やっぱり、気楽にいこう!

つれづれなるままに

盗られた!!

2005-04-30 08:33:51 | Weblog
憤まんやるかたない。

孔子は衣食足れば礼節を知るといった。しかしながら現代の日本人は衣食足りて品性いよいよ卑しと思わざるをえない。
山のトウダイの芽(コシアブラ)がごっそりともっていかれた。
せっかく縁あって、これから若木として成長していくはずのコシアブラ、泥棒していってそれほどのカネになるわけではない。春先の山菜を食す楽しみを奪われて腹が立つのではけしてない。杉檜ばかり馬鹿みたいに植林された今の山林にとって何よりも必要なのは、コシアブラなどの雑木である。若芽をつみとられれば樹木の成長はそこで止まる。廃墟いこいの村愛知のたらの芽なんかこの時期、すでにつんつるてんになっている。こうゆう光景は浅ましく悲しい。

 盗んでいく輩は何故か?食欲か?金欲か?食も金も世に満ちあふれているではないか?スーパーでもコンビニでも、自国の食品のみならず、海外の食品が半分、それらはほとんど消費されずに、捨てられる。それに盗人はけっこうな4WDの車で山菜を盗りにくる。何度もいうがコシアブラをいくら盗んでいってもそれほどのカネになるわけではない。
 節度をもって山菜を採ってほしいなどという事はいっても無駄である。とっていく輩は盗っていく。とっていくやつはイノシシが田畑を荒らすのと一緒だ、畜生と同レベルだ。どうしようもない。去年は村の人の通報で一組泥棒を見つけ、怒鳴り返してやったが。連中のために毎日山をパトロールして歩くのもあほらしい。やってられない。仕事のある日もあるし、無理だ。山のためにはほんとはそうしなければいけないが。

 この時期、道ばたに車を止めて、ポリ袋を持ってワラビをとっているのだか、何をとっているのだか知らないが、そうゆう人をよく見かける。なんだかとても卑しく見えてきてしまう。ワラビなんかいくらとってもかまわないものだが・・・スーパーにいけばいくらでもおいしいものが手に入るのに。ことさら山菜などとらなくても人間は生きていけるのに。

 僕はもう山菜を採らない。節度なく山のコシアブラを盗んでいく人間と一緒にはなりたくない。


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