4月8日(土)
院内で桜祭りがあった。
妻を車椅子に乗せ、祭りの会場となった
一階の喫茶室に連れて行った。
職員が踊りや歌を唄ったりして、賑やか
な時間を作ってくれた。
妻はというと、何が行われているのか、
よくわからない、目をキョロキョロさせ
ていたところを見ると、脳に少なからず
刺激があったものと思われる。
4月9日
妻はこっちを向いていた。
私をじっと見ているようにも感じた。
大きな変 . . . 本文を読む
この病院(療養型)に転院してから
妻の入院日数は212日となった。
入院したときは秋の始まりだった。
私たちの結婚記念日、そしてお正月
を祝って、寒い冬をやり過ごした今、
病院の桜も春を迎えた。
外はどんなに寒くても、院内は温度、
湿度共最適に保たれている、そして、
経管栄養(流動食、医薬)、それが
妻の顔色の良さを支えてくれた。
私の指を妻に握らせて、そしてその
妻の手を私が上に持ち上げ . . . 本文を読む
入院して、206日目を迎えた。
書くことがないほど、顔色が良く、
発熱もなく、元気に過ごしている。
その大きな理由は、流動食にあるが、
他に病院の環境の良さもある。
例えば、冷たい雨が降っていて外は
寒いときでも、院内は温度、湿度が
万全に調整管理されていて、寝たき
りではあるが、薄着でも大丈夫なよ
うになっている。
タンがからんだのか、「エッへん」
と何度も咳払いした。
こうして自力で . . . 本文を読む