昨日と同じ船工場の廃墟。

目の前は運河になっていて、
何艘かの船が停泊していましたが、
この工場に寄り添う様に停泊していた2隻の船は、
すでに半分水没していました。
運河の水はあまりにも透き通っていて、
遠目には水没しているようにはみえませんでしたが、
近くで見ると、
船室は海水で満たされていました。

休日のせいか、人気はまったくありません。
隣に並ぶ船工場はどれも廃墟ではなかったので、
おそらく平日は人がいるんでしょうが、
人がいない年期の入ったドッグは、
すでに廃墟だと言われても納得してしまいます。
廃墟は、壊れている事よりも、
人がいない、という事が重要なことに気がつきます。
◆ 名もなき廃墟 ◆
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目の前は運河になっていて、
何艘かの船が停泊していましたが、
この工場に寄り添う様に停泊していた2隻の船は、
すでに半分水没していました。
運河の水はあまりにも透き通っていて、
遠目には水没しているようにはみえませんでしたが、
近くで見ると、
船室は海水で満たされていました。

休日のせいか、人気はまったくありません。
隣に並ぶ船工場はどれも廃墟ではなかったので、
おそらく平日は人がいるんでしょうが、
人がいない年期の入ったドッグは、
すでに廃墟だと言われても納得してしまいます。
廃墟は、壊れている事よりも、
人がいない、という事が重要なことに気がつきます。
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誰にも知られることなく、
名前があったとしても意味もなく、
いつのまにかそこにあって、
いつのまにか解体されてしまうような、
そんな廃墟が一番よく知っている廃墟。

この船工場も、名前はあるけど別に重要じゃないし、
今あるかどうかもわからない。
だれも保存しようとも言わない。
そんな
名もなき廃墟が、廃墟としては一番しっくりくる。
◆ 名もなき廃墟 ◆
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