やっぱり、気楽にいこう!

つれづれなるままに

チャンネル桜のタシさん会見

2008-05-22 11:18:40 | 北京五輪
チャンネル桜の、インタビューの内容について、意図的な編集をしない報道姿勢に敬意を表します。
タシさんが、思わず聖火リレーに向かって飛び出してしまった理由は、中国人に次のような暴言を吐かれたからだということでした。

「ダライ・ラマは気違い」「ダライ・ラマは平和を乱す悪人」

それを聞いて冷静でいられなくなった。世界中の人々が法王を平和的な方だと知っているのに、侮辱的な言葉を発したことに我慢ならなかった、ということだ。

全く絶句である。長野で某カルト団体の教祖と法王がならんだ写真を掲げてにやにやしていた中国人の下劣さを思い出してしまう。

【ニコニコ動画】5月16日タシィ・ツウリンさん釈放記者会見

タシさん救出のため、カンパ募集

2008-05-03 09:44:06 | 北京五輪
先日タシさん救出のため、カンパの依頼をさせていただきましたところ、私の不徳の致すところ、私の書き込みが詐欺ではないかとの誤解を受け、いったんカンパ募集を取り下げさせていただきました。
ところが、先日「チベット問題を考える会」の小林秀英様より以下のようなメールをいただきました。
____________

チベット問題を考える会の小林です。

26日、長野の聖火リレーで、福原愛ちゃんの前に飛び出して逮捕された、
台湾国籍チベット人のタシ・ツェリンさん救出のために、寄付を募っています。
威力業務妨害の罪名で、30万が科される見込みです。またその他に、
弁護士費用がおそらく100万以上はかかると思われます。
寄付取りまとめ口座。

口座名: チベット問題を考える会
口座番号: みずほ銀行立川支店 店番号546 
       普通口座 ○○○○○○○

お志をお寄せ頂ければ幸いです。

なお、口座番号につきましてはTSNJブログの方に掲載してありますので以下のUrlにとんでください。
http://tsnj2001.blogspot.com/2008/05/blog-post_02.html


____________

小林秀英様は、チベット問題を考える会の代表として、メディアがチベット問題にほとんど注目していなかった1987年のラサ蜂起のときから一貫してペマ・ギャルポさんらとともにチベット問題に取りくんでこられたかたです。

私と名古屋デモ代表のH君と彼の奥さんは26日深夜、愛知県豊田市を出発し、当日早朝、善光寺へ向かいました。
善光寺近くでは、タシさんや、日本に不慣れな彼を案内された日本人のKさんとも偶然であい、言葉も交わしていたのです。
その後、私どもは善光寺にて、今回の弾圧で命を落とされたチベット人や漢人の追悼供養の法要に参加するため、タシさんたちとはここで分かれ、かれらとは別行動をとりました。
ですので当日タシさんと直接会話したのは、推測ですが、私どもと、http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080426/oth0804261339026-n1.htmの記事を書いた産經新聞の記者のみではなかったかと思います。

その後、昼過ぎに長野駅前で配布された信濃毎日新聞の号外により、タシさんが聖火リレーの前に飛び出して逮捕されたことを知り、私は非常に驚きました。皆様ご存知のようにタシさんはいまも長野県警に拘留されています。

当日タシさんとご縁があった因縁で私は是非とも彼を救出したい存念でこれを書いております。

当面必要となってくるのは、小林さんによると弁護士費用だということであります。
当初の予定ではタシさんの弁護士費用について、さまざまな算段をしたのですが、ことごとく難しくなったとのことで、ついには彼の弁護士費用はカンパに頼らざるを得なくなりました。

いうまでもなく弁護士というのは、きちんとした報酬が約束されることによってはじめて仕事をしていただけます。

タシさんを救出するためには、いま優秀な弁護士のかたに味方になっていただく必要があると思います。現在タシさんの私撰弁護士には候補者が何人かあるようですが、ネックとなるのは弁護士費用となってくると思います。それプラス交通費、通訳費などが必要となってくるそうです。ちなみに通訳としては現在ペマ・ギャルポさんに就任していただく方向で動いているとのことですが、なにぶんいま非常にお忙しいかたなので、実際には代理のかたに動いていただくことになるかもしれません。

タシさんを支援するために、皆様、なにとぞご協力いただけませんでしょうか?

追伸

この書き込みの内容は諸仏諸菩薩、天地神明に誓って絶対に虚偽のものではありませんが、もしも少しでも詐欺ではないかとの疑いをもたれるかたはけっして募金されないでください。
また、この書き込みについて検証していただくことは、皆様に是非ともお願いしたいことですが、一方的に詐欺と決めつける前に、私のほうまでメッセージをいただければ連絡先を教えますので、直接お話ししたうえで、真偽を判断していただければ、幸いに思います。

長野で出会ったすばらしい人々

2008-05-02 09:12:31 | 北京五輪
善光寺境内は、法要開始時間がずれ込んだこともあり、チベット支持者やチベット人の団体、その他の団体や、一般観光客などでごったがえし、mixiをみてきてくださったかたが16人ほどいるはずなのだが、皆目見当がつかない。
仕方がないので、僧侶のかただけでも、ご挨拶しようと思って、法衣姿のかたには片っ端から声をかけた。当日ご挨拶できなかった皆さんには、この場を借りておわびいたします。

ところで、こうした活動をしていても、一文にもなるわけではなく、むしろ交通費など結構経費がかかってしまうが、人との出会いこそ、最も大きな収穫で、宝となることであろう。
今回の長野でも、現在も長野県警に拘留中のタシさんだけでなく、すばらしい出会いが多々あった。

関西からいらっしゃって、広島の龍蔵院にある、文殊師利大乗仏教会(MMBA)の運営に関わっておられる、興瑞、さん。チベット語が堪能で洒脱な方だった。街頭で中国人と日本人が言い合いをしているのを一緒にみていて、「アホがうつるからやめといたほうがいい」とおっしゃっていたのが印象的だった。
龍蔵院にはチベット人のお坊さんが生活しておられて、とくにダライ・ラマ法王から日本の善知識と呼ばれている、ケンスル・リンポチェにはいつかぜひお会いして、教えを受けてみたいと考えていたので、興瑞、さんと出会えたことは非常なラッキーであった。

かれのお友達で、カイラスにいった経験があるというかたからは、チベットの辺境においても仏像が破壊されたり、現地のチベット人たちが旅行者の漢人から差別を受けていることなど、貴重な体験を聞いた。ちなみにカイラスとはチベット人やインド人から多大な尊崇を受けているカン・リンポチェとよばれるヒマラヤの高山のことで、このかたのお話だとラサからでも3ヶ月くらいかけないと到達できない巡礼の道であるそうだ。
余談だが、中国のエリートたちのほとんどは差別をする人々だ。それは中国3千年の歴史が証明しており、周辺の諸民族を見下すのは今に始まったことではない。

また長野在住で、早々と法要への参加を表明してくださった、UZ@Free Tibetさん。私と同じ曹洞宗の寺院さんで、誠実そのものといった人柄で、法要には大衣に木襴のお袈裟の正装で参加された。チベット問題を解説するパンフレットを多数用意してきて、法要に参加した皆さんに配ってくださった。

さらに前日の法要を終わらせてから、車だと眠たくなるので、とりあえずいけるところまでバイクで行く、となんと香川から寒気の戻る日本列島を駆けつけてくださった、たあ@Free Tibetさん。このかたの行動には本当に感動した。法要にはだいぶ遅れてしまい、あまりお話しする時間もなかったが、お会いできただけでもよかった。

名古屋デモにも一緒に参加した、私とおなじ豊田市民である浄土宗のしーんじょさんも群衆の中にみつけた。かれといっしょに長野駅前で、チベット人支持者と、中国人たちがそれぞれの国旗を振りかざし、わいわいやっているのを眺めていると、アメリカ人と思われる女性から、流暢な日本語で声をかけられた。
私が「プレスのかたですか?」と質問すると、「TIMEって、ご存知ですか?」といわれたので、「なにー!あの世界のTIMEー!!」と驚いて、名刺をわたすと、彼女からも名刺をもらうと、TIME誌のココ・マスターズという日本特派員のかたであることがわかった。
ことチベット問題に関しては日本のメディアのほとんどは信用できないが、欧米のメディアは頼もしいので、私は滔々と語り、とくに善光寺で日本の仏教徒が声を上げたことを海外に伝えてくださいと強調した。ところでこの特派員の方は妙齢の非常な美人であった。

長野ではほんとうにすばらしい人たちとの出会いがあった。

「長野事件」 青山繁晴氏の分析

2008-05-01 09:06:34 | 北京五輪
昨日の関西テレビ「アンカー」に出演された青山繁晴さんの、長野聖火リレーについての分析です。青山さんは、これを「長野事件」とよんでおられます。
消されないうちに、見てください。
http://jp.youtube.com/watch?v=mTX8cSedF40
http://jp.youtube.com/watch?v=UMQV7fcKLwY
http://jp.youtube.com/watch?v=UMQV7fcKLwY

こちらもあわせてお聞きください
勝谷誠彦氏による長野事件の真相(コラムの花道)
http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/files/st20080430.mp3

長野善光寺、聖火リレー 1

2008-04-29 17:34:12 | 北京五輪
4月25日、金曜日の深夜、約3時間の仮眠をとってから、長野に向けて出発。自宅近くで名古屋デモの代表、Hくんと彼の嫁さんとともに飯田インターから中央高速にのり、ひたすら善光寺を目指した。
早朝4時頃、長野到着。すでに市内には大型バス等で動員されたとおもわれる、中国の赤い国旗を持った集団があちこちでたむろしつつ、気勢を上げており、いやがうえにも私たちの闘志闘魂が刺激されてしまう。
彼らの横を車でとおり抜け、「チベット問題を考える会」代表の小林秀英師の宿泊先である、善光寺裏手にある曹洞宗単立寺院で、修行道場の活禅寺にて、大徳寺 I 様等と合流する。
ここにはFilm Fork ProductionsのKさんというかたがいらして、彼の友人である台湾在住のチベット人のかたもいっしょに宿泊していた。
このかたがなんと翌日の新聞各社一面のトップをかざり、チベット支持者たちにとってはいまや英雄のごとき存在となったタシ・ツェリンさんその人であることをその日の午後、信濃毎日新聞の号外で知ることとなった。名刺も彼にいただいた。今となっては非常に光栄なことに思う。

ところで大徳寺 I さんによると今もタシさんは長野県警に拘留されたままであり、当初4日の予定であった拘留期間が、10日以上に延長されるのであるという。
理由は、胡錦涛来日中は保釈できない、と聞いた!? ふざけるなー。なんという日本政府の弱腰。この国の政財界は中国の方ばかり向いているではないか!!

さて「いざ、出陣!!」の言葉とともに善光寺に向けて出発、途中で名古屋デモの仲間である、Tくんとばったり出会う。約束したわけではないのに、タシさんのこともそうであるが、どうしてこう偶然が重なるのかと一同苦笑する。

善光寺境内に入ると警備員が多数配置され、さすがにものものしい。
網代傘と、チベット国旗をくくりつけた錫杖を手にした、大徳寺 I さんが最初に旗をしまうよう注意されるが、警備員のその言葉をものともしないかれは、僧兵の弁慶のごとくまことに頼もしい。私も錫杖くらい持ってくるべきであったかなと思った。
善光寺のチベット人、漢人死者の追悼法要は7時開始の予定であったが、結局聖火リレースタートの8時15分にあわせて行われることになった。これも結局、法要時間の開始時間を、聖火リレーのスタート時間と同じにすることによって、チベット人たちがスタート地点に殺到しないよう、警備上の策略であったと今になって感じている。

ともあれ30人あまりの僧侶と、40人くらいのチベット人、100人を超える一般の参列者が、全校持参のボイコットという英断をたたえ、同時に追悼供養を行ったことは、有意義なことであったと思う。


日本のメディアが伝えない賞賛の声!

2008-04-23 20:21:18 | 北京五輪
「善光寺が発した静かな怒りは、世界の全仏教徒のみならず宗派を超えた宗教指導者が身を切るほどの警告となった」from CNN(us)

「ZENKOJIは一滴の血も流さず、一個の石も用いずに最大級のデモンストレーションを成し遂げた」from NBC(us)

「日本の対中外交の勝利をもたらしたのは、政治家ではなく若き僧侶だった」from F2 (france)

「2000年の時を越えて、遠い東の国にBuddismの精神が変わらず受け継がれていることをZenkojiはこれ以上にない方法で示した。我々は、我々と同じ価値観を
共有する日本国民と日本の仏教界に強い尊敬と親しみの念を覚える。」from IDN(india)

「物静かで政治的な主張をしないことで知られる日本が動いた。拡声器もプラカードも用いないその静かな抗議の声はしかし、どんな喧騒よりも深く強く世界の人々の心に届くに違いない。」from BBC(uk)

「聖火リレーのボイコットを表明したその日も、Zenkojiは静かだった。その日、Zenkojiの境内で取材を続ける私は、全身にしみこむ鐘楼の深く低い音に思わず
立ち尽くした。憎しみや悲しみを洗い流すこの聖なる音色が1300年にわたり受け継がれていることは世界の奇跡である。」from AE-press(australia)

(青山氏のブログのみきさんというかたのコメントからhttp://blog.goo.ne.jp/shiaoyama_july

善光寺に感謝のお参りをする僧侶の集い(訂正)

2008-04-22 09:18:50 | 北京五輪
集合時間に変更があったので訂正いたします

善光寺に感謝のお参りをする僧侶の集い

長野の善光寺が、大英断を下し北京オリンピック聖火リレーの出発地を辞退しました。地元には賛否両論があると報じられています。和やかな平和の祭典を心待ちにしていた方々にとっては、残念な結果であろうと思います。

しかし今年3月7日以降、チベットで起こった人権抑圧に抗議する僧侶や民衆の平和的なデモが、武力弾圧され多くの犠牲者を出しています。現在も外国メディアはチベットの領域から締め出されており、まったくチベット地域の状況は分かりません。チベットの領域で、人権侵害に抗議の声を上げることは命がけで、ラサのチョカン寺でもまたアムドのラブラン寺でも、外国のメディアの到着を待って、涙ながらに訴える僧侶らの姿が報道されました。

チベット人の人権侵害がいかに酷いものかを、シンボリックに三つの視点から説明します。
第一、チベット自治区やその周辺に位置する他のチベット自治州や自治県においても、チベット語が公用語でないこと。チベット語が公用語でなくて、チベット人の自治が成立するのでしょうか。自治は、空手形で実質的な自治が存在していないことの証明です。
第二、チベット人女性と漢人男性との結婚は奨励されているが、チベット人男性と漢人女性の結婚は禁止されている。もし日本国政府が、日本人男性と中国人女性の結婚は認めるが、中国人男性が日本人女性を娶ることを認めないとしたら、中国政府も中国国民も黙ってはいないでしょう。
第三、チベットの首都であるラサ市内に現在13,000軒の商店やホテルが存在しているが、チベット人が経営しているのは、わずか300軒に過ぎない。これは何よりも、漢人とチベット人の経済格差、経済差別を物語っています。以上のことから、チベット人が置かれている状況がいかに厳しいものであるのかがお分かりになるだろうと思います。

仏教国チベットが世界に貢献できるのは、その優れた仏教実践の姿においてであることは、ダライ・ラマ法王の世界行脚の姿を拝見すれば一目瞭然です。この世界人類の財産とも言うべき仏教国チベットが、今その優れた仏教実践と共に姿を消そうとしています。世界中の仏教徒が抗議の声を上げ、チベットを守ろうではありませんか。

また日本仏教界から、チベット仏教弾圧に声を上げた長野善光寺に感謝のお参りをし、同時にチベットへの声援を送りたいと思います。



集合日時:平成20年4月26日、午前6時半。

集合場所:長野市善光寺本堂前。

7時より今回の抗議運動で亡くなったチベット人の追善法要が、

善光寺本堂で行われます。それに参加を致します。

            

呼び掛け人:
雪蔵山十善院住職 チベット問題を考える会代表  
         小林秀英

天台宗別格本山書写山円教寺執事長        
         大樹玄承

曹洞宗円通院住職 名古屋デモ実行委員      
         高辻哲洋

報恩寺住職    四方僧伽代表         
         井本勝幸

賛同者
(株)独立総合研究所代表取締役兼主席研究員   
         青山繁晴

チベット文化研究所所長 横浜桐蔭大学教授    
         ペマ・ギャルポ

聖火を奪い取ったのは中共の工作員だった!?

2008-04-15 09:07:07 | 北京五輪
この話題にはいるまえに、ちょっとひと言。

皆さん、日本テレビの「バンキシャ」という番組を知っていますか?
この番組の制作にかかわっている人間と最近接触したのだが、ようするに最低の人間だった。
世の中には報道番組のようにみせかけて、視聴率をとるために巧妙にヤラセを演出するバラエティ番組があるので気をつけましょう。

今朝の新聞では中国国内では、中国政府筋によると「空前の団結」が結束されているらしい。

笑止!!である。

ところで、パリの聖火リレーで、チベット人らしき男性から、聖火を奪われそうになり、それを守った車いすの聖火ランナーの女性が、中国で英雄的存在になっているらしいが・・・

さて、まずこのサイトをご覧下さい。
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/04/html/d32396.html
http://www.youtube.com/watch?v=76Zui6Z641g

先日、チベット僧の法衣をもっている中国公安の写真http://buddhism.kalachakranet.org/chinese-orchestrating-riots-tibet.htmを、ある親切なかたから映画撮影のものであることを指摘され、赤恥をかいたばかりであるが、しかし今回のこれははたしてどうであろう。

要するにパリでの抗議活動で、聖火ランナーからトーチを奪おうとしたのは中国の自作、自演であったというわけだ。

これがもしほんとうならば、極めて由々しき事態である。世界中の人々はこのことを知るべきだし、マスメディアは総力を挙げてこれを検討し、真偽を見極め、もしもこれが事実であると判明すれば、このことを大々的に報道すべきである。

ウィグルは怖いぞー

2008-04-12 08:47:05 | 北京五輪
ダライ・ラマ法王が爽やかに去っていかれた。

成田のホテルに取材に行った記者たちの多くは法王の魅力のとりことなったことであろう。
あるテレビ番組の女性リポーターなどは、「法王が私の手を握ってくださって、Thank you!といって下さいました。小さくて温かい手でしたー」と目をウルウルさせながらリポートしていた。
同じ番組でペマ・ギャルポさんが「法王は聴衆が何千人いても、参加者は法王が自分に向かって語りかけてくれているように感じる」とおっしゃっていたが、これはまさしく事実である。ほんとうにそのように感じるのである。
釈尊在世時の聴衆もこのように感じたのであろうか。だとすればかつて広島で法王の教えを間近に聞いたことのあるわたしはほんとうに幸せものである。

チベットでも、その他の地域でもこのダライ・ラマ法王が存在する限り、デモが暴力的に発展することは絶対にない。せいぜい、消化器で聖火を消そうとしたり、奪い取ろうとするくらいが関の山である。

ところが昨日のニュースによると、中国公安は、新彊ウィグル自治区の分離独立をめざす「東トルキスタン・イスラム運動」の指令を受けて、北京オリンピックを狙ったテロ組織のメンバーを拘束し、爆破装置や火薬などを押収したと発表した。
情報筋によると、これらのメンバーはアルカイーダにおいて軍事訓練をうけたものだという。

ウィグルは怖いよー。

ちなみに皆さん知っていますか?アルカイーダ関連の自爆テロリストは、神のために命を捨てればなにもかもしたい放題の天国が待っていると洗脳され、喜んで死んでいくことを。(確かにコーランにはそのようなことも書いてあるらしいけど)現実が絶望的なら、そんな天国に行けるとしたら、そりゃ死ぬ気にももなるわなー。

ノーテンキに日本国民は、「めざせ北京!」とかいってのんきに北京オリンピック見物などに行くべきではない。何時テロに巻き込まれるかわからないぞ。しかも北京は大気汚染で空気もまずければ、農薬にまみれた農産物でつくった中華料理、何を食わされるかわからない。

政府はもしも、参加選手や、日本国民に何かあったら、対応できる覚悟はあるのか。


オリンピックを開催した独裁国家は10年以内に滅亡する !?

2008-03-25 14:09:08 | 北京五輪
23日の「たかじんのそこまで言って委員会」をみていたら、政治評論家の三宅久之先生が、「ホントかウソか知らないが、独裁専制国家がオリンピックをやると、10年以内に滅亡するらしい」と半分冗談で発言されていたので、調べてみた。

まず1900年以降に夏季、冬季あわせてオリンピックを開催した独裁専制国家は、

1936年のナチスドイツ、1940年の大日本帝国(これは中止)、1980年のソビエト連邦、1984年のユーゴスラビアである。

さすがに平和の祭典であるオリンピックが、専制国家で開催されることは極端に少ないことがわかる。
ちなみに独裁専制国家とは「政府に対する不満を表現するだけで生命の危険に関わる国家」のことである。

このようにみてみると、ナチスドイツと大日本帝国(中止となってしまったが、開催をこころみた点で含めた)は1945年に第二次世界大戦の終結とともに亡くなってしまった。
ソ連についても、東ヨーロッパの社会主義国の消滅、ゴルバチョフ政権下のペレストロイカ、グラスノスチを経て1991年にソ連は崩壊し、ロシア共和国が成立した。
ユーゴスラビアには私にとってあまりなじみのない国だが、同年のソ連の崩壊にともない、スロベニア、クロアチア、マケドニア、ボスニアヘルツエゴビナなどがつぎつぎと独立を宣言し、国家は分裂、同地域では今日にいたるまで紛争が絶えない。

このようにみてみると極端に少ない例証ではあるが、三宅先生の説が正しいことがわかった。

で、北京である。

中国では「国家に対する不満を表現する」どころかダライ・ラマの写真を持っているだけで、命の危険があるので十分に専制国家である。

国民の自由と権利を束縛し、外国の情報を遮断することによって命脈を保つ専制国家にとって、平和の祭典オリンピックとは相性が悪いのかもしれない。共産主義国家の最後の牙城ともいえる中国は、北京五輪ののち、はたして生き残ることができるであろうか?