出席者：ケアマネ、デイ所長、私（Route463）。以下は、デイ所長さんのお話の概要です。認知症のことを日々学んでおられる所長さんのアドバイス、参考になりました。Ｋが、デイサービスに慣れてきたというのは、Ｋの症状が比較的早期な状態で、これらのスタッフにかかわったこと、１年という時間の、利用経過があったことが、大きな要因である。私（Route463）が、「慣れさせる」という理由で、ショートステイを利用してみたいが、どうかと、尋ねたことに対して、次のように話された。認知力が低下し、変化が感じられなくなったとき、そのときが、利用を決めるタイミングである。そのような状況にない段階で、慣れさせるために、他の施設サービスを利用するのは、マイナス。
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数分前まで、二人には穏やかな空気が流れていたのに、私が夕食の支度を始めると、Ｋは突然不機嫌になった。こんなときは、「食事ができたよ」と声をかけても、「いらない」と、Ｋは、ハンガーストライキに入る。食事つくりは、自分（Ｋ）の仕事だったはずなのに、どうしていつも私（Route463）が食事を作っているのか、そのことが不思議だ、云いたかったのでしょう。「本当はどうなの？」と聞かれたような気がしました。 . . . 本文を読む
ここ２日間、下剤のラキソベロン液６滴を、ジュースに混ぜて、飲ませていたので、きょうあたり排便があるかもしれないと思い、トイレに誘導し、大魚（大便）を期待して、釣り糸を垂らしました。しかしＫは、便座に座ろうとしませんでした。いったんＫは居間に戻りました。その間、私は、洗濯物をハンガーにかけ、
居間を通って、ベランダへ向かいました。何か異様な臭いが鼻をつきました。
和室（寝室）の隅のたたみの上に、こんもりと、排便されていました。臭いの震源は、これでした。 . . . 本文を読む
Ｋは、スカートを愛用していました。冬でも好んでスカートをはいていました。しかし、この病気になってから、冬になると毎日、ズボン（最近はパンツというらしい）になります。早くＫにスカートをはかせてあげたい。私の願い。６月１０日の日誌に、「きょうからスカートにした」と書いてありました。スカートになってから、Ｋに女らしさが一層感じら、夫であってよかったと思っています。スカートがはけるのは、男に味あうことのできない女性だけの幸せなんですね。
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Ｋは、64歳になります。誕生日に、これまでの要約を書き残します。Ｋが発する声なき声（Ｋがこうしてほしいというサイン）を読み取って、夫婦だからこそできる肌のふれあい、心のふれあいを深めながら、今のこの瞬間を精一杯エンジョイして、二人の人生を歩いていきたいと思っています。 . . . 本文を読む
長年一緒に暮らしていても、Ｋの心のうち、声なき言葉を理解するのは、私にとっても難しいことなのです。Ｋが発信するサインを何とか読みとり、声なき言葉を的確に知ることができれば、二人の間に会話が成り立つことになるので、Ｋの願いを適えてやりやすくなります。 . . . 本文を読む