学校に行くと、『それは事前に分かっていたのでは?』と思う場面にしばしば遭遇する。
その1・交通手段がないから学校を辞める
欠席がちだったクラスメート(Aくん)が学校を辞めるそうだ。他のクラスメートがAくんから聞いた話では、学校までの交通手段がなく通学を諦めたとのこと。Aくんは交通事故にあってしまい、車が廃車となり学校までの通学手段がなくなってしまったそうだ。(家からバスで学校へは通えず)
今取っているクラスは出席も厳しく評価され、3回以上欠席した時点で評価W(学期途中でやめた)が付いてしまう。高いお金を払って学校へ通っているが、中には授業が合わない・教師が合わないという理由で辞める人もおり、ある一定期間までに受講取りやめした場合は授業料が返還される仕組みになっている。
Aくんは、学校が始まって約1ヶ月経ってから辞めることを決意したので、この授業料返還期間には間に合わず、お金は返ってこない。数日前にAくんと話をしたクラスメートがお金が戻ってこないのなら、学校を続ける方向で考えられないのかなぁ?と残念がっていた。公共交通手段がないという事情だったら、次の学期に(車を購入後)同じクラスを取れるように学校や教師に掛け合ってみたらいいのではないかという話になった。
Aくんと話をしたクラスメートが、教師にAくんから聞いた事情を話し、「来学期に受講変更することは出来ないのだろうか?」と聞いてみた。教師はAくんの事情を知っており、私達が聞いていなかったことを知っていた。
「その交通事故はこのクラスを申し込む前の出来事で、車が無いから来学期へ変更してもらいたいというのは正当な理由にならない。」
いや、教師の言うとおりだわ。クラスを申し込む時点で車がなかったら、交通手段の問題で通学出来ませんという理由は受け入れてもらえないだろう。高いお金払っているのに学校を辞めるとは、何らかの別の理由があるのだろうか?
その2・掲示板に掲載された連絡を読まずに教師に文句を言う
学校の連絡はすべて各コースの掲示板に書き込みされる。宿題や次回までに予習しておくべきことなどもここに書き込みされるので、最低でも2日に1回はここを確認するようにと言われている。先日、スピーチの課題があり、教師が発表順は掲示板に記載しますといっていた。なので事前に各自何番目かは確認ずみのはずだった。が、運の悪いことに1番に当たっていた生徒は掲示板を確認せず、教室へ来てから「私が一番なの!」と驚いていた。そして、「一番という順番は心の準備が必要なので当日一番であることを知るのは辛い」などと言い出す。えーっと、他の生徒はあなたが一番であることを前日から知っていましたが?
学校は面白行動(生態)観察するにはもってこいの場所らしい。