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やっぱり、気楽にいこう!

つれづれなるままに

お伊勢さんと口蹄疫

2010-06-09 09:17:46 | 口蹄疫
神代のむかし、天照大神は、弟のスサノオノミコトの乱暴狼藉に心底お怒りになって、天岩戸に引きこもってしまわれた。そのため神々の世界と人間の世界は真っ暗となってしまい、様々な災いが現出した。

赤松元農水相は、今年の1月4日、1965年以来慣例となっている首相、農水大臣、食糧庁長官による伊勢神宮参拝に不参加。3月11日の衆議院農林水産委員会で稲田朋美議員の質疑に対し「1月4日は愛する妻と子供と3人でグアム島にまったくのプライベートで行っていた。」「(伊勢神宮参拝は)職務として行けという話は聞いたことが無く、前例を調べるつもりもなかった。」「ただ単に純粋に、(公式な)日程のなかった1月2日から1月4日を使って行ったということで、そんなに悪いことをしたという意識は無い。」と述べた。(ウィキペディアより)

一説に天岩戸が存在したとされるのが、日向の国は天岩戸神社、口蹄疫が深刻化したのも同じく宮崎県。これは偶然の一致であろうか?

一国の農業漁業林業を司る役所の最高責任者が、恒例となっていたこれもまた日本の国民の命と食を守る最高神である天照大神と豊受大御神のまします伊勢詣でを、個人的なバカンスを理由にサボるなどということは、「不敬」であると誹られても仕方がないであろう。マルクス主義に傾倒している赤松元大臣にしてみれば、きっと神々にたいする畏れなどというものはたいしたものではないのに違いない。

先日、首相が菅直人氏に変わって、一夜にして民主党の支持率が跳ね上がったことは、驚くべきことであるが、内閣改造にともなって、口蹄疫問題の最大最高責任者である赤松元農相が何の責任も取らず、こっそりと閣僚を去っていったことのずるさ、姑息さを指摘するメディアはこれもまた驚くほど少ない。
管内閣の組閣に当たって、口蹄疫問題で緊急な対応が求められる農水相の椅子が、最後まで空いたままであったということも、民主党の危機管理意識のなさが露呈したといっても過言ではない。結局地元の五島列島で牧場を経営する山田正彦氏が大臣に昇格したが、「中国から牛を輸入したい」などと公言するなどある種の胡散臭さが感じられて仕方がない。

西村真悟さんが、
「しかし、私はこの頃、日本人でありながら日本のことを「この国」ということに違和感を感じ、「この国」という言葉が鼻についてきた。何故だろうか。
   そのようなとき、本日の産経朝刊のコラム欄に、外務省出身の「外交評論家」という肩書きの人が、「再び明治の開放性を」と題する文章を書いており、その末 尾を次のように結んでいる。
「・・・もう一度開放系の社会に戻り、異なった国の人々の才能と文化を受け入れなければ、この国は前へ進まない。」
  この結びの「この国は前に進まない」のところに来て、「鼻につく」どころか、自国のことを他人事のように表現するこの風潮に「こんちくしょう」という気持 ちになった。」
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=499

とおっしゃっているのを読んで、私はまったく同感し、これからは「この国」といわず「わが国」という言葉を使おうと思った。
にも関わらず、内実は、普天間の問題も、口蹄疫の問題も、疲弊し続ける財政問題も、この国を貶める法案の問題も、政治とカネの問題も、何ら解決せず、本質は全く変わっていないにもかかわらず、政権の頭がすげ変わっただけで、支持に転じてしまう「この国」の国民っていったいなんなんだろうかと思う。正直、私は胸を張って「わが国」ということを躊躇してしまう気持ちある。

私は管氏という人物について全く期待しておらず、鳩山氏と似たようなものであると思うが、鳩山氏にくらべて意固地、強情である部分さらに悪いかもしれない。民主党としてはいずれ明らかとなるに違いない管首相のボロが出ないうちに参院選を済ませてしまいたいのであろうが、野党は決してそうは問屋がおろさせないよう頑張ってもらいたい。政局を読むことにかけては天才的な小沢氏にしても、いまのところ表にでないほうが得策と考えているに違いないが、参院選が終われば当然のごとくふたたび鎌首をもたげてくるであろう。

それにしても今年は天候が不順である。春先の冷えと長雨のせいで、例年ならばいまたわわに実を結んでいる梅園の梅の実も、今年は極端に成りが悪い。他所でもそうと聞く。このまま冷たい夏に突入すれば稲作には深刻な影響がでるであろう。まさか赤松元大臣のお伊勢さんにたいする不敬が影響しているとは考えたくないが、天岩戸の神話と、大臣のサボタージュと今年の気象状況について、神々からの符号は一致するように思えてならない。

謝るだけでなく、腹を切れ

2010-05-26 11:42:25 | 口蹄疫
中国や韓国にはすぐ謝るであろうこの人がやっと謝ったという。

いまさら誰に謝っているのか?申し訳程度に県庁に一回行っただけで、まだまともに被災現場の視察もしていないではないか。感染が判明した4月20日の時点で、自衛隊を一個師団、二個師団投入して封じ込みを行なえば、被害は間違いなくここまで広がらなかった。しかし自衛隊嫌いの赤松はそれをしなかった。のみならず、ゴールデンウイークの遊びに出かけてしまった。大臣となって初の外遊で、V.I.Pとしてちやほやされるのがよほど楽しみだったのだろう。ゴルフをしていたという噂もある。東国原知事はじめ、関係者たちが必死になってやっているにもかかわらずである。
http://specialnotes.blog77.fc2.com/blog-entry-3472.html


先日、四日市の市議会議員某が自身のブログに、「第一号の感染牛を見逃して一ケ月近くも放置した県は万死に値する」「あんな判(わか)りやすい病気を『ただの発熱』と処理した。バカじゃないかと」「県から要請を受けても放置していた国は同等のバカだ」「知事と農水大臣は腹を切って死ぬべきである」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100523k0000m040112000c.html

と書き込んで、講義や批判メールが殺到して、某市議は謝罪の上、ブログの記述を削除した、というニュースがあったが、読者はおそらく、東国原知事や宮崎県の対応を非難したこの議員にたいして怒り心頭に達したのである。すくなくとも4月20日以降の県の対応は妥当なものであった。こうしたニュースの伝えかたは、フェアなものとはいえないだろう。

しかし赤松農相に関しては「腹を切るべし」というのが妥当だろう。どこかの議員がこのように書いても、賞賛や同意のメールが来ることはあっても、非難されることはないであろう。
口蹄疫が広がりはじめたとき、国の対応の遅さに、ネットは大騒ぎになり、産經新聞でさえ「ネット炎上」などとからかうような記事をかいたが、事態の深刻度はネット住民の危惧が現実のものとなったことが明らかになった。ネットの世論のほうが、マスメディアの世論よりもよほど正常で常識的であるといえるのではないか。

話にならんバカ

2010-05-21 09:36:34 | 口蹄疫
いわゆる「派遣村問題」のときには、集まるホームレスや、失業者たちに対して「自己責任」論がでてきたのに、今回の宮崎の口蹄疫による被災農民たちに、自己責任論がでてこないのはおかしい、などという救いようのない妄説をほざく大バカ者がいた。

かれは特定のイデオロギーにかぶれておる以外は、善良な人間であるとおもうが、このようなバカげた、被災者を愚弄する言動を吐く者とはもうダメだ!!血圧が上がるだけなのでもう日記は金輪際見ないことにする。

「阪神大震災の被災者は自己責任である」といっているのと同じであることが彼はわかっているのだろうか!!それとも酒に酔っていたのであろうか?
ある意味かれも戦後の、共産主義、社会主義勢力による日本人分断政策による被害者といえるかもしれない。だけではなくこのことに関しては日本人全体が被害を被っているのはまちがいがないのだが。それにしても人間には言っていいことといけないことを分別する心というものがあるはずである。共産主義が、人類史上最強最悪のカルトたるゆえんである。

派遣村には本当に会社をクビになって困っていた人もいただろうが、あのときここに集まった大半は特定のイデオロギーにかぶれた扇動者たちと職業的ホームレスたちがほとんどではなかったか?気の毒な人々ではあるが、人として生まれたからには、大人になってご飯を食べたり、家族を養ったりするために、学業や生業につくための技術習得の為に準備をしたり、社会の中で生きていく為に必要な精神力を獲得する努力というものをすべきではなかったのか。
そうした努力はたとえば日本国憲法では日本人としての「義務」といっているのではないか。
こうした義務、努力を怠ったという意味で、派遣村にあつまる人々には「自己責任」ということがいわれたのである。またかりに失業した人があったとしても、この国はいまのところ、その気になって職種を選ばなければ、なんらかの仕事を見つけることくらいはできる経済状況ではない、などとは私にはとうてい思えないのである。

それにくらべて今回の宮崎の被災者の皆さんは、毎日毎日、朝から晩まで、汗水垂らして、丹誠込めて、牛や豚を育てて来た皆さんである。そうした宮崎の被災農家のみなさんにとっては家畜たちは家族同然であるという。泣く泣く家畜を処分する農家の皆さんの心情、有様が、メディアやネットを通じて伝わってくること枚挙にいとまがない。まことに痛切の限りである。
いま私の膝の上で、猫が一匹気持ち良さそうに眠っているが、この猫が伝染病に感染したからといって、いったい私は殺処分できるであろうか。
猫一匹でさえ痛ましいのに、宮崎ではそれどころではなく30万頭以上の家畜が殺される。いったいどうしてこの非常事態、被災状況、惨状に「自己責任論がでてこないのがおかしい」などという暴言を吐くことが出来るのか。こうした連中はイデオロギーにかぶれておるあまり、通常の人の心が理解できないのであろうか。

イデオロギーにかぶれているといえばもと社会党の赤松農相もそうである。この人が記者会見するときはいまだに背広にネクタイで、作業服、防災服を着るつもりなどさらさらないようである。つまりは現地の人々と一緒になって、涙や汗をながしながら、泥と消毒液にまみれる気などないのだよと、被災者たちはきっとそうおもうであろう。口蹄疫問題のおける最高責任者がこの有様である。この人にはいったい人の心があるのだろうか。

がんばれ!東国原知事、宮崎県の関係者、そして自衛隊の皆さん!!

2010-05-19 16:31:46 | 口蹄疫
むかし私のブログで東国原さんが、知事に就任されたときに揶揄したことを心からお詫びいたします。
全く人ごとのような記者の追求にお怒りになるのももっともだ。

【口蹄疫】東国原知事 会見でマスコミに激怒(2010/05/18)



口蹄疫、未だ伏せられている自衛隊活動報道 チャンネル桜 H22.5.17

危機意識のなさは想像力の欠如

2010-05-18 09:14:53 | 口蹄疫
ようやく昨日あたりから、テレビの報道番組でも宮崎の口蹄疫の問題についてやりだした。鳩山首相は、政府の対策本部をやっとこさ立ち上げた。

首相は同日夜、対策費を予備費から拠出することについて「額はこれからだが、迅速性を求められているとき(の活用)は正しい判断ではないか」などとのたまった。

何が迅速性だ、一ヶ月遅いんだ!!

口蹄疫が発生したのがあきらかになったのは連休の前で、赤松大臣はじめ責任ある関係者は、ほったらかしで遊びにいってしまった。

あるマイミクの日記で、この問題がネットで大騒ぎになっていることについて、たいした問題ではない、ネット右翼が馬鹿騒ぎしているだけだ、嘘っぱち情報だ、みたいな意見があって心底腹が立った。見ず知らずの人ならば放置しておくが、そうでもなかったのでおもわずコメントを書き込んでしまった。

少なくとも、ネットで大騒ぎしていた人々は、宮崎の畜産業、しいては日本全体の食の問題を心から心配していた、わが国を愛する人々であった。政府が何もしないので、速く動いてウィルスの拡散を食い止めてほしいと心から願ったが、できることはネットで声をあげることくらいしかなかった。

それを産經新聞でさえ「口蹄疫問題でネット炎上」などと否定的な記事を書いた。
http://headlines.yahoo.co.jp/smartphone/hl?a=20100512-00000633-san-soci

産經新聞が書いたように、誤った情報もネットでは少なからず流されたと思うが、非常時にはそうした誤情報やデマも流れて当然なのである。しかし玉石混淆のネットでの情報の真贋を見抜くのは自己責任である。

憲法九条で戦争がおこらない、わが国が侵略されない、軍隊というのは外国を侵略するもの、戦争、人殺しをする悪い集団、沖縄に米軍基地はいらない、旧日本軍は中国や朝鮮を侵略し、現地の無辜の民を虐殺、強姦することに枚挙なかった、などというデタラメなことを主張する連中と、口蹄疫が蔓延するのを冷ややかにみていた、政府関係者やメディアをも含めた人々には共通するところがあるとおもう。

それは「想像力の欠如」である。想像力が欠如しているので、ネットを通じて宮崎の惨状が伝わって来ているのに、それが実感を持って感じられない。危機意識が持てない。
明治維新を達成したのも、日露戦争に勝利したのも日本人のこの危機意識にほかならない。危機意識の根底にあるのが、想像力である。現在では民主党や左派勢力を支持する日本人に顕著なことだが、この危機意識と想像力がふにゃふにゃになってしまっているようにおもう。そうでなければ意図的に共産主義国家になりたいのか、中国の属国になりたいのだ。

そこんところにもってきてこの読売のふざけた一面記事。

「普段の下痢」…宮崎県が口蹄疫発生見逃し
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100518-OYT1T00016.htm
口蹄疫は、早期に家畜の移動制限などを講じる必要があり、口蹄疫に詳しい後藤義孝・宮崎大教授(家畜微生物学)は「県が3月の時点で徹底した消毒などの対策を取っていれば、ここまで感染は広がっていなかった可能性がある」と指摘している。
だと・・・

いいたいことは御用学者にいわせるという、典型的なメディアの印象操作だ。すくなくとも宮崎県は4月20日いらい必死になってやってきたではないか!!こんな記事をみたら地元の農民や県の職員はぶちきれるだろう。暴動になったっておかしくない。読売がやりたいのは政府擁護か?政府やメディアの責任を宮崎県に転換するな!!

宮崎県では応援の志を求めています。心ある人はぜひ応じてください。クレジットカードでもOKのようです。
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/furusato/