパにしては、ピストン部は大きめでして、2列に並び相互に生えています。体色は透明感のある茶褐色辺りでして、個体差は大きい様です。水中に放った時は、妙な踊り?泳ぎ方を披露してくれますが、本来は磯等の底で暮らしているようです。
参考・引用文献
私見:
 この踊りはキモカワ系でしょうか?嫁は純粋に気持ち悪いと言っていました。
飼育:
 飼育経験無し。甲殻類を食べるのらしいので、他のウミウシより餌は楽?
動画:

画像:
     

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海水NO.74『シロウミウシ』 ナメクジ差別

2011年08月05日 09時41分43秒 | 海水貝類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はシロウミウシ。日本海側の海水浴場のやや深場で採取しました。なんかエエ所のナメクジ見たいなこの生物、どうやらシロウミの様ですね。青いからアオウミウシ、白いからシロウミウシ、分かり易い~
<データ>
名前:
シロウミウシ
分布:
 日本海には生息していました
全長:
 20~30mm程の個体採取歴あり
生息:
 水深1mくらいの岩場にいました
特徴:
 漢字で「白海牛」と書く広い意味での巻貝の仲間です。形状は平たく潰したナメクジでして、頭にある2本の触角とお尻のフリフリ(外鰓)、は全てオレンジです。体色は名前の通り白色系のクリー色でして、そこに黒い水玉模様が入ります。また周縁がオレンジ色に縁取りされていますね。
類似種との違い
シロウミウシ:白い、触角・縁取りがオレンジ
アオウミウシ:青い、触角が赤で縁取りが黄色、
と言ったところでしょうか?
参考・引用文献
私見:
 ナメクジは嫌いだが、ウミウシや水生貝類は好きですね~、特にこのシロウミウシなんかは、見た目が上品だ~
飼育:
餌である海綿類の種類特定とその確保が重要な課題ですね。
動画:

画像:

 ガラス面に産卵を始めました。卵塊は伸ばすと10㎝以上ありますね。                

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