K-World (Kの世界)

アルツハイマー型認知症の妻K、
発病後18年目になります。
現在は介護療養型病院に入院中。
(夫Route463)

医療療養型病院へ入院ありか?

2016-07-24 00:03:51 | ケア日記
担当医師から、入院後これまでの状況
とこれからの介護医療の進め方・方針
についての説明があった。

経管栄養(鼻から管を胃に通し流動食
を入れる)を継続しており、栄養的に
は何の問題もない。

てんかんによるけいれん発作は、薬を
「イーケプラ」に変えて経管で投与、
入院後は一度も発作はない。

16日から、昼食時に嚥下訓練を兼ねて
口から小鉢のもの(とろみ食)を入れ
てやってきたが、うまく飲み込めてい
ない。

心配していたことが実際に起こった。

「口から食べものを摂るのはムリでし
ょう」

「胃ろうはやらないということなので、
したがって、これからは、今やって
いる経管栄養を続けることになります」

「経管栄養をやっていても、お楽しみ
程度に口から入れることは可能です」

「自宅で経管栄養を続けるには、訪問
医師と看護師を決める必要があります」

「その場合、訪問医師の先生が、鼻腔
経管による経管栄養を引き受けて対応
してくれること、そして、管が抜けた
ときの対応処置をきちんとやってくれ
ること、が前提条件となります」

「しかし、家族への負担は大きくなる
でしょう」

「自宅で、経管栄養ができないとした
ら、栄養的にはムリなので、数週間し
かもたないと思われれます」

「今の奥様はまだ看取りの状況にはあ
りません。このまま経管栄養を続ける
ことで、2~3年以上は生きることが
できる状態にあります」

「療養型の病院であるなら、今の経管
栄養でいけます」

「高カロリー点滴は、奥様に負担が大
きく、非現実的な対処なので、やらな
いほうがベターです」

「今まで申し上げたことを考えると、
自宅で診るよりは、療養型の病院で、
経管栄養を続けるのも、大きな選択の
一つだと思います」

以上のことをお聞きして、夫である私
は最終的に難しい決断を早急にしなけ
ればならない。

今の妻の体調、顔色、目つきを見てい
ると、とても元気なので、経管栄養は
妻にとって負担の少ないと考えられる
こと、療養病院なら嚥下訓練・リハビ
リなどを継続してくれること、肺炎の
再発の危険が少ないこと、そして、私
への負担も少ないこと、これらを総合
的に考慮して「療養型の病院の選択に
心は強く動きました」と申し上げた。

息子にも相談したところ、私の考えに
同意してくれた。

本当の気持ちは、最後まで自宅で一緒
に暮したい、これは変わらない。

しかし、それが妻にとって負担の多い
ものであることが分かっているなら、
断腸の思いで、別の道を選ばざるを得
ないのも致し方がない気がする。

近日中に、病院のソーシャルワーカー
さんから、転院先の病院の紹介、提言、
そして費用面のことなどを含め、私の
疑問にも応えてくださるそうである。

事は急転直下次のステージへ進んでし
まった感じの中で、今こうして妻のい
ない部屋でこの記事を書いているが、
寂しすぎてとても辛いです。



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