K-World (Kの世界)

アルツハイマー型認知症の妻K、
発病後18年目になります。
現在は介護療養型病院に入院中。
(夫Route463)

二人で歩んだ愛の歴史

2011-09-24 10:37:24 | ケア日記
あの日、妻Kがアルツハイマー型認知症 であると診断されてから、この8月で 私たちには9年目の在宅介護生活となった。 あの日の数年前から、自分の身に起きる 不可解な行動に対し、何かおかしいと、 戸惑いつつも、それがアルツハイマー型 認知症によるものであるとは、K自身も まったく知ることはなかった。 しかし、買い物や料理などの日常行動で、 思いもよらぬ失敗をしてしまうたびに、 「薄らボケになった? . . . 本文を読む

わが家の朝食

2011-09-17 13:15:05 | ケア日記
私のダイアリー(妻の介護記録)には、 次のような記述がなされている。 BF(ヤ、ト+チ、紅、ヨ、り)さ芋。 これは妻と私の朝食内容を表しており、 介護開始以来、ほとんど変っていない。 BFとは、Breakfast(朝食)のこと。 ヤはヤクルト、実際はヤクルトでなく、 Co-opの乳酸ドリンクのこと。 小さなコップに入れ、妻の口元に運ぶと、 おいしそうに飲んでくれる。 ト+チは、トーストに . . . 本文を読む

「おいしいね~」がいい

2011-09-11 18:11:33 | ケア日記
認知症の人にとって、食事は命をつなぐ 大切な行いというだけでなく、おいしく 食べられることが、生き甲斐や幸せを 感じられる要因となっていると思う。 わが家では、妻も私も息子も同じものを 食べることを、食事の基本にしている。 同じ食卓で、同じものを食べているので、 「おいしいね~」と、私は言える。 「うん」と、妻はうれしそうにうなずく。 「おいしいね~」という返答である。 この短い会話(?) . . . 本文を読む

尿とりパッドのつけ方

2011-09-08 21:36:18 | ケア日記
前回の家族の会で、白十字(株)の社員が 来てくれて、紙パンツやパッドの使い方を 実演により教えてくれた。 パッドのつけ方(女性の場合)について、 私は興味をもって聞いた。 1.パッドを4つのジャバラ(W字)を作る。   (イラストのように) 2.中央の谷部(赤丸)と尿道口とを   ぴったり合わせ、パッドの端が股から   ずれないように装着する。   (ハイレグのようになる) 3.リハパンで . . . 本文を読む

体の傾きの原因がわかった

2011-09-03 12:10:41 | ケア日記
9月1日のデイサービス連絡帳に、 「左側への傾きが見られました」と、 記載されていた。 この病気、体の傾きが起こることを、 聞かされていたし、以前にも妻には 左への傾きが何度かあったので、 またそういうことが起きたのかと、 心配していた。 そういえば、1日朝、デイに送る時、 マンションの4段の階段をいつもの ように降りることができず、きょうは 調子が悪いなあ、おかしいなと思い、 ふと私の頭によ . . . 本文を読む