一昨日(11/20)は、久しぶりに電車に乗りました。(今年2度目です。)
新宿で開催されている写真展『鉄道のある情景』に行ってきました。 この写真展
は、汽車や電車などそのものの写真ではなく、副題にある「くらしの中の鉄道を再
発見する写真旅行」が示すように、鉄道と人、社会とのかかわりの中での役割を一枚
の写真に表現する・・ という趣旨・狙いが見事に映し出されて、観る者に一つの
想い出・想像を呼び起こしてくれるのです。
東京会場
この写真展は、1953年に創立された「京都大学鉄道研究会」が主催する写真展で、
今年17回目でした。 京都会場、東京会場で実施されていて、私は東京会場にこれ
まで7回訪れていました。
毎年ご招待をくださる職場をご一緒した友人Yu氏の出展作品ももちろんあり毎回
楽しみに拝見しています。
今年の、Yu氏の作品は『C60型蒸気機関車@沼宮内』と題した東北本線沼宮内駅
での機関車の下部アングルからのアップでした。 機関車の黒々とした力強い鉄の
肌を感じさせ、線路に埋まる小さな敷石まで鮮明に写し出され、背景後ろを抑えた
盛り上がる煙、小さな窓から肘を乗せた機関士の姿から、息づく機関車のこれまで
の活躍の歴史を一枚の写真に表現された迫力ある素晴らしい作品でした。この機関
車のお役目も近づく電化を前に引退の流れにあるのでしょう。
昨年出展された作品、八ヶ岳を背景に特急あずさ号が走る鳥瞰的な広大な風景も
見ごたえがありましたが、今年出展された半世紀前に撮影された作風には若々しい
力が入っていたように感じました。
この作品のほかにも、いくつか目に留まる作品がありました。
『豪雪の余呉440M』は琵琶湖の北端、余呉での風景ですが、その写真技術にも
惹かれました。今年5月に撮影された田植え前の田んぼに張られた水に映る名古屋
鉄道の「リフレクション」も鮮やかでした。
そのほか、北陸にそびえる白山、菜の花と桜の中を走る小田急電鉄、釧網線を走る
釧路湿原号など懐かしい想い出を蘇らせていただきました。 ありがとうございま
した。
池袋構内 新宿駅南口
この日は、土曜日の午後、暖かな日でしたからか、コロナはどこかへ行ってしまっ
たような感じの人出で、コロナ前と変わらぬ人の流れに、久しぶりに都会に出てきた
現実にオロオロしてしまいました。電車内も、肩が触れ合うくらいの込みようでした。
世の中はとっくに動いている・・。
Autumn Symphony - Chopin
鉄道のある情景と聞くだけで懐かしさを感じますね。 きっと楽しい時間を過ごされたことと想像します(^^)
小学校低学年の遠足はまだ蒸気機関車でトンネルに入る時は急いで窓を閉めないと鼻が黒くなったりして 懐かしい思い出です。 蒸気機関車の🚂屋根にどか雪を積み蒸気の「爆音」をたてて上野駅のホームに入ってくるのを今でも鮮明に覚えています。
鉄道は夢とロマン
又のプログ楽しみにしています。
SLにもいろんな想い出をお持ちなんですね。雪をかぶった機関車が上野駅に入ってくる・・などは、凄いことでしょうね。
私は関西でしたから、1959年の春に初めて一人で上野駅に来たことがありました。
この写真展はなかなか、含蓄に富んだ写真が多いですね。
また、久しぶりに池袋や新宿駅に出たものですから、その人出の多さに驚きました。
コロナを気にして、外出はほとんどしていませんから、世の中変わった? こちらが変わったのでした。
いつもコメントありがとうございます。