横か、斜め後ろから

「認知症高齢者を地域でささえるために」と題する講演会に参加してまいりました。 講師は、私もよくネットでよく存じ上げている若年性認知症家族会彩星の会代表の千場　功氏。教えられたことが多々ありました。わが家ではトイレに誘導するとき、私がＫの先、Ｋが私の後からついて来るパターンが通例です。これでは、Ｋのできる部分を私が奪っていたのです。千場氏が云うように、Ｋの横か後ろについて行って、もしＫがトイレの場所が分からないようだったら、そのとき指し示して、支援すればいい。 . . . 本文を読む

ありがとうございました

トイレ以外の場所での排尿・便、便秘対策などについて、１月２０日、「教えてください」って、ブログで発信いたしましたところ、早速大勢のみなさまから、体験談やアドバイスなど、コメントが寄せられました。みなさまのご親切に触れ、元気をもらいました。 ありがとうございます。心からお礼を申し上げます。 . . . 本文を読む

教えてください

Ｋの排泄機能低下は、この病気が引き起こしています。どの症状も、私にとっては初めて体験することばかり。とっさにどのように対処していいのか分からず、困り、途方に暮れてしまいます。こんなとき、どうすればいいのか、教えていただきながら、知恵と力を授かりたいと願っております。 . . . 本文を読む

久し振りにうれしくなりました

「認知症」をキーに検索していましたら、「毎日幸せであれ」というブログにたどりつき、めめたんさんという21歳の女性が投稿されている次の記事（青字）に目を奪われてしまいました。こういう方がいらっしゃる日本という国は、決して見捨てたもんじゃないと思いながら、私は、久し振りにうれしくなりました。 . . . 本文を読む

「要介護４」 複雑な心境です

昨日、市役所の介護保険課から、「要介護認定結果通知書」が送られてきました。判定結果は「要介護４」でした。要介護度が１つ上がっていました。私としては、ここまで進行してしまったのか、という思いが去来し、とても複雑な心境です。 . . . 本文を読む

ひと筋の涙

Ｋは、トイレの中で、ひとり言を云っています。こういうときは、おしっこが出ていないときです。しばらくして、私は確認のため、トイレへ行きます。「いやだわ。どうしてこうなの？　私、バカだから・・・」一筋の涙が、Ｋの大きな目からこぼれ落ちました。 涙の意味は、何だったのでしょうか？ . . . 本文を読む

「呼び水」

Ｋは、日々の生活の中で、着替え、洗顔、歯磨き、化粧、トイレ、風呂などが、全くできなくなったわけでなく、「取っ掛かり」さえわかれば、あとは自分の記憶によって、最後まで、やり遂げる能力がしっかり残っています。「取っ掛かり」のことを、私は「呼び水」と云っています。 . . . 本文を読む

受け容れる

きょうから、デイホーム「花みずきの家」が始まりました。デイの玄関でＫは、スタッフの方と、新年のあいさつをしました。私はＫの顔に、みなさんに会えてよかった、というものを感じました。これは、「花みずきの家」のみなさんが、Ｋのことを理解してくれて、支援してくれる、Ｋにとって大切なケアパートナーの１つであると、Ｋが抵抗なく受け容れたからだと思います。 . . . 本文を読む

ケアパートナーシップ

私は、今年の年賀状に、「ケアパートナーシップ。いまこの道を一緒に歩いています」 と書きました。ケアパートナーシップという言葉は、Ｃ．ブライデンさんの著書「私は私になっていく」の中で見つけました。彼女は、この本に「痴呆とダンスを」というサブタイトルをつけています。痴呆の旅が、２人１組のカップル（彼女とご主人のポールさん）で、一緒にダンスしていることを、彼女がイメージしているからだと思います。 . . . 本文を読む

うれしい初仕事

Ｋの手に便が付いているのが見えた。おしりを拭こうとして、パンツの中の便に触れたらしい。我慢できなくて、便を漏らしてしまったようだ。ズボンとももしき（？）は無事。さすが安心パンツの威力。Ｋは恥ずかしさと、私に対する申し訳けなさで、私になかなか安心パンツを脱がせようとはしない。暖かいタオルでおしりの回りをきれいに拭いてあげて、新しいパンツにはきかえ、ズボンをはいて一件落着。便で汚れたパンツをお風呂で洗い流す。それを見て、Ｋは「悪いね」と一言。この言葉で私は満足した。新年の初仕事となった。便秘で苦しんでいるＫを見るより、この方がずーっと気楽。 . . . 本文を読む