国語塾長、情報集めて考えます・書きます的ブログ

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忙中閑あり・・7月18日に観音参り

2021-07-31 10:15:50 | 日記

寺泊の照明寺(しょうみょうじ)の境内から、海を見て

※忙中閑あり(ぼうちゅうかんあり)・・・多忙の中にもわずかな暇はある。忙しい中に暇を見出して楽しもう、満喫しよう、のような意味で使う。

 

 

18日は、観音さまのご縁日。日曜でした。私の休日。

車は,運転に自信がないので市内しか乗らない主義なのですが、ドキドキしながら、寺泊と出雲崎まで行って来ました。

8時半、実家におかず宅配をしてから出発。灰島新田から、信濃川沿いの道へ向かいます。

灰島新田、中之島は皆さんご存じの大口レンコンの大産地。道の両脇に蓮田があって、大きな葉っぱを広げています。人気が無いので、もしかして、コロボックル(アイヌ語)のような小人さんがのぞいているんじゃないか?なんて妄想だだ広がり。

そこを過ぎると信濃川沿いの道に出て、今度はねむの木の花盛り。この花は,薄ピンクのモヤンとしたいかにも眠たくなる風情の花。ねむの木街道を走る、でした。

やがて橋を渡って寺泊線へ。

昔より道が良くなりました。その昔、長期療養していた末弟が「海が見たい」というとこの道を寺泊までおっかなびっくりでは走った・・と思いだしました。

そうして古い町筋の高台に越後観音霊場20番照明寺(しょうみょうじ)がありました。

大きな立派なお寺。歴史と伝統を感じます。

この一言に尽きます。

観音堂(本堂)は海が見える高台の上。風が吹き抜ける本当に気持ちのいい霊場でした。古木の佇まいも堂々として威厳がある巨木がたくさんありました。こちらの密厳院は、良寛さんもおられたことがあるとか。

 

このあと、出雲崎の尚、光照寺(こうしょうじ)へ。

こちらの十二世玄乗破了和尚について良寛さんは安永4年18歳の時出家得度された。そういうお寺です。

 

海岸沿いをかなり走りましたが、暑い日でしたので、海はめちゃ混み。出雲崎の道の駅「天領の里」も混んでいました。

コロナはどこ?((^_^))日光と日光により生成されるビタミンDはコロナによく効くそうですし、海に繰り出すのは、コロナ予防にいい感じだと思います。

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昔、ディズニーランドに行こうといわれて、それより伊勢神宮がいい、といった私。寺社仏閣大好きにんげん。

春先からはじめた越後観音霊場巡り。新潟のかつての豊かさをまず感じています。

それは、お寺の佇まいに強く思います。伽藍といっていい壮麗さ。特にお堂の彫り物がみごとです。

当然支援者というか、庇護者がいたわけです。その昔は大名(主として上杉氏)、それと大地主です。ただ、いくら豊かであっても信仰心の深さがなければ支援も庇護もあり得ません。明治時代は日本で一番の人口の多さを誇っていた越後新潟。マンパワーと心の豊かさも持ち合わせていたようです。祈りの心は、人の謙虚さに通じます。謙虚さを忘れると、非道・非情・無道徳・・人の道に外れますね。今の日本はどうでしょうか・・・

というわけで、故郷再発見をしつつ、静かな境内で涼風に吹かれつつ、いろいろ想っています。

 

 

 

 

 
 

 

 


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