歯痛で知ったこと

先日、夕食後治療中の虫歯が急に痛み出し、バッファリンを服用した。しかし、なかなか痛みが治まらず、Ｋの世話をするのがおっくうになって、気がついたら夜中の０時だった。痛みを堪えながら、急ぎＫを寝かせた。 . . . 本文を読む

レスポンス（対応）の速さ

例えば排泄について、介護者である私Route463が、Ｋの発するサインを読み取り、経過時間を加味して、排泄管理をしている。しかしそれでも、リハパンに尿失禁してしまうことが多くなってきた。尿失禁自体は、仕方のないが、失禁後どれくらいの時間放置されていたか、それが問題である。そばにいる私が気づいて、トイレに連れていき、汚れたパンツを脱がせ、お尻を洗い、新しいパンツに着替えさせることが、介護者の勤めであると思う。 . . . 本文を読む

あほんだれ！Route463

封書に切手を貼らずに投函してしまった。今は亡き父は、大阪に生まれ、若くして上京して以来６０年以上、東京を地盤に仕事をしてきた。それなのに、関東の言葉をしゃべらなかった。亡くなるまで、関西弁で押し通した大阪人だった。子供の頃、私が不注意で失敗をしでかすと、「あほんだれ！」 父は、大阪弁で私を𠮟りつけた。私は、そんな父がとても怖かった。きょうのことも、ちょっとした不注意でやってしまった失敗だった。「あほんだれ！」父の大きな声が聞こえてきそうな気がした。 . . . 本文を読む

要介護認定結果通知

本日、市役所介護保険課から、次の通知書が送付された。　「平成21年12月2日あなたが行った要介護認定の申請等の申請について、介護認定審議会において次のとおり審査判定されましたので、認定し通知します。　判定結果：　要介護５」。 今回の通知を受けて、病状がここまで進んでしまったのかと、辛く悲しい気持ちになった。 . . . 本文を読む

「い～い？い～い？」

コーヒーを飲んだ後、しばらくしてＫは私の手をとって、「い～い？い～い？」と聞いてきた。　「トイレにいきたい」ということを私に教えくれたのだと思った。 「おぉよしよし、行こう行こう」、私はＫの背中をそっと押しながら、トイレへ連れて行った。Ｋは「よかった」というような顔で、抵抗することもなく、座った。 １分もしないうちに、排尿の音がした。「やった！」私はうれしくなった。 . . . 本文を読む

階段、驚異の３０段を下りる

今朝10時から、定期点検のため、マンションのエレベータが使えなくなっていた。 デイサービスに送り届けるために玄関を出たのは、10時を回ってしまっていた。「うまく下りてくれるかなぁ」と心配しつつ、妻の腕を抱き、階段の踊り場に立った。すると、妻は手すりに手をかけ、左足からすっと下り始め、続いて一段一段、私の掛け声に合わせて、一気に３階から１階までの３０段を下りた。こんなにすんなり下りてくれたことに対して、私は感動し、危うく涙がこぼれそうになった。 妻にはまだ限りない能力が残されていると思った。 . . . 本文を読む

坂本龍馬さん、ありがとう

福山雅治の「龍馬伝」が始まった。下級武士の子である龍馬が、身分が上の武士に 過ってぶつかり、怒りを買って切り殺されそうになったとき、龍馬の母は土下座して無礼をわび、刀を下ろさせるというシーンが印象的であった。自らの命をかけて息子の命を護った母親の行動と、そのとき受けた強烈な体験が、その後の龍馬の生き方、考え方のベースになったものと思われる。龍馬は「身分などのない、誰もが 対等な世の中がきっと来る。争いごとでは何も解決できない。今でいう”Win Winの関係”を創る」の信念を持ったにちがいない。 . . . 本文を読む