K-World (Kの世界)

アルツハイマー型認知症の妻K、
発病後18年目になります。
現在は介護療養型病院に入院中。
(夫Route463)

自力で歩行できるように促す

2012-06-26 00:01:16 | ケア日記
昨日このブログで紹介した白澤教授の
「運動を継続的に行うことによって、
神経幹細胞が増え、認知機能が改善され、
脳の老化防止によいことがわかって
きました」
というお話は、本当にそうだったら、
こんなうれしいことはない。

妻の場合、運動といっても、室内での
歩行しかできない。

室内には家具や電化製品などが所狭し
と置かれているので、引っかけて転倒
したり、ときには頭をぶつけたりと、
危険と隣り合わせである。

だからといって、ソファーから立ち上り、
よたよたしながらも歩き始めたら、
直ぐに私の手を差し伸べて介助するのが
ベストとは思えない。

こういう時は、トイレに行きたいとか、
何かが歩くことを行わせていることが
多いので、注意目線を投げかけながら、
多少の危険は覚悟のうえで、むしろ
本人のやりたいようにさせている。

トイレに連れて行くときは、本人の
力で歩いてもらえるように努める。

私は、背中をそっと軽く押したり、
あるいは前から腕を抱え引いたり、
付かず離れずの介助を行う。

当然、時間はそれだけかかるけど、
自分の力で歩くことができれば、
本人の脳内ホルモンがギンギン出て、
白澤教授のお話のように、妻の脳細胞が
増えてくれるような気がする。

それと同時に、極力話しかけることに
している。

言葉によるコミュニケーションは無理
でも、声と表情とによって妻の思いを
何となく理解できるような気がする。

こういう地道な方法で進行が少しでも
止まり、寝たきりを防ぐことができる
ならば、続けていきたいと思う。


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