少し古いんだけども
AAP
Thoroughbred Times
から。他国のメディアから取り上げるというのもオツなものかと。
本当はアイルランドのサイトで見つからなかっただけなんだが。
この度Ireland's Horse of the Year for 2004に選ばれたのはVinnie Roeだと。
彼の今年の戦績を挙げてみると
Saval Beg S.(IRE Lis 14f) 2
Ballyroan S.(IRE Lis 12f) 2
Irish St. Leger(IRE G1 14f) 1
Melbourne C.(AUS G1 3200m) 2
という感じ。「これで年度代表馬かよ!」という声も聞こえてきそうだが、ところがどっこい、実はIrish St. Legerを4連覇してたりするわけだ。
個人的には、今年1勝もしてないのに1番人気に推しちゃうのも凄いなぁと。まぁ、他のメンバーを見渡しても、同じく1番人気になったBrian Boruとか近走で調子の良い英国からの遠征馬であるFirst Charter , Orange Touch , Dubai Success辺りが目立つ位で、低調なメンバーであったことは否めないかもしれないが、多分に感情票もあったんだろうということは想像に難くない。しかし、得意のある程度渋った馬場(Good)になったことも幸いしてか、余裕を持った2馬身半差という事実は圧勝と言うべきだろうと。やはりこの距離ではモノが違うんだろうなぁ。
Melbourne C.は同厩のMedia Puzzle(Irish St. Legerは7着)と一緒に遠征した訳だけど、よく考えたら2年前にも同じ様に遠征して、その時はMedia Puzzleが勝ってるんだよなぁとか思ったり。その時はMedia Puzzleが52.5kg , Vinnie Roeが59.0kgだったわけだけれども。そして今年はVinnie Roeが58.0kg , Media Puzzleは55.5kgという斤量。Media Puzzleは21ヶ月ぶりを一度叩いただけというのが考慮されてか、一昨年のチャンピオンにしては意外と低いなという印象。同じく55.5kgだったのが昨年の覇者Makybe Divaだったわけだけれども、こちらは牝馬だしな。実質57.5kgというところか。妥当だな。結局Makybe Divaが直線でVinnie Roeを内から突き放して連覇を飾った訳だけれども、Vinnie Roeの頑張りは評価されて然るべきだったことは間違いない。
話は変わるが、例えばこの成績からすると普通に考えて年度代表馬のタイトルというのはちょっと無理だろうなと思わないか。でも、よく考えるとアイルランドのG1を2つ以上勝ったお馬さんはいない訳だし、今年はA・O'Brien師のところも不作(不運かな)だったという印象がある。ついでに同厩のGrey Swallowも後半はアレだったし、AzamourもChampion S.を勝てなかったというのが痛い。Vinnie Roeは多分地元では相当人気があるだろうし、長距離路線が衰退傾向にあるにも関わらず、昨年はPrix de l'Arc de Triomphe(FR G1 T2400m)にも挑戦して5着と健闘したしな。実力はあるけれども、今年は満足につかえなかったというのが響いた気もするし、そういう意味も加味して、落ち着くべきところに落ち着いたということか。
昨年誕生したイギリスのBHB Awardsは年度代表馬の部門以外は自動的に最も高いRatingを獲得したお馬さんが選ばれる様な味気無い方式になってはいるはず(多分ですが)だけども、このIrish Horse Racing AwardsやCartier Awardsは何だかちょっと柔軟性があるみたいで。というのも、Cartier Awardsでは今年のOuija Boardを見ても牡馬偏重の兆しが薄れている(元々ないのかもしれないけど)ことが見て取れるし、昨年のAttractionの選出などをみても決してG1を勝ったから偉いとかそういったことではないというのがわかる。無理やりだけども、前者は昨年のスティルインラブ、後者はアグネスタキオンとかそういった辺りになるんだろう。日本でこれができるかといえばまだまだ無理なんだろうな。別に日本独自の文化を捨てろと言っているわけではなく、そういったことが議論の対象になればいいなと。ある程度騒がれてはいたと思うけど、それが実際に反映されるかどうかが大事だしねぇ。選んでる競馬記者とか、一新してみるのもいいかもしれんよ。あとは競馬センター試験(行きたかった)で高得点を獲った競馬マニアに選ばせるとか。Cartier Awardsの電話投票はイギリス人しかできないじゃんとかそういう突っ込みはおいといて、そういった取り組みはありかなと思うよと提言だけしておいてみる。
いつも通り迷走し始めたのでそろそろ終わろうか。AAPの記事には毎度お馴染みの誤植が。探してみると、意外と笑える。
AAP
Thoroughbred Times
から。他国のメディアから取り上げるというのもオツなものかと。
本当はアイルランドのサイトで見つからなかっただけなんだが。
この度Ireland's Horse of the Year for 2004に選ばれたのはVinnie Roeだと。
彼の今年の戦績を挙げてみると
Saval Beg S.(IRE Lis 14f) 2
Ballyroan S.(IRE Lis 12f) 2
Irish St. Leger(IRE G1 14f) 1
Melbourne C.(AUS G1 3200m) 2
という感じ。「これで年度代表馬かよ!」という声も聞こえてきそうだが、ところがどっこい、実はIrish St. Legerを4連覇してたりするわけだ。
個人的には、今年1勝もしてないのに1番人気に推しちゃうのも凄いなぁと。まぁ、他のメンバーを見渡しても、同じく1番人気になったBrian Boruとか近走で調子の良い英国からの遠征馬であるFirst Charter , Orange Touch , Dubai Success辺りが目立つ位で、低調なメンバーであったことは否めないかもしれないが、多分に感情票もあったんだろうということは想像に難くない。しかし、得意のある程度渋った馬場(Good)になったことも幸いしてか、余裕を持った2馬身半差という事実は圧勝と言うべきだろうと。やはりこの距離ではモノが違うんだろうなぁ。
Melbourne C.は同厩のMedia Puzzle(Irish St. Legerは7着)と一緒に遠征した訳だけど、よく考えたら2年前にも同じ様に遠征して、その時はMedia Puzzleが勝ってるんだよなぁとか思ったり。その時はMedia Puzzleが52.5kg , Vinnie Roeが59.0kgだったわけだけれども。そして今年はVinnie Roeが58.0kg , Media Puzzleは55.5kgという斤量。Media Puzzleは21ヶ月ぶりを一度叩いただけというのが考慮されてか、一昨年のチャンピオンにしては意外と低いなという印象。同じく55.5kgだったのが昨年の覇者Makybe Divaだったわけだけれども、こちらは牝馬だしな。実質57.5kgというところか。妥当だな。結局Makybe Divaが直線でVinnie Roeを内から突き放して連覇を飾った訳だけれども、Vinnie Roeの頑張りは評価されて然るべきだったことは間違いない。
話は変わるが、例えばこの成績からすると普通に考えて年度代表馬のタイトルというのはちょっと無理だろうなと思わないか。でも、よく考えるとアイルランドのG1を2つ以上勝ったお馬さんはいない訳だし、今年はA・O'Brien師のところも不作(不運かな)だったという印象がある。ついでに同厩のGrey Swallowも後半はアレだったし、AzamourもChampion S.を勝てなかったというのが痛い。Vinnie Roeは多分地元では相当人気があるだろうし、長距離路線が衰退傾向にあるにも関わらず、昨年はPrix de l'Arc de Triomphe(FR G1 T2400m)にも挑戦して5着と健闘したしな。実力はあるけれども、今年は満足につかえなかったというのが響いた気もするし、そういう意味も加味して、落ち着くべきところに落ち着いたということか。
昨年誕生したイギリスのBHB Awardsは年度代表馬の部門以外は自動的に最も高いRatingを獲得したお馬さんが選ばれる様な味気無い方式になってはいるはず(多分ですが)だけども、このIrish Horse Racing AwardsやCartier Awardsは何だかちょっと柔軟性があるみたいで。というのも、Cartier Awardsでは今年のOuija Boardを見ても牡馬偏重の兆しが薄れている(元々ないのかもしれないけど)ことが見て取れるし、昨年のAttractionの選出などをみても決してG1を勝ったから偉いとかそういったことではないというのがわかる。無理やりだけども、前者は昨年のスティルインラブ、後者はアグネスタキオンとかそういった辺りになるんだろう。日本でこれができるかといえばまだまだ無理なんだろうな。別に日本独自の文化を捨てろと言っているわけではなく、そういったことが議論の対象になればいいなと。ある程度騒がれてはいたと思うけど、それが実際に反映されるかどうかが大事だしねぇ。選んでる競馬記者とか、一新してみるのもいいかもしれんよ。あとは競馬センター試験(行きたかった)で高得点を獲った競馬マニアに選ばせるとか。Cartier Awardsの電話投票はイギリス人しかできないじゃんとかそういう突っ込みはおいといて、そういった取り組みはありかなと思うよと提言だけしておいてみる。
いつも通り迷走し始めたのでそろそろ終わろうか。AAPの記事には毎度お馴染みの誤植が。探してみると、意外と笑える。
せめて、
・有記名投票
・投票した記者と馬の公表
・競馬ファンによる記者の信任投票
くらいはしても良いと思います。
と言うか、競馬ファン(競馬場来場者/WEB上?/PAT会員限定?)による投票形式でも良いとは思うんですが…。
こういう問題が取り上げられないのは、競馬メディアにいる人間が、年度代表馬選出システムに関わっているという「既得権益」みたいなものを守りたいがゆえに、問題として取り上げないんじゃないかなあと思います。
それにしても、アイルランドはオブライエンさん家頼みなんでしょうかねえ。
顕彰馬に関してもなんだかんだで色々変更されていますし、徐々にファンの声が届いているといえば届いてはいるんですけどね。
今年は欧州に突出したお馬さんがいなかったというのが問題なんでしょうねぇ。
アグネスタキオンを選べなかったというのは柔軟性というより記者の馬を見る目に問題があったと思いますが。
エルコンドルパサーの選出もそうなんでしょうがミーハーな素人視点で投票してしまう記者が多いですね。
でもまぁ、凱旋門賞での2着という看板と現地からの「勝ち馬が二頭いた」評価を加味すれば・・・って、これがミーハーというやつか(笑)。
海外で最も活躍したお馬さんを表彰する、という様なものがあれば便利かもなぁと思った次第です。
アグネスタキオンはまだあの時点では海のものとも山のものともわからない、というのが本当のところでしょうか。そこまで求めたらだめでしたね。
故障したのは馬の責任ではないのですが、エルコンなんかは、予定していたレースは走りきっての受賞ですから、タキオンの例とは全然違うと思います。
しかし、特別賞って、グラスワンダーとスペシャルウイークがもらった特別賞と、ステイゴールドなんかがもらった特別賞って、全く意味が異なる気はしますよねw
それなら、日本馬が海外で活躍したときに贈る賞なんかを別枠で作ればいいのになあ、と思いました。
多分レーティングもメジロベイリーより高かったような・・・。でも、それでアグネスタキオンを選んでしまうと今度は「自動的にレーティングの高いお馬さんを・・・」ということになりそうで困りますねぇ。
まあでも、JRAがGIとGIIIとグレードを付けているんですから、それに従うのが本当なのかなあ、という気がしました。
まあでも、メジロベイリーは強かったのかどうか、最後まで教えてくれなかったですからね。難しい判断ですね。
やっぱり2歳で終わってしまった(能力的にではなく、怪我という意味で)お馬さんの評価というのは、その後は下がる一方でしょうからねぇ。中には伝説的な強さを誇ってその後も語り継がれるということもあるでしょうけれども。
選定方法については、色々な人に意見をお伺いしたいですね。
こちらもレスが遅くて申し訳ないです・・・。