10/29(土) 「恵那山」 今年一番の大快晴。
島崎藤村の 「夜明け前」 を読んだ人は、 美濃の十曲峠を登って木曽路にかかる入口の馬籠を忘れないだろう。
その馬籠から南に当って、 大きく恵那山がそびえる。 幼少年時代の藤村があけくれ眺めた山である。
当然、「夜明け前」 の中にこの山がしばしば出てくる。
深田久弥 「日本百名山」 より抜粋引用。
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週末の天気予報はどこもかしこも晴れマーク。 久しぶりの山行決定である。
場所は以前より考慮していた少し遠くてなかなか行けそうにない山、 恵那山。
なのでこの快晴の機会にいよいよ登ることにしたのだ。 栃木から遠いため気合いを入れてGO!!
(木曽駒や空木岳はまだ手前のためそんなに遠くは感じない&セット山なので来年以降にとっておく)
いつものように会社退社後高速道路で移動。
途中休憩した中央自動車道の姨捨(おばすて)PAから見た更埴市街の夜景は素晴らしかった。
飯田山本ICで下りR256沿いの最終コンビニでビールを買い、 その後ホントど真っ暗な細い林道を
広河原駐車場まで上がった。 広河原登山口 = 最短距離で登れるコース。
(この林道、最後の集落(家)を越えてからの登り始めがチョー怖かった。 「この道で合ってんの?」 みたいな)
5時起床、 準備、 6時出発。
広河原駐車場。 ここから先は自動車、バイク通行止め。 (でも脇からバイクOKかも!?)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/00/468660484a45375b955358c06391edd4.jpg)
(各種サイトによく出てくる柵)
ここからこの林道を約2キロ歩いて登山口へ至る。 ウォーミングアップにちょうどいい。
南信(なんしん)の深い森に入っているのを実感する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/71/fa6bccd558fed8181e47d2b9f41ddc16.jpg)
(長野県を言い現わす時、 北信、 中信、 南信と分かれた言い方をする)
おお!! 快晴の証!!!
登山口到着。 この後は左下の河原まで下り川を渡り対山の斜面を登っていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/ea/6565b6d03182877c3c2d1d97775a9d0f.jpg)
(林道の先は神坂峠登山口に続いているハズ)
立派な木橋を渡り “山” に入ります。
この木橋が俗世間との分かれ橋になるような気がした。 なので改めて気を引き締め山に臨む!
まずは急斜面を登って行く。
急登の斜面を登り切れば目の前がパーッと広がる。
雲ひとつない天気。 今日はどこの山も快晴だろう。 ホント登山日和です。
南アルプスもご覧のとおり。
これはいかんなあ、、 南アの全貌を見てしまったよ。 これは是非にでも大縦走せねば・・。 (爆)
空木岳、 木曽駒ケ岳、 そして南アルプス群。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/31/d44fe7619835122efac245d7bd6f8a92.jpg)
そして、、 御嶽山と乗鞍岳?、 も。
山、 いいねえ。。
「晩秋の山、 静かな山行」
柔らかな日差しを浴びながら落ち葉を踏みしめじっくり登る。 額の汗すら心地いい。
そして最後の急登をこなせば、、
頂上着。
木々に囲まれ展望は・・ ない。
頂上広場全貌。
展望台に登っても、 展望は・・ ない。
しばしおにぎり休憩。 天高く、 山登る秋♪
下山します。
続々と登って行く登山者たち。
やはりここからの眺めがサイコーだった。
なんかいい感じ。。
登山口が見える所まで下りてきました。
俗世間に戻ります。 (笑)
登山口着。
そして2キロの林道歩き。 クールダウンにちょうどいい。 だは。 (笑)
無事下山完了!!
冷たい沢水で頭を洗い体を拭き軽くストレッチ。 最後に山に一礼をして帰途に就きました。
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「往復750km」
真夜中の高速道路、 越されるトラック群のテールランプ、 初めての場所(村落)、 最終コンビニ、
真っ暗な林道、 快晴の山登り、 名古屋の文字、 山ちゃんからの激励メール、 帰りの高速道路、
FM長野、 軽井沢ICから入ってきた横暴なポルシェ軍団、 そして、、 がんばっぺジムニー。。
「駆け抜けるよろこび」 休息無しの長距離一気走り。 (これが好き)
快晴の空の下、 ホント久しぶりなファントゥードライブ & 山行でした。
以上です!!
「THE 恵那山」