K-World (Kの世界)

アルツハイマー型認知症の妻K、
発病後18年目になります。
現在は介護療養型病院に入院中。
(夫Route463)

「脳細胞も再生する」を私は信ずる

2012-06-24 23:29:33 | ケア日記
山田養蜂場の新聞広告に、順天堂大学
大学院教授の白澤卓二さんが次のような
ことを云っていた。
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年をとると、体の機能が低下するのと同時に
脳の機能も衰え、一度失われた脳の神経細胞は、
再生しないと云われてきました。

ところが、近年になって、脳の神経細胞も
再生機能を持っていることが明らかになって
きたのです。

脳の中で、記憶や学習をつかさどる「海馬」の
神経細胞の中には、年をとってもまだ分裂を
続けている「神経幹細胞」という細胞があり、
運動を継続的に行うことによってこの細胞が
増えることが判明しました。


つまり、運動によって認知機能が改善され、
脳の老化防止によいことがわかってきたのです。

人間が生きていくうえで、大事なのは自分で
食べること、自分の力で歩くことと云っても
よいでしょう。

ウォーキングなどの運動をすれば、脳の血流
がよくなるだけでなく、外へ出ることによって
行動範囲が広がるので、さまざまな刺激を
受けてストレスも解消され、脳も活性化します。

年をとって、家に閉じこもっていると認知症が
進むことも最近の研究でわかってきました。
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広告文の中で、私が注目したのは、
「脳の中で、記憶や学習をつかさどる
「海馬」の神経細胞の中には、
年をとってもまだ分裂を続けている
「神経幹細胞」という細胞があり、
運動を継続的に行うことによって
この細胞が増えることが判明しました」
であった。

「脳細胞の再生」・・・
それは妻にも起こりうることだと信じたい。

この病気の人とは思えない穏やかな顔、
時折見せる美しい笑顔、怒りの表情、
介助は必要だが、食べる、飲み込む、
排泄する、眠る、自立で歩行できる、
・・・・・、これが今の妻である。

これらは脳細胞が増えていることの証し?
なのかもしれない。

脳細胞が再生して、言葉が使えるようになり、 
元の元気な妻に戻ってくれることを、
心密かに願っている。


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