先日ワンダーJAPAN TVのロケで軍艦島に行って来ました。
崩壊の進む軍艦島を、リポートしようと思います。
![軍艦島](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/26/08950c2f3b2e93d1bba0eb452fd2bb2c.jpg?random=340a11f9ce956cbc8858af769e70014a)
小中学校の基礎。
ご存知の方も多いと思いますが、端島小中学校の基礎は、
海水の浸食によって剥き出しの状態になっています。
更に近づいてみると、柱の真ん中に亀裂が入って、
空洞状態になっている柱も見られます。
このまま放置しとくと、本当に学校の校舎が崩れてしまうかもしれませんね。
![軍艦島](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/bd/4295e3bf6ffa8868249dd2c7e19ba8fa.jpg?random=431ca74745001d86990110fe7db50810)
31号棟の堤防側の通路が、完全に陥没しています。
31号棟はかつて郵便局の床が抜け落ち、
地下の共同浴場が壊滅してしまいましたが、
今度は、建物の外と堤防の間の道路が陥没です。
しかし、そのあとには明治時代の堤防跡が、
しっかりと残っているのがわかります。
恐るべし、明治の土木技術!
よく見ると、中央に丸い穴、
更にその下に長方形の穴が空いているのが見えますが、
下の四角い穴は明治時代の水はけ用の穴かもしれませんね。
![軍艦島](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/9e/db9cbab7eadcfc6bd7c5880673ff710a.jpg?random=588a0e17513e86d67f7226f25b7b10a9)
61号棟地下の共同浴場の天井にある、
デッキグラスを使った採光施設ですが、
周囲を固めていたコンクリが崩れて、
穴が大きく空いてしまっています。
特徴的な光景だったので、とても残念です。
![軍艦島](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/1d/ab5f437db6c910c1158da3877bcd8df7.jpg?random=ac982d1cfa69aa6b479498d7b51a1e0a)
端島病院の手術準備室にあった給湯施設も、
画像のように崩落してしまいました。
手術室の無影灯も、
照明灯が散乱して、もはや無影灯だったかどうかも、
わからない様相になってきています。
![軍艦島](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/96/c76893114d340f198b58d90fceb345c4.jpg?random=d3849defe9d10da64811d5f0af1f43a0)
かつて扉の閉まっていた新65号棟地下のLPG倉庫。
今回訪れると、扉が開いていたので中を拝見。
ダルマと呼ばれたプロパンガスは既に1個もありませんでした。
大きなダクトは、換気を良くする為の施設でしょうか。
画像は65号棟中庭の小さな窓からのぞいたLPG倉庫跡です。
![軍艦島](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/ff/6d09596ec7ecd82fcbfb9ac642716c72.jpg?random=1430d4a6ce5719c4d4dbaa70da92e0ab)
いろいろと崩壊が進む軍艦島ですが、朗報もあります。
悠久の時を越えて、端島神社の扁額が復活しました。
「島神社」の部分は、
今は亡き軍艦島の民間研究の第一人者、
小島隆行氏と以前に訪れた際に、小島氏が発見したのですが、
今回時間があったので、残りの「端」を探したところ、
神殿の近くに裏返しになっているのを発見。
さっそく下の部分と組み合わせてみると見事合体しました。
![軍艦島](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/6b/2e84347478e47d656218767e66299b6a.jpg?random=1e15b3de76de5d91d62d774fd4d326b7)
最後は中ノ島です。
画像は旧竪坑跡の穴ですが、
今回、穴内の水が少なかったのと光の角度が良かったので、
穴の奥がはっきりと見えました。
確かに明治時代の竪坑らしく、
人工的に掘削された矩形の穴が見えます。
これまでは手彫り感の残る上部しか見えなかったので、
竪坑跡かどうか疑問が残るところでしたが、
これではっきりと竪坑跡とわかりますね。
以上、2012年、軍艦島近況リポートでした。
崩壊の進む軍艦島を、リポートしようと思います。
![軍艦島](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/26/08950c2f3b2e93d1bba0eb452fd2bb2c.jpg?random=340a11f9ce956cbc8858af769e70014a)
小中学校の基礎。
ご存知の方も多いと思いますが、端島小中学校の基礎は、
海水の浸食によって剥き出しの状態になっています。
更に近づいてみると、柱の真ん中に亀裂が入って、
空洞状態になっている柱も見られます。
このまま放置しとくと、本当に学校の校舎が崩れてしまうかもしれませんね。
![軍艦島](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/bd/4295e3bf6ffa8868249dd2c7e19ba8fa.jpg?random=431ca74745001d86990110fe7db50810)
31号棟の堤防側の通路が、完全に陥没しています。
31号棟はかつて郵便局の床が抜け落ち、
地下の共同浴場が壊滅してしまいましたが、
今度は、建物の外と堤防の間の道路が陥没です。
しかし、そのあとには明治時代の堤防跡が、
しっかりと残っているのがわかります。
恐るべし、明治の土木技術!
よく見ると、中央に丸い穴、
更にその下に長方形の穴が空いているのが見えますが、
下の四角い穴は明治時代の水はけ用の穴かもしれませんね。
![軍艦島](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/9e/db9cbab7eadcfc6bd7c5880673ff710a.jpg?random=588a0e17513e86d67f7226f25b7b10a9)
61号棟地下の共同浴場の天井にある、
デッキグラスを使った採光施設ですが、
周囲を固めていたコンクリが崩れて、
穴が大きく空いてしまっています。
特徴的な光景だったので、とても残念です。
![軍艦島](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/1d/ab5f437db6c910c1158da3877bcd8df7.jpg?random=ac982d1cfa69aa6b479498d7b51a1e0a)
端島病院の手術準備室にあった給湯施設も、
画像のように崩落してしまいました。
手術室の無影灯も、
照明灯が散乱して、もはや無影灯だったかどうかも、
わからない様相になってきています。
![軍艦島](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/96/c76893114d340f198b58d90fceb345c4.jpg?random=d3849defe9d10da64811d5f0af1f43a0)
かつて扉の閉まっていた新65号棟地下のLPG倉庫。
今回訪れると、扉が開いていたので中を拝見。
ダルマと呼ばれたプロパンガスは既に1個もありませんでした。
大きなダクトは、換気を良くする為の施設でしょうか。
画像は65号棟中庭の小さな窓からのぞいたLPG倉庫跡です。
![軍艦島](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/ff/6d09596ec7ecd82fcbfb9ac642716c72.jpg?random=1430d4a6ce5719c4d4dbaa70da92e0ab)
いろいろと崩壊が進む軍艦島ですが、朗報もあります。
悠久の時を越えて、端島神社の扁額が復活しました。
「島神社」の部分は、
今は亡き軍艦島の民間研究の第一人者、
小島隆行氏と以前に訪れた際に、小島氏が発見したのですが、
今回時間があったので、残りの「端」を探したところ、
神殿の近くに裏返しになっているのを発見。
さっそく下の部分と組み合わせてみると見事合体しました。
![軍艦島](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/6b/2e84347478e47d656218767e66299b6a.jpg?random=1e15b3de76de5d91d62d774fd4d326b7)
最後は中ノ島です。
画像は旧竪坑跡の穴ですが、
今回、穴内の水が少なかったのと光の角度が良かったので、
穴の奥がはっきりと見えました。
確かに明治時代の竪坑らしく、
人工的に掘削された矩形の穴が見えます。
これまでは手彫り感の残る上部しか見えなかったので、
竪坑跡かどうか疑問が残るところでしたが、
これではっきりと竪坑跡とわかりますね。
以上、2012年、軍艦島近況リポートでした。
また、中ノ島の竪坑に関しては、超問さんも疑問に思われていたご様子。
私も半信半疑ではございましたが、この人工掘削の跡を見て、初めて確信いたしました。
ただし画像をご覧になってお分かりかと思いますが、
左寄りの位置になにやら区切りの様なものが見えますので、
これが何かを調べて行ければと思います。
次回中ノ島へ行く機会がございましたら、
是非、下まで降りてみようと思っております。
また何か別の発見がございましたら、
ご報告させて頂きます。
端島・中ノ島の貴重な近況リポートを掲載頂き、誠にありがとうございます。
端島神社の扁額を復活は、小島氏も天国で喜んでおられると思います。
また、中ノ島ですが、私自身、竪坑跡かどうか疑問を持っておりましたが、解決致しました。
これからも、いろいろと情報を掲載頂けますよう、よろしくお願い致します。