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ゲームシナリオライターMistaの制作メモ@将棋ミステリー「千里の棋譜」PS4/Switch

将棋ミステリーADV「千里の棋譜」PS4、Switch版をリリース!
ゲーム制作、将棋、投資などの話題

中村真梨花女流三段に千里の棋譜をプレーいただきました!

2016-08-19 | ゲーム制作
先日、将棋の森に中村真梨花女流三段がお越しになり、サプライズで皆さんに指導をいただくという機会があり、私も本職では千里の棋譜という将棋ミステリーを作っているんですよと自己紹介をさせていただきました。すると、早速プレーされて感想をいただきました!
一部、抜粋いたします。
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ストーリーに深みがあり、面白かったです。
将棋を知らない方でも入りやすい作りになっており、詳しい方でも楽しめる作りに
なっているのが、素晴らしいなと思いました。
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いやー、うれしいですね!
先日の渡辺竜王に続き、特に棋士の方々にプレーいただくのは格別な喜びがあります。
更にモチベーションアップして、続きを一気に作りたいと思います。
集計していませんが、PC版も入れると累計10万ダウンロードは行ったくらいですかね。

『千里の棋譜』公式サイト


視覚障害の方からのご感想(HTML5ならば読み上げ可)

2016-06-23 | ゲーム制作
puppyさんより人形の傷跡をプレーした感想とご提言をいただきました。
私も読んで何か感動する思いであり、プレーしていただけてうれしく思います。

人形の傷跡がプレー可能なのは、HTML5を使っているからで、通常ホームページに近い仕組みなので、読み上げが可能な
のではないかと思います。Child-Dreamのスマホアプリは全てHTML5でできていますので、人形の傷跡以外のゲームに関してもおそらく読み上げが可能かと思います。同様に視覚障害を持たれている方に楽しんでいただけるなら、こちらも大変な喜びです。また、HTML5ならば読み上げが可能ということは他の開発の皆さまにも周知できればと思います。


許可をいただき、メールを転載いたします。

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「人形の傷跡、感動しました!」
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初めまして、東京戸に住んでおりますpuppy(パピー)ともうします。
いきなりのメール、大変失礼だとは思いましたが、どうしてもお伝えしたいと思い、メールをさせていただきました。
大変長いメールではありますが、最後まで読んでいただければ幸いです。

先日、スマホアプリ版の「人形の傷跡」をプレイさせていただきました。
すばらしいゲームで、のめりこんでしまい、徹夜しながらクリアまで一揆にプレイしてしまいました。
クオリティの高い膨大なシナリオと、いつなにが起きるかわからないどきどき感と、選択によって殺されてしまう緊張間と。
これが完全無料だとは信じられませんでした。
Child-Dreamのサイトを拝見し、非営利でのゲーム公開をされていることを知り、作者さんの製作ポリシーにも感銘をうけました。

そして、これらの感動以外に、もう一つ、私が個人的に感動したことがあるんです。
このメールをどうしても送りたいと思った理由でもあります。

実は私は視覚に障害があり、光いがい、物や文字を見ることができません。
世間で全盲と言われる視覚障害者です。
時代はどんどん便利になり、今では私たちでも、スクリーンリーダーという読み上げ機能を使うことで、パソコンやスマートフォンを利用することができるようになりました。
いがいと知られていませんが、iPhoneなどは特別なアプリをインストールしなくても、アクセシビリティーのボイスオーバーという機能をオンにするだけで、端末内のさまざまな情報を読み上げてくれます。
Androidでも、グーグルトークバックというスクリーンリーダーが入っているものが多く、日本語ttsをインストールすれば、同じように読みあげを使って操作できるようになります。

これによって、私たちもメールやライン・ウェブブラウジング、音楽や動画視聴など、皆さんと同じアプリを使うことができているんです。

あるとき、私は考えました。
「これだけ音声で読み上げてくれるのであれば、ゲームだってプレイできるんじゃないか?
パズルとかは無理でも、シナリオベースだったり、育成系ゲームならば可能なんじゃないか?」

昔からゲームが好きだった私は、兄弟に画面を読んでもらいながら、一緒にゲーム機やパソコンゲームをプレイしてもらっていました。
しかし、それはあくまで変わりにプレイしてもらっているだけ。
もしくは、プレイしているのを横でみているだけです。

かといって、自力でプレイするには問題がたくさんありました。
画面を読めないことももちろんですが、マウスなどのポインタでの操作は、もっとも不可能なことでした。
「右上をクリック」
といわれても、マウスポインタが見えませんでしたので。

しかし、スマホなら、自分の指で好きなところをタップできます。
文字は音声で呼んでくれます。
「実はスマホこそ、私たちが自由にゲームができる可能性を秘めているんじゃないか?」
そんな思いに突き動かされ、音声読み上げ環境でプレイできるゲームを探し、検証し、ブログの記事にして、人々に知ってもらおうということを始めたんです。
諦めているだけで、ゲームをプレイしたい視覚障害者はたくさんいるはずですからね。

しかし、実際検証を始めてみると、プレイできるもののすくないこと。
ほとんどのゲームが、立ち上げたところから、何も読み上げられず、タイトル画面ですら突破できないというありさまです。
テキストベースのノベルゲームですら、ゲーム内に埋め込まれてしまっているためか、文字を読み上げることはできません。
フルボイスならばなんとかなるのではと思いましたが、ボイスにいたる前に、選択肢やせりふ以外のテキストを読み上げないものばかりで、やはりプレイできません。

がっかりしましたが、その中にも、いくつか読み上げさせてプレイできるものもありました。
数はほんとに少ないですが、できるものがある以上、こつこつと一つずつ試して見つけるしかありません。
見つかったときの感動と喜びは、その分大きいですしね。

さて、もうお分かりだと思いますが、「人形の傷跡」はなんと音声読み上げ環境でもプレイができたんです。
タイトル画面など、一部読み上げないボタンなどもありましたが、ほとんど読み上げさせることができ、一人で最後までプレイすることができました。

正直なところ、面白くないものでも、プレイできるだけで嬉しくなってしまうというのが、私たちの現状です。
でも、本当は面白いものをプレイしたい。
面白くてプレイできることがわかっているなら、有料だってかまわない。
今まで、有料アプリだったらもしかして・・・という淡い希望にすがって、購入してみては無駄になるということも多々あった私。
プレイできないものにお金を払うのは嫌ですが、音声読み上げするかどうかは、試してみるしかありませんでしたから。
そんな思いを胸に、現状の厳しさに諦めながら探していたんです。

それが、プレイできる上に、内容が面白くて膨大なボリューム。
しかも全編無料というではありませんか。
感動せずにはいられません。

この感動を同じような状況の人にも感じてほしいので、早速私のブログで紹介させていただきたいと思います。

そして、ここからはいくつかのお願いです。
①上に述べたように、私たちがプレイできる環境は限られています。
しかし、昔のように、特別なソフトを持っていなければ読み上げるかどうかも検証できない時代ではなく、誰もがもっているスマートフォンがあれば、だれでも検証できると思うんです。
もしも私の話に興味を持っていただけましたら、開発途中など、スマートフォンの音声読み上げがどのように反応するのか、検証だけでもしていただけたら嬉しいです。
少なくともiOSのボイスオーバーであれば、どの端末でもすぐに動かせますし。

②いろいろとアプリを試してみて、テキストを読み上げるものと読み上げないものがはっきり分かれていることがわかりました。
中途半端に読み上げたりはせず、読まないものは一切読み上げません。
しかし、同じノベルゲームでも、「人形の傷跡」のように確実に読むものもあるんです。
私はゲーム製作の知識がまったくありませんので、その違いがなんなのかわかりません。
知識があれば、私もゲーム製作に携わり、少しでもプレイできるゲームが増えるような活動もしたいのですが。
今の私にはプレイできるゲームを探して、ブログにまとめて商会することしかできません。
①と重なりますが、なぜChild-Dreamのノベルゲームはプレイできて、他のゲームはプレイできないのか、そのあたりを考えてみてはいただけないでしょうか?
③上記のお願いは、私に情報がほしいということではありません。
もちろん私も知りたいことではありますが。
もし、検証していただけるなら、原因を考えていただけたなら、同じような製作者さんたちとこのお話をしていただきたいのです。
根本的にゲームエンジンや端末の問題であれば、どうしようもないかもしれません。
しかし、もし単純な人手間で、プレイできるようになるのだとしたら、それを知っているだけで簡単に解決できてしまうようなことだとしたら、是非業界の皆さんに知っておいてほしい。
障碍者や高齢者のために特別なものを作ることだけがバリアフリーではない。
少しの工夫で、いろいろな状況の人が同じゲームを楽しめることも、りっぱなバリアフリーだと私は考えています。
たとえ解決できないようなことだったとしても、私のようなユーザーもいることだけでもお話に取り上げていただけたら、何かが変わるかもしれません。

④最後は「人形の傷跡」にたいしての要望です。
テキストは全てしっかり読み上げるのですが、タイトル画面の4つのボタン、選択肢の横にある決定ボタン(でしょうか?)、セーブを呼び出すメニューボタン、これらのボタンを読み上げさせることができません。
ちなみに、「千里の棋譜」などのタイトル画面は音声読み上げのフォーカスを当てることができ「初めから」などしっかり読み上げてくれます。
「人形の傷跡」のボタンも同じように読み上げさせることができるのであれば、改善をお願いします。

もう一つ。
選択肢を選んで確定したときやセーブのメニューボタンを押したときなど、サウンドを鳴らすことはできないでしょうか?
音がなってくれると、確定したことがわかって、とても助かります。

以上、ものすごい長文になってしまって申し訳ありませんが、私の今の思いを、一気に書かせていただきました。
一緒にゲーム製作に携われないのがとても残念ですが、私の声がなにか今後のゲーム会の未来の、お約にたつことを、心から願っております。

それでは失礼いたします。

ここから署名です
--
puppy

ツイッター
https://twitter.com/puppy_84

ブログ
http://ameblo.jp/puppy-freedom/

ANGEL WHISPERが窓の杜お勧め作品に掲載!

2016-03-31 | ゲーム制作
あるゲーム作家の“最後の戦い”を描くアドベンチャーゲーム「ANGEL WHISPER」

http://www.forest.impress.co.jp/docs/serial/shumatsu/20160325_749709.html
(ANGEL WHISPERは記事の真ん中あたり)

<一部抜粋>
しかしながら、描かれるストーリーは今あらたにプレイしても新鮮で、特に終盤で明かされるとある設定は、SNSとクラウドの時代である今だからこそ、“そういうこともあり得るのかもしれない”と納得感を増す内容だ。一方で、作中で作るゲームはそのタイトル通り、1999年頃にブームとなった恐怖の大王アンゴルモアをモチーフとしており、人によっては懐かしく感じられるかもしれない。

 ある大きな陰謀の存在を察知し、ゲーム作家として、そして一人の人間として、作品と仲間のために立ち向かっていく由島の姿も胸が熱くなるもので、人間ドラマとしても読み応えのある作品となっている。

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窓の杜さんにはいつも非常に丁寧にゲームをプレーいただき、このまま説明文に使いたいような記事を書いてくださり、感謝です。「緋染めの雪」や「人形の傷跡」についても触れていただいています。今回自作ゲームフェスに初めて提出して、窓の杜賞を頂いたので、また書きたいと思います。

http://www.child-dream.net/

2016年のゲーム制作予定

2016-01-06 | ゲーム制作
あけましておめでとうございます。旧年中、ゲーム制作活動を様々な形で支えてくれた皆様、ありがとうございました。今年も宜しくお願いいたします。

2015年は将棋ミステリー『千里の棋譜』がメインでしたが、小学生以来のファンだった高橋道雄九段のご協力をいただき、将棋をテーマにしたゲームを作れたことは念願が叶ったことでした。3月のニコニコ生放送の名人戦挑戦者決定戦でご紹介いただけたのがハイライトでしたね!あとはエンタノミクスやミステリマガジンなど雑誌での掲載もうれしいことでした。もちろん、多くの方に応援のレビューや感想をもらえたのも制作の励みになりました。

『千里の棋譜』公式サイト

振り返ると制作はスランプだとか言ってましたが、そのお陰で新たに色々な方と出会えて、力を借りることができました。ただ、やっと中盤が出せたにすぎないので、まだ道半ばですね。今後iOS版が出たら、告知等を行い、反響を見ながら終盤の制作を検討していきます。
なお、テスト報告やバグ報告をいただいた皆様にまだ完全にお返事を出しきれておらず、すみません。後ほど御礼のご連絡をさせていただきます。

2015年は千里の棋譜を全部アップして、さらにRPGの移植を一本は行いたかったのですが、全く思うようなペースではありませんでしたね。今年はRPG重視になりますが、リリースペースは増したいですね。新作は一本頼まれているものがあり、改めて書きますが、私の過去というか恩義がある分野でのお話なのでお引き受けしました。他では旧作RPG「Lost Memory」「Creatures」をツクールMVを用いて移植中。それに千里の棋譜・終盤+感想戦(リリース形態は未定)

これでほとんど予定は埋まりそうですが、とはいえ、何か新たなこともやりたい気はしていて、新年なので構想はしています。長年作ってきたストーリー重視物と離れたい思いはあるし、更にはゲームでなくてもいいし、まっさらな気持ちで何か作れるものはないか、考えています。うーん、何かいいアイデアないですか?(笑)


アドベンチャーゲーム『人形の傷跡』が20万ダウンロードを突破

2015-11-18 | ゲーム制作
iPhone、Android向けアドベンチャーゲーム『人形の傷跡』がスマホ版総計20万ダウンロードを突破しました。スタンドアロンかつ何の変哲もない古いADVですが、ユーザーレビューも高評価をいただき、特にAppStoreでは画像のように3000件を越えて★5という予想外の内容となりました。応援してくださった方やメディアの皆様に感謝しており、今後も一人でも多くの方に楽しんでもらえればと思っています。
ツイッターでは少し触れましたが、平易で怖くないバージョンなどを用意したり、キャラを登場させた続編も考えてもいいかと思っています。そういえば、科学系の企画依頼があるので、それに絡める手もありますね。

人形の傷跡は制作側も作り易いので1999年にPC版がリリースされて以来、リメイクは一番多くて、携帯コンテンツが人気の時代では、ベルメゾンで有名な(株)千趣会さんが運営されていた携帯公式サイトでも提供させていただきました。その時のユーザーやPCの長年の累計を加えると、ダウンロード数ベースでは70万人前後といったところでしょうか。有料無料もありますし、あくまで推計ですが…。

ダウンロードは下記から、PC版もあります。
http://www.child-dream.net/

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※物語概要
『失踪した姉はどこに消えたのか?』
高いドラマ性と謎の吸引力を兼ね備えたサスペンスとして各界に評価されたAVG。
ミステリ専門誌に特集された本格的なシナリオとサウンドで、
失踪した姉を追う上条明日美の七日間を追体験する
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