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ゲームシナリオライターMistaの制作メモ@将棋ミステリー「千里の棋譜」PS4/Switch

将棋ミステリーADV「千里の棋譜」PS4、Switch版をリリース!
ゲーム制作、将棋、投資などの話題

ANGEL WHISPER スマホ版と旧版の違い

2015-03-31 | ゲーム制作
ANGEL WHISPERはスマホ版と旧PC版(1999年版)で微妙に異なります。
・キャラ絵を一新
・前半のイベントを多少カット
・フラグを簡略化

進藤などは昔はオタク風ですが、今はイケメンプログラマになっています^^
サイト上などは昔のまま残しました。1999年当時は作中のGAMERS EXPRESS誌も実在し、
東京ゲームショウのGXブースでも紹介されたこともあります。

旧版は公開終了でもよいかと思っていましたが、下記のうれしく熱いご連絡をいただき、
やはり残しておくことにしました。確かに1999年はノストラダムスの預言の年でもあり、
また独特でしたね。

――――――――――――――――以下引用
Child-Dream様

1999年、私はフリーゲームを漁ってはプレイする二十歳くらいの若者でした。
あの頃は何もかもが楽しかった...ネットもリアルも...。

十数年経ち、世紀末という言葉や当時の独特の雰囲気など消えうせ、
インターネットが一般化し、スマホが普及し、ほとんどの人がネット無しには
生きていくことが出来なくなりつつある、現在の2015年3月29日。
Googleplayで何かゲームをダウンロードしようと思い、ふと、昔大好きだった
ANGEL WHISPERという文字で検索してみたら...。
偶然に偶然が重なる...これも巡り合わせなのでしょうか。


当時、世紀末をリアルに体感しながらプレイしたANGEL WHISPERは、私の記憶の中でも
一際光り輝くゲームとして残り、その後も何度も思い返しては、またあの世界に
浸りたい衝動に駆られたりしていました。
思えば、シェアウェアを購入したのも、ANGEL WHISPERただ一度きりだったかもしれません。
(当時の私には数千円すら用意するのが簡単ではありませんでした)


懐かしさと嬉しさを噛み締めながら、昨夜は一晩でエンディングを迎えてしましました。

今も、その余韻に浸りながらこのメールを書いています。
本当に、大好きなゲームです。

Googleplayでは無料でダウンロードできるということもあり、早速、当時とは面子の変わった
友人たちに、ANGEL WHISPERを薦めました。
このゲームがより多くの人たちにプレイされ、魅了されることを願ってやみません。


ANGEL WHISPERがいつでも、スマホでもhtmlでも出来るようになった...。
それはとても嬉しいことですが、やはり私にとっては、最初にプレイしたPC版が特別なのです。
あの独特のインターフェイスやCG、音楽、効果音、そしてスマホ版では省略された
部分など、それらが全てあってこそ、私にとっての最高のANGEL WHISPERなのです。

――――――――――――――――

これだけこのゲームを好きになってもらえたなら、
由島さんもきっと喜んでいることでしょう(笑)

将棋ミステリー:長考

2015-03-30 | 将棋ミステリー
二週間前に高橋先生に『将棋ミステリー』を発表いただいて以来、将棋ファンを中心に
たくさんのご意見や応援のメッセージをいただきましたが、肝心の制作の方は、
私のシナリオ周りの作業が長考しており、今週からやっと決めに入るつもりです。

この辺はシナリオだけでなくゲーム全体の設計も見ていかないといけないので、
当初の構想は重要ではあるのですが、かといって、余りに長々と考えるのも
それがプラスになるとは限らないのは、将棋の長考と同じではあります。
特に今回の制作は完全なライフワークで行っているので〆切がなく、
持ち時間がないようなものなので、その点は自分で気をつけないといけません。

逆に今回の制作は将棋や一般的なゲーム開発とは異なり、今回の体験版と同様に
ある程度、見せて意見を聞きながら進めることも可能なので、詰まった時には
割りきって、ユーザーの方々にお見せして、それをまた考える契機にしていきたいと
思います。今はその見切り時で、今週そのために先の章をまとめていきたいですね。
お約束ながら、女流棋士も登場予定です。
しばらくは今回の体験版とは異なって、フリーハンドの公開ではなく、
クローズドの公開にして、連絡をもらった方にお見せする形で考えています。

将棋もシナリオ制作も・熟考することも大事な一方で、結局、第一感の方が良かった…とか、
大長考の末に結局普通の手や悪い手を指す、あるいは、考えるうちに余計に分からなくなる、
といったことは共通ですね。でも、それだけ考えられる要素があるのが魅力とも
言えるかもしれません。

余談ながら、子供の頃に将棋道場で私があまりに長考するものだから、
相手のおじさんが焦れて、外に行って一服してたことは多かったですね。
チェスクロックは普通はなかなか揃えられませんからねー
でも「早く指して」ということを言われたことはなかったのは大人の優しさを感じますね。


将棋ミステリー・今後の予定など

2015-03-18 | 将棋ミステリー
3月16日にニコニコ生放送の名人戦挑戦者決定プレーオフの中で
『将棋ミステリー(タイトル未定)』を解説の高橋道雄九段からご紹介いただきました。

当日まで制作陣は何かとバタバタしていたのですが、無事にお披露目ができて、
ホッとしています。高橋先生には紹介のみならず、物語中への出演も快諾していただき、
本当に感謝しております。
また、今回の私個人の将棋との関わりなども詳し目に書きましたが、昔の小学生名人戦で
対局したことがある行方八段が名人戦挑戦を決めた対局の放送で、将棋ミステリーを
紹介いただけたのもご縁を感じ、うれしい気持ちです。

ゲームをプレーいただき、感想やご意見を送っていただいた方や
告知にご協力いただいた皆様、ありがとうございます。
今後も頑張っていく力になります。まだ個別にお返事をしていませんが、
ご連絡できればと思います。

何かスタートなのに少し達成感が出てしまったいるのですが(笑)
また、ねじを巻き直していきますので、完成までお付き合いください。

パソコン体験版は本来はスマホ向けに作っているものの、制作過程でのバージョンで
本来は公開に適していない面も多々あるので、あくまでもこういう感じのものを
作っているというのを将棋関係者・将棋ファンを中心に見てもらう位置付けでした。
既知の不具合として、Chromeで見たときに予告編(おまけ)などの画像が
一部抜けるケースがあるようです。その他、調整点はありますが、
まずは、スマホ版を急ぐとともに平行して次章以降を進めたいと思います。

スマホ版となると、今度は完全に一般層向けになり、将棋に全く興味のない方を対象に
していく必要があります。高橋先生にもご指摘をいただいていますが、タイトルなども含め
そうした観点での検討を進めたいと思います。
将棋ファンの方々は本企画では身内のような感じで考えているので(笑)
何かとご意見をお待ちしています。