夢への道筋

青臭いけど、人が夢の実現のために発揮できる力って無限。夢を実現するための方法論について徒然なるままに。

仕事と生活のバランス

2006-07-09 21:37:30 | ちょっといいはなし
先週この本を読みました。


いろいろいいことが書いてあったのですが、今回は仕事と生活について。


本書には、仕事と生活は直結しているので、生活面の改善をすることで、仕事の成果を挙げることができるということが書いてありました。

ビジネススキルや仕事のやり方を高めないと、仕事の成果を挙げられないのも1つの真理だと思いますが、生活面の改善で仕事のレベルを上げることが出来るのも、1つの真理だと思います。


社会人になり始めた頃は、「仕事を頑張る人は生活を犠牲」にして、「生活を大事にする人は仕事をあまり頑張らない」ようにするっていう仕事と生活の反比例な関係が存在するのかなって思ってました。

社会人歴や人生経験があまりにも浅かったつい最近までの経験ではそういう解しか本当に思いつきませんでした。

当時より多少は経験を積んだ今思うことは、生活を犠牲にすることで仕事の成果を高めたり、仕事を犠牲にすることで生活の質を高める事って、短期的には成立するかもしれません。ただ、中長期的には成立しないのが真理だと思います。

仕事の質を高めるために生活を向上したり、逆に生活の質を高めるために仕事を頑張るっていう仕事と生活がWin-Winな関係の人が、充実した人生を送ることが出来るし、結果、仕事面でも大きい成果を残せるんじゃないのかなと思います。



仕事と生活のWin-Win関係を成立させるためのコツがあると思います。

いろいろあると思うんですが、そのコツの1つを紹介したいと思います。
それは、緊急度と重要度の法則です。

以下のような仕事があった場合、どのような優先順位を選択しますか?
A) 緊急度が高く、重要度が高い
B) 緊急度が高く、重要度が低い
C) 緊急度が低く、重要度が高い
D) 緊急度が低く、重要度が低い

A)が1番目、D)が4番目というのは分かりやすいのですが、B)とC)の順番が悩むところ。正解は、C)が2番目、D)が3番目。
あと、考え方はこう。
C)を放置して対策を打たないとA)になってしまい、だいぶ苦労する事になる。
したがって、C)→A)になる仕事をいかにC)の時点で食い止めるかが非常に重要。


話を仕事と生活に戻します。

A)の仕事をある一定以上抱えてしまうと生活が圧迫されます。
生活が圧迫され、犠牲にされると、仕事のパフォーマンスが悪くなります。
結果、C)→A)がどんどん積み重なったり、B)なのかC)なのか?の判断を見誤って、B)ばかりに時間をかけすぎてしまい、C)に着手できず、どんどんC)→A)を量産されてしまい、最悪な負のスパイラルにはまります。そして、A)の仕事の量のあまりの多さで自分の心の軸がへし折られてしまい、仕事の継続が難しくなってしまいます。そんなときには、生活も大変なことになっているケースが多いです。



つまり、いかにC)の仕事と上手に付き合うかが仕事と生活を考える上で非常に重要になります。

ポイントは、何がC)なのかを早期に見極める感性だと思います。

そして、その感性を育む上で大事なのは、自分にとっての「勝利」が何なのか本質を神経を研ぎ澄ます習慣だと思います。


「勝利」の5W1Hが短・中・長期ともに明確になっている人は本当に強いと思います。


「勝利」が何なのか具体化・詳細化できていて、それに向けたタスク作りの完成度が高まれば、ほぼ勝った様なものだと思います。


この「勝利」に向けたアプローチはまた今度説明したいと思います。




仕事と生活のWin-Win関係について一度じっくり考えてみるのは損はないかと思います。
Win-Loseになりがちですが、Win-Loseにしてしまっている時点で負けているんです。

「仕事と私どっちが大事なの!!!」のQ&Aのヒントになれば。。。
(このセリフを言われた時点で何か改善を要するときが多いんですけどね。言われないようにするのが何よりだと思います。)