K-World (Kの世界)

アルツハイマー型認知症の妻K、
発病後18年目になります。
現在は介護療養型病院に入院中。
(夫Route463)

家族の不安

2006-12-31 19:20:59 | ケア日記
介護体験記を読んで、ひとつひっかかることがありました。それは、入居中の施設から退去を求められた、施設への入居の受入れを断られた、という記事が多かったことです。重度になればなるほど、施設の協力が必要であるのに、退去するよう求められたら、その上、次の受け入れ先が見つからないとしたら、家族としてはどうしていいのかわからず、不安でたまりません。 . . . 本文を読む

恵みを受けている

2006-12-21 23:30:25 | ケア日記
NHKテレビ「その時歴史が動いた」で、「石井筆子・知的障害児教育への挑戦」という番組を見ました。石井筆子さんは、明治から昭和にかけて知的障害者がさげすまれていた時代に、夫の亮一さんと共に「滝乃川学園」を築きあげ、日本初の障害児教育に身を投じた方です。亮一さんが筆子さんに語った次の言葉が、今の私たちの心境にぴったりしていて、ぐっときました。「人は誰かを支えているとき、恵みを受けていることを忘れてはいけないよ」 . . . 本文を読む

危機一髪、あわや事故!

2006-12-20 14:51:23 | ケア日記
今朝のことです。私は、デイホームの駐車場で、バックで車を移動させました。その瞬間、左のバックミラーに、後ろに飛び跳ねる黒い影が見えました。私は、とっさにブレーキを踏みました。すんでのところで、おじさんを跳ねるところでした。車から降りて、「おじさん、ごめんなさい」。私は謝りました。おじさんは「バックするときは、後ろもちゃんと確認しなくちゃだめだよ」ときつく云ってくださいました。 . . . 本文を読む

「失禁」の始まり?

2006-12-03 18:07:53 | ケア日記
今朝のハプニングの後、念のために、Kの下着をチェックしました。乾燥した便の他に、軟らかい便がお尻の回りについていることがわかりました。この便は、昨日のお昼のものではなく、睡眠中か起床後のものと思われます。お風呂に連れて行って、汚れた下着を脱がせようとしたら、Kは嫌がりましたが、しばらくして応じてくれました。お尻の回りを蒸しタオルできれいに拭いて、きれいな下着を着てもらいました。もしかしたら、これは「失禁」の始まり?・・・と思いました。 . . . 本文を読む

出ればいいじゃない

2006-12-01 23:24:46 | ケア日記
近くのT医院でKと私はインフルエンザの予防接種を受けました。その際、Kの便秘のことについても相談したところ、T先生は、便を柔らかくする薬はいままで診察してもらっているY先生に相談してください、水分補給を十分行なってください、長引くようであれば恐い病気が隠れているかもしれないので、便の検査も受けてください、とのお話をいただきました。連絡帳に「3時頃排便がありました。便器には出ず、おしりについた状態ですが、硬くありませんでした。・・・」と書いてありました。ここ10日ほど排便がなかったので、まずはほっとしました。「便器でなくても、パンツが汚れても、出ればいいじゃないか」と思うことにしました。デイの皆さんもわかってくださると思っています。 . . . 本文を読む