漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

濃い濃い1ヶ月 4年 久門愛菜

2017-07-05 15:32:35 | 日記
こんにちは!暑さも本格的になってきましたが、先日寮のエアコンが解禁し、快適に過ごせるようになりました。暑さに負けず、残り2ヶ月を切ったインカレに向けて全員で盛り上げて練習に励んでいきたいところです。


私は5月29日から6月23日までの1ヶ月間、艇庫を離れて地元の愛媛県にある小学校(母校)で教育実習をさせていただきました。1ヶ月というまとまった時間を家で過ごせたのは大学入学以来であり、入学してから3年間、この1ヶ月間をどれだけ楽しみにしていたことか…というくらい待ち遠しいものでした。

母校は小学校卒業以来であり、校舎が新しく建て替わっていましたが、緑豊かで地域の方々のあたたかさはずっと変わらないなと感じました。毎朝、県の方針で義務化となったヘルメットを着用し、スーツで自転車登校をするという慣れない格好で登校しました。学校に着けば汗だくです。でも学校に着き、子どもたちの笑顔を見ると暑さなんて吹っ飛んでしまいました!やはり、子どもたちからは元気がみなぎっているのだと感じました。
毎日昼休みにはおにごっこをし、4回授業実践をさせていただきました。休み時間は友だちのように接してくれる子どもたちも、私が教壇に立つと「先生!」という感じで見つめてきました。本当に下手で不格好な授業だったにも関わらず、たくさんの子が手を挙げて盛り上げてくれました。授業実践では課題点ばかりで悔しい思いの連続でしたが、子どもたちの意欲や指導してくださった先生方に励まされ、何とかやり切ることができました。

また、この実習を通して自分に足りないこともたくさん見つかりましたが、その中でも1番に改善したいことがあります。それは、「自分の足を運べ」ということです。たくさんのチャンスを掴むために、いろんなことを吸収するためには自分の足を運んで機会を作り出すことが大切です。私は遠慮がちな性格なので、迷惑かな…とかどうすればいいか分からないな…という感情から自分のやりたいことを少し制限してしまっていました。そんな時、研修主任の先生から喝を受けました。それでは採用されても自分が辛いだけだよ、と。恥ずかしながら、悔しさのあまり涙が出ました。笑 指摘された悔しさというより、情けないなという自分への悔しさというか…レース以外で悔しい思いをしたのは久しぶりでした、


その言葉があったからこそ、最終的に教育実習を実りのあるものにできたと思っていますし、これはもっと私がいろんなことに貪欲に取り組めるようになろうと思ったきっかけにもなりました。

チャンスは待っていても巡ってきません。自分で掴みにいくものです!この学びを残りの大学生活に十分に生かしていけるよう、まずは採用試験、そしてインカレ、最後に全日本に向けてスパートをかけていきたいと思います。引退まで4ヶ月!もう一度、覚悟を決めて走り抜けます!!