「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

原っぱの春 ♪~ (チガヤ・タンポポ・ハルジオン)

2009-04-21 | 葛西スケッチブック

戲奴(わけ)がため我が手もすまに春の野に抜ける茅花ぞ食して肥えませ
                            万葉集8 1460  紀女郎

 
いつの間にかチガヤ(イネ科)が殖えた公園の芝地です。
ツバナ(茅花)は、チガヤの花穂のこと。若い花穂には甘みがあり、食べた  風にそよぐチガヤの穂
   のですね。万葉の歌にも詠まれています。

 花穂はこげ茶色っぽく、やがて葯がおちると、
   白いふさふさの穂になります。

      

  画像は、「野辺のにぎわい」 さんより。          

刈られても刈られても、土手にはたんぽぽ。地面に張り付くように、冬も咲い
ていました。今まさに、一斉に未来への発信寸前といったところです。
きっちりと確実なシゴトしてますねえ、たんぽぽ。なんだかうらやましくもありま
すが・・・。

   
土手を席巻しているこの外来種のセイヨウタンポポ、食用のために仕入れたも
のが、野に逃げ出したのだそうです。受粉しなくてもタネを結ぶので、都会地な
どでは、驚異的に殖えているのです。

食用ということは~~、タンポポサラダって、これで出来るはずね! 試したこ
と無いけれど。
わかりました。サラダに向いているのは、シロバナタンポポが一番なんですって。
ほとんど出合えませんけれど。
 
  
そして、ハルジオン。ここのは、特別にピンク色が強いです。
さて、いつも紛らわしく思うのが、ハルジオンとヒメジョオンの区別。名前もです
が、花もなんだか似ているし・・・。
ハルジオンは、春の花。つぼみが下を向き、根元にはロゼット葉があります。
茎は中空です。
ヒメジョオンの花期は夏~秋。茎には穴はなく、詰まっていますし、つぼみは上
を向きます。
以前、ハルジオンを飾ろうと摘んでいたら、「あら、貧乏草なんかなぜ採るの」と。
失礼な名前ですね。かわいい花なのに。 

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ナニワイバラが~♪

2009-04-20 | 葛西スケッチブック
   さくら公園のアーチに咲き出したナニワイバラです。剪定がつよかったのか、
 時季が早いのか、まだチラホラです。清楚で甘やか。とろりとしなやかな純白の
 ドレスはまだ全身をあらわにしません。

  
  野性味のあるトゲトゲいっぱいのつぼみ。小葉は3枚。
  大きな一重咲きの原種の薔薇です。

  
  薔薇の横顔。

   
   以前の、ナニワイバラの記事です。
      
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「カキナ」のベビーリーフ <ズボラ日記>

2009-04-19 | 日常の小さな喜び&こころ便り
 我が駄目さ加減も頂点にと言ったこの頃ですが~ 
 3年ぐらい前に  気持ちが動いて買ったカキナのタネを,ダメもとで蒔いてみました。
 無事芽が出て、ぐんぐん我がプランターで生育中です。
 

 混んでいるところを間引きし、それを、サラダのトッピングに載せてみました。
 良く売っているベビーリーフとおんなじだわ。ほんのり辛くて爽やか。
 なかなかいけます。おすすめです。
 「ロケット」のゴマ味が好みなので、今度はそれを蒔いてみましょう。
 えっ、3年もおかずに、すぐに ですって? もちろんですとも、はい。
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芽生える「インカのめざめ」

2009-04-18 | いとしき草花たち

今頃になりましたが、「インカのめざめ」が芽を出しました。
ジャガイモの話です。

大分前に園芸店で種芋と切り口に着ける灰まで用意しながら、植え付けられませんでした。プランターもないし、10キログラム入りの米の袋でしようかな。
でも、10キロもお米買わなければ袋は得られない・・・・、どうしたら・・・、結局、縦長の段ボール箱に大きなビニール袋二枚を重ねて入れ、その中に土を入れ即席プランターに。
やっとこさ数日前、植え付けたというわけです。種芋たった一個(!)を3個に切って。
嗚呼、このごろ、何につけ、怠慢きわまりない事だらけ。。。。トホホ。
そして、打って変わって、輝かしい[めざめ]がこちら。  

       
                                          

 おいしいんですよ、「インカのめざめ」。中身は黄色がかったイモで、ほっくり滑らかでお菓子のよう。ひとりで気に入って、その時期にはインカばかり食べています。
うまく収穫出来ると良いな。

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呉 美代さんの詩集

2009-04-17 | 日常の小さな喜び&こころ便り

  エッセイ集『花幻想』(未来社刊)の、呉 美代(くれ みよ)さんの感性に惹かれ、詩集(日本現代詩文庫)を買った。

   一輪ぼったりと落ちた
  そのときつばきは
  自分の行為の重さにはっと気づいた

  ふと投げた私のひと言が
  あなたの沈黙の池の風景を
  こわしてしまった時のように
                    (「つばき」)

呉さんの詩は初めて読んだ。詩は、エッセイよりもさらに鋭角的な感性の発露。四方への表面張力のみなぎったものであった。
つばき  ガラスの壺  玉ねぎ  などが好きだ。

  人はみな心の中に
  ガラスの壺をもっている
  そして それがいつ割れたかも
  どこへ破片が飛び散ったかも
  気づかないのだ  
                     (「ガラスの壺」 一部抜粋)

自らの中で、知らない間に割れてしまったガラスの壺。その破片の行方に不安を募らせ、傷つく心。そんなときは誰にでもあるのだが。
私の中のその破片は、何重にもコーティングされ、ある時ポーンと何処かへはじかれて飛んでいった。どうでも良くなったのだ。
                      

コメント (2)
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