「快走爛漫Ⅱ」

アウトドア大好き人間です。 (since2005.10) 

苗場山

2009年09月06日 16時37分48秒 | 山歩き
「それはゆるく傾いた長い稜線を持った山である。
いわゆる山らしい山のたくさん重なっているあいだに、
苗場だけはまるで鯨の背のようにその雄大な図体を横たえている」

           深田 久弥  「日本百名山」  より引用抜粋。


9/5(土)
早朝6時前、母親を佐野駅まで送った。
佐野市民歩け歩けの会に入っていて、本日は横浜開港150周年記念に行ったのである。
結構あちこち歩き廻っている。  健康でなによりだ。  一安心である。。



母親を送った後はいつものようにみかも山でトレーニング。
午後は自宅で休養&今夜の山行の準備。 何時に出ようかな。

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19:45 自宅発。 下道でR17より苗場山登山口へ移動。
苗場スキー場を過ぎ、みつまたかぐらスキー場を経て林道山道へ。
22時過ぎの真っ暗な山道はクルマ1台の幅しかない。
両脇は鬱蒼とした森、バックミラーを見るのがちょい怖い。
山登りをしなきゃ深夜こんな道絶対に走らないだろうて。。。

「この道でいいんだろうか、 この先登山口なかったらどうしよう・・」

そんな林道を約10キロ走ると急に開けた場所に出た。
登山口に到着である。 脇には駐車場がありホッとする。
コンビニで買ったビールを飲み昼間の疲れもあってか23時には爆睡。

3:50 自然起床。 寒い。 月明かりの空。 星も見える。
昨日のNHKの天気予報では、 「日曜日はカラッとして全国的に
いい天気、山沿いも雲一つなく清々しい陽気となるでしょう」 と。

月空だが・・


んっ? でも外の空気は湿っぽい。 これでカラッと晴れるのかな。。

5:00 おにぎり&パンの軽い朝食、十分なストレッチ後出発。



昔のスキー狂時代、ここのスキー場も来たことがあります。
そのスキー場の中の急坂をゆっくり登って行く。 (足慣らし)


5:20 和田小屋着。




ホントに天気予報どおりになるのかな、相変わらず空気は湿ってるゾ。

登山道は上越地方特有のヤブ笹道とゴロ石の登りで辺り一面空気動かず蒸した状態。
額と背中は汗でグショグショ、汗がひっきりなしに流れ落ちる。




6:16 下の芝着。 ゴロ石の狭くて泥だらけの道を息を切らせながら。


6:45 中の芝着。 この辺りから視界が広がってきた。 でも空気はどんより。


下方にカッサダム湖が見えるはずだが下界はガスガスで全然見えない。

7:00 上の芝着。 


7:10 小松原分岐。 帰り間違えないようにしないととんでもない方に降りてしまう。
(分岐の所は回りの景色を頭に入れておくよう心掛けている)


7:25 登り始めて2時間25分。  やっと苗場山の雄姿が見られた。


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「大たい昔から名山と称せられているものは、平野からよく見える山である。
ところが苗場山は奥山で、街道筋からは見えない。そんな隠れた山に、どうして
古くから社が祀られたり参拝者が登ったりするほど、崇められたのであろうか」

            深田 久弥  「日本百名山」  より引用抜粋。

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その後神楽ケ峰より鞍部のお花畑まで下る。 帰りの登り返しが辛らそうだ。

7:30 雷清水着。   湧水はすごく美味しかった、頭から被ったぜィ。


迫って来たな苗場山。   待ってろよ、今すぐ行くからな。

「あの中央の狭いヤセ尾根を登るのか・・ えらい急登だなあ。。」


ここからが正念場だった。。

鞍部のお花畑を過ぎてからの超急登。 息も絶え絶え、ハアハアゼイゼイ。。

今後、みかも山トレ時のリュックの中の水を7リットル増やそう。
そして幾分走りながらのトレーニングに切り替えよう。  できるのか??

8:15 苗場山頂上部着。  頂上部は平で広い湿原で無数の池塘が点在していた。
(最後の急登を終えたあとの平らな頂上部と湿原。 平ケ岳と同じ)


8:25 苗場山頂着。   (登り 3時間25分)


辺り一面の湿原と池塘。 空は雲が湧き上がってきて暗雲の呈。



自分の知識不足でここから見渡せる山々の山名固定ができない。
と言うか、ここからだと初めて見る山容なのでよく分らない。

南に見えるのはきっと奥志賀辺りの山なんだろうなあ。。  焼額山か?

8:35 見晴らしのいい場所でおにぎり&水分補給。


山の景色はいつ見ても絶景。   下界じゃ味わえない景色です。


天気予報外れかな?  
湿気があって蒸し暑い、
今にも雷が鳴り出しそうな雲。    早々に下ろう。

8:50 下山開始。 

これから下るお花畑を見下ろす。 中央最下部が鞍部で正面の神楽ケ峰へ登り返す。


下りはいつものように休息無しで一気に下る。 

11:00 スキー場着。  和田小屋前の清水で水分補給。


11:20 無事下山。  (下り 2時間30分)




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行き) 19:45自宅発 ~ 22:45苗場山登山口着。 (3時間)
登り) 3時間25分  (標準コースタイム 4時間30分)
下り) 2時間30分  (標準コースタイム 3時間10分)
帰り) 11:45苗場山登山口発 ~ 15:05自宅着。 (3時間20分)


今回も楽しい山行でした。  無事帰着できたことが一番嬉しいです。。

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