皆様からの暖かいお言葉に後押しされて、先般、私は介護保険認定申請の手続きを完了することができました。早速、相談員のMさんから、今年の4月にオープンしたデイホーム「花みずきの家」を紹介していただきました。7月25日、10時半私が車でKを「花みずきの家」に送りました。しばらく職員の方とお話をして、11時半に私はKを置いて、いったん家に帰ることにしました。久しぶりにひとりでの時間を満喫しました。 . . . 本文を読む
認知症の問題行動について、インターネットで検索したところ、老人医療・福祉に長く携わっておられる方が、次のような記事を自身のブログに投稿しているのを見つけました。紹介します。
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認知症の方を介護する上で、問題行動といわれるものがあります。介護者はこれに困惑し、イライラしちゃうんです。例えば不眠、鬱状態、意欲の低下、妄想、焦燥感、不安、せん妄、火・水の不始末、異食不潔行為、徘徊、暴言・暴力、性的逸脱行為なんかもそうです。でも、これは、介護者側から見た視点ですねぇ。実際の認知症の方はそんなことには、実は困っていないんです。 . . . 本文を読む
Kは、きょうで63歳になりました。結婚して40年です。人生の3分の2もの長い歳月を、苦楽をともにしてくれたと思うと、感無量です。Kは、60歳の夏、アルツハイマー病と診断されました。「普通なら2~3年でご主人のことも分からなくなり、もの忘れが進み、疑い深さなどの症状が出て、生活に支障も出て、死に至るでしょう」と医師から聞
かされ、私の体の中を熱波がを突き抜けるような衝撃を受けました。 . . . 本文を読む
きょうは、介護保険課のIさんが、相談員Mさんの友達ということで、Mさんと一緒に、Kの介護保険認定調査のため、わが家を訪ねてくださることになっています。
Kが問題行動を起こさず、調査が無事終わるよう、私はKの心のプリズムを通して、微妙な角度で反射してくる、Kのニーズを読み取って、うまく対応していきたいと思っていました。その思いが、かえって私をピリピリさせていたのでしょう。Kはそれを感じてか、真夜中の1時に目を覚ましてしまいました。「夜中だから、寝よう」と云っても、分かっ
てもらえず、Kは朝までずーっと起きていました。こんなことは初めてです。参りました。 . . . 本文を読む
台風のち晴れの昨日から、1夜が明けました。Kは5時半起床、トイレから戻りました。
平穏な1日が始まりますように、私は祈りました。
しかし、Kは「もういや!死んでもいいかな」と口走っています。トイレで何かあったらしいのです。詳しいことはわかりません。私はKを楽にしてあげたいと思いました。台風にならないように・・・。
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昨日の夕食は私が作り、Kにはトマトを切ってもらいました。楽しい食事でした。食後にKは自らの意思で、食器を洗いました。洗い終え、Kは湯のみ茶碗を持って、部屋の中をウロウロと歩き始め、干してあった私のシャツを持ってきました。私は「ありがとう」と云って、それを受け取り、ハンガーにかけました。どうもこのときのKの思いと私の言動
との間に差異があったのか、K怒り台風を誕生させてしまったようです。 . . . 本文を読む
このブログで、Kが怒りっぽくなっていて、いったん怒り出すと、玄関へ行って靴に履き替え、カギを開けて、外へ出ようとするので、しばらくの間収まるまでは、静観するだけで、手の施しようがありませんと書きました。
---認知症を持つご本人の水木さまから、次のようなコメントを頂戴しました。 . . . 本文を読む
家族での介護に取り入れたバリデーションの事例---
広島市の福永文(娘のあやさん)さんは、94歳のお母さん(徳川美代子さん)を自宅で介護しています。バリデーションを使って、介護の改善をみせておらせます。母娘の会話にバリデーションのすごさを感じました。以下に紹介します。 . . . 本文を読む
地域包括支援センターの相談員Mさんから、2005年7月11日NHK生活ほっとモーニングで放映された「認知症の”こころ”に触れる~バリデーションの試み~」という番組のDVDをお借りし、観ました。私なりにまとめてみましたので、以下に紹介します。
私は、アルツハイマー病であるKの心に触れることができれば、Kとの間に心のかよった穏やかな、いい関係が生まれると思っています。
どうすればKの心に触れることができるのか? この番組のバリデーションの中に、ひとつの答えを見付けたような気がしました。
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