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やっぱり、気楽にいこう!

つれづれなるままに

震災と日本の農業について

2011-04-02 13:29:05 | 東日本大震災
グリーンポルポルさん、ホームくんさんから日本の農業についてコメントをいただきました。返事が長くなりましたので日記にコメントさせていただきます。

私は地域のある地主さんが病気になって、とても田んぼは出来なくなったということで、近所のお百姓さんの指導を受けながら、稲作を3年くらいやりました。3年で辞めてしまったのは、あまりにも労力に対してコストがかかりすぎることに馬鹿馬鹿しくなってしまったからです。

つまり米など作るより、買ったほうが圧倒的に安い、のです。

機械などは借りてやったのにもかかわらず、です。米は一年で10俵くらいとれましたが、一俵2万円ではとてもとても利益は出ないです。苗代、燃料代、肥料代、農薬代、籾スリ、乾燥代をあわせると、米の販売代金などほとんど消えてしまうし、これに労賃(そんなのもちろんタダですが)を加えれば、膨大な赤字です。トラクター一台買えば、おそらく一生分に消費するお米が買えてしまうと思います。日本の農業は、つまるところ苗や農薬等を農家に販売して利益を得る農協や、トラクターやコンバインを生産する農機具メーカーが儲かるようにできているのです。

昔は農協の職員といえば、農家の関係者がほとんどで両者の利益はほぼ一致していたのでよかったのですが、最近は農家とは関係のない都会出身の職員の方も多いので、農家からの農協の事業収入がそうしたかたがたの賃金などに流れていってしまっているので、そうした方面の経費も、農業従事者が負ってしまっていることは大きな問題だと思います。

この馬鹿馬鹿しい仕事を、先祖からの田畑を荒らしてはならない、ということで継続、維持してきたのは現在平均70歳以上になると思われるお年寄りたちです。

これらのお年寄りがいなくなれば、今のままでは、おそらく日本の稲作は「壊滅」します。

高い農機具を買って、農協に必要資材の代金を支払って、平日は会社勤めをして、休日には農作業をして、毎年休みなく働いて、そうしたお年寄りたちは、先祖伝来の田畑を耕作してきたのです。農家の若い夫婦であれば、お父さんは休みの日にはどこにも連れて行ってくれない、といって家庭不和の原因となりかねないのです。

そうしたお百姓たちのほとんどが、自分の農地を他人へ渡譲することを渋る傾向にあることが知られています。農地の大規模経営化と農業の株式会社化はこんごの日本の農業について必要とは思いますが、それを阻害しているのが農家のそうした感情であったことも事実ですが、いっぽうで汗と涙で維持してきたお百姓たちの農地への執着も私は理解できるのです。

しかし農民たちの涙と汗の結晶である田んぼを他人に渡すことに躊躇してきたかれらも、もはや今後農作業を続けていくことは限界となるでしょう。

うちの隣のおじいさんなど、毎年のように「もうやれん、もうやめだ」と愚痴をこぼします。それでも昨年は半分くらいの田んぼを休耕にされましたが、半分くらいは稲を植えられました。ことしは、どうされるかわかりません。

わたしはそのおじいさんからお米を買っていますが、稲作の経験があるだけに、これだけのお米を作るのにそのおじいさんが老骨に鞭打って、どれほど苦労をしてお米をつくっているのかわかります。
奥さんには先立たれ、若い衆は町に出てしまってひとりぐらしのこのおじいさんにお米をもらいにいく時、農協の2斗(1俵の半分、約30キロ)の米袋を「もう持てないから、蔵から出してくれ」といわれるときにはほんとうに痛ましい気持ちになります。

では、日本人の主食である、米づくりの労働基盤が何故これほど脆弱なものとなってしまったのでしょうか。農協の責任もあるでしょうが、それは戦後のGHQによる占領政策と大きな関係があると思います。

いうまでもなく「農地解放」のことです。

GHQには、マッカーサーの目を盗んで、少なからず共産主義者が混じり込んでいました。これはアメリカ本国政府でもそうでした。「農地解放」とは大地主の土地を、小作農に分け与えることでしたが、これは世界中の共産政権がおこなったことです。
農業というのは、大規模な農場がないと収益が上げられるものではありません。「農地解放」のために日本中の農地は分散し、結果として稲作は、それ自体で生活できる産業として成り立たなくなってしまいました。
「農地解放」は共産主義者の、日本農業破壊工作であったと行っても過言ではありません。そしてそれは現在のの国家的危機にあってじわじわと現実化しているように思います。

>農業ってそんなに簡単にできませんよ。

農業を始める環境を整えるのには、おっしゃるように農地の確保、農業機械、農機具の準備など初期費用がけっこうかさみますが、そうした環境さえ出来てしまえば、稲作のような農作業は、大変ではあるけれども、難しい仕事ではないと思います。なにしろ「百姓」といわれるように誰でもできる仕事です。

いま大震災復興という大義名分があるのだから、家も、財産も、仕事も失ってしまった被災者たちにそれ相応の補償をして土地取得、住居の確保、農機具の貸与、営農指導などの公共投資をすることは不可能ではないと思います。
さらに都会に出た農家の後継者、不在地主など耕作放棄された農地の所有者たちは、震災復興支援のために喜んで所有する土地を手放すでしょう。
被災者たちはもちろん農業だけでは生活できませんから、生活保障期間中に日銭の稼げる職探しをすればいいのです。

神々は私たちに努力すれば、確実に食料を得られるこの稲作という仕事を教えてくださったのです。
被災者の皆さんには誠に申し訳ありませんが、天はいまこそ日本人は一致団結してあらゆる産業を復興させよ、と良い機会を与えてくださっているように思います。その復興させるべき産業とは、農業にほかなりません。

農作業は大変な労働ではありますが、けっして重労働ではありません。むしろ自然のなかでの実りある労働は、震災でダメージを受けた人々の心を癒すことができることでしょう。
私はお百姓さんで精神病になったり、アル中になったりする人を一人も知りません。日の出とともに起き、大地を耕し、自然とともに生きるということは日本人にとって、もっとも相応しい生き方であるからでしょう。

どちらの上官のために死ねるか

2011-03-22 09:35:09 | 東日本大震災
あの日の朝、菅首相に外国人からの献金があったことがあきらかになり、これはもう菅政権の終焉は遠くないなという雰囲気になった。
昼過ぎになって、都議会において石原慎太郎都知事が正式に都知事選への再出馬を表明した直後、私の住む愛知県の三河地方もぐらぐらと揺れた。

石原さんがあの日再出馬を決意したのはよくよくのことであると思う。

このところつぎつぎと瓦解している、中東の独裁国の指導者たちのように、なにがなんでも権力にしがみつきたいというのであれば別だが、石原さんのように、齢八十になんなんとして、都知事としての重い責任と、都政の激務を荷なわなければならないのは、石原さんにとっても私たち日本国民にとってもたいへん不幸なことであると思う。
石原さんにしてみれば、どれほどこの仕事から引退して、評論家、小説家として文筆業や文学活動に専念したり、好きなヨットを海に浮かべてみたりと、悠々自適の老後生活を望んでおられることであろう。

しかしながら石原氏不出馬の場合の都知事選、都政、そして国政の渾沌たる有様をかんがみるにつけ、これはもうどうしても老骨にむち打ってでも国家の為に奉仕せねばならないという結論にいたったのであろうことは本人もそのようにおっしゃっておられたように、まったくの事実であると思う。

まず元神奈川県知事の松沢氏や東国原氏が選出されればまだましであるが、これが当選に至るかどうかはまことに心もとない、というのが石原氏や自民党幹部の心境であったろう。
またワタミの渡邊氏の出馬はどうしても金持ちの道楽のように思えてならないし、事実そうだろう。共産党はいうまでもなく論外である。

最大の懸念材料は「蓮舫」の存在であったと思う。つまり石原さん不出馬であれば、蓮舫が出馬を表明しかねない。

この女性の人気が、私には信じられないことであるが、各種世論調査を見るに、意外なほどに「ある」のである。
事業仕分けの見物人の常連である内田裕也氏が蓮舫不参加のある日のこのイベントで、
「今日は蓮舫ちゃんがいないからつまらない」
みたいなことをいっていたが、私には悪趣味としか思えないが、老若男女問わずこのような女性を嗜好する人々がけっこう存在しているのであると思われる。つまりバカな東京都民が、民主党政権を誕生させてしまったように、ただたんに面白がって蓮舫を当選させてしまいかねない。

石原さんにしてみれば、万が一このような女に都政を牛耳られてしまったら、とんでもないことに思われたのであろう。
蓮舫について一言でいえば、「白を黒と言い続けて、それについてどのような批判をうけようが、攻撃を受けようが痛痒を感じない」人物であると私は思う。
これはまさしく中国人のありかたであり、彼女はほかならぬ台湾出身の中国人であり、北京大学に留学の経験があり、祖母は中国国民党のスパイであったという疑惑のオマケもある。
全共闘崩れや極左勢力による民主党政権はこの先2、3年は続くであろうし、そのうえ都政まで蓮舫のような無知蒙昧で鼻っ柱だけは強く、しかも特亜勢力の影響を強く受けた人物に蹂躙されてしまっては、日本は今後取り返しのつかない事態になってしまうであろう。

このような状況の中出馬せざるを得ない、石原さんを私は誠に気の毒におもう。国士でなければできないことである。

国士といえば、福島県の原発の放射能汚染の可能性が極めて高い、被災現場の最前線で奮闘している、自衛隊員や消防隊員、その他のみなさんもまがうことなき国士である。
報道によれば、これら前線の勇士たちにあろうことか、政府の上層部から「言う通りやらないと処分する」という旨の通達があったのだという。言語を絶する暴言であると思う。
石原都知事は即刻これを首相に抗議したところ、菅首相は「大変申し訳ない」と陳謝したのだという。謝ったのだから、この通達は事実であり、産經新聞の報道によればこの「処分する」発言をしたのは海江田万里経産相なのだという。現場の隊員たちが愕然とするのは極めて当然である。

いっぽうで石原都知事は現場から帰還したハイパーレスキュー隊員たちにたいして、
「皆さんの家族や奥さんにすまないと思う。もう言葉にできません。本当に有り難うございました。」
「まさに命がけの国運を左右する戦い。生命を賭して頑張っていただいたおかげで大惨事になる可能性が軽減された」
「この荒んだ日本で人間の連帯は有り難い。日本人はまだまだ捨てたもんじゃないということを示してくれた。これをふまえてこの国を建て直さなければいかん」
と深々と礼をし、号泣しながら語りかけたのであるという。
http://www.sanspo.com/shakai/news/110322/sha1103220507015-n2.htm

これを選挙前のパフォーマンスという輩は人間のクズだと思う。
もののふは、このどちらの上官のために死地に赴くか。一目瞭然である。

モノを運ぶより、人を運べ

2011-03-17 20:49:57 | 東日本大震災
最悪の天災によって、財産や家族を失い、劣悪な環境のなかで飢えや寒さに耐えておられる被災者のかたがたにはかける言葉もない。

しかし政府はこのような人々をなぜ全国の非被災地に移動させないのか?

大阪の橋本知事などが主張しているように、被災地以外の全国の地方自治体はその受け入れの準備を始めている。救援物資を被災地に輸送するより、そのほうがより効率的であるし、少なくとも被災者の皆さんには暖かい居場所と食事が保証されるであろう。

身内に行方不明者があったりして、それが不可能なかたもいらっしゃるとおもうが、移動できる人、家族から逐次、罹災者の非被災地への移動を政府は推進すべきである。

それにしてもである。このような緊急時に、政府批判などしている場合ではないであろう。

しかし、いわずにはいられない。

今回の震災で菅が木偶の坊であることが、国民総てに曝されつつあるが、それにしてもこの緊急時に民主党の人事は何だ。憤懣やるかたなしとはこのことだ。

節電啓発相 
蓮舫=北京大留学経験ありの台湾系日本人、祖母は中国国民党の工作員との噂あり。

災害ボランティア活動担当内閣総理大臣補佐官
辻元清美=天皇制の廃止、女性首相の実現、日米安保条約の廃棄の3つを主張

内閣府官房長官直属震災ボランティア連携室室長
湯浅誠=貧困ビジネスゴロ(社会運動標榜ゴロ)

内閣府特命担当大臣(防災担当)松本龍=いわずと知れた日本最強の圧力団体、解放同盟のドン。2008年度の国会議員の所得公開で国会議員でトップの8億4366万円の所得。

そして、仙谷由人。毛沢東と文化大革命を礼賛し、日米同盟を否定するこの男が官房副長官としてどさくさの中、ゾンビのようによみがえった。

まっ赤っかじゃないか。 被災者の皆さんにとっては、本当に気の毒に思う。

枝野さんはスポークスマンとしてよくやっているとおもう。しかしそのうち疲労がたまり、代わってこの男が仕切り出すだろう。

これに加えて千石の主張しそうなことが、被災地への中共軍の受け入れ。血も涙もない共産党の軍隊であり、全員が工作員であると言っても過言ではない、中共軍に、被害のあった松島基地にでも居座られてしまったら、最悪のシナリオとなる。