杵屋六郎ブログ

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三味線の指の訓練に有効な器具

2015-10-08 16:19:57 | 日記


杵屋六郎の稽古場では数取器で10秒で何回押せるかを測定します。
人差し指、中指、薬指で測定します。

1、かなり指を動かす努力が必要 ⇒⇒⇒ 20回以下の人
2、もう少しの努力で上達する  ⇒⇒⇒ 20~30回
3、普通に弾ける        ⇒⇒⇒ 30~40回
4、普通に早く弾ける      ⇒⇒⇒ 40~50回
5、プロの速度に近い      ⇒⇒⇒ 50回以上     

この5段階は目安ですが、実際に曲を練習するうちに自然に指が動くようになります。
個人差はありますが、初めて楽器を弾く人は20~30回が多いので左手が利き手でない場合は意識して訓練することをお薦めします。

発声練習

2015-10-06 00:54:16 | 日記
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声が安定して出るまでには練習が必要ですが、音程が正確に取れていることを確かめながら練習すると効率が上がります。特に独学での練習にはボーカルトレナーを使うと自分の声が高いのか低いのかがわかりとても便利です。
口三味線が正確に言えるようになったら次の段階は声の練習です。ア・エ・イ・オ・ウの区別やロングトーンの練習にもこのボーカルトレナーは役立ちます。
北千住ルミネの教室でも(第1、第3水曜日)ボイストレーニングをして長唄を唄えるように練習していますが。三味線の音でボイストレーニングすることで唄に早く近づくことが出来るようになります。
1、鼻から息を吸い、止めて声を出す準備を整える練習をする。
2、先ずは単音を取れるようにする。
3、2音、3音と組み合わせて取れるようにする。
無理な練習して喉を傷めないように気をつけ、休みを取りながら練習する。
車の運転に例えれば最初はロー、セカンド、サード、トップと声の走りを実感できるようにして、自分の声の状態を把握できるように心がける。
上達するには練習あるのみです。美しく、響く声を目指して練習しましょう。

口三味線のコツ

2015-10-02 00:57:57 | 日記

口三味線は三味線音楽の共通言語です。言葉を覚えるには三味線を習い始めてから3~5年かかります。間の部分や正確な音程、糸の区別まで出来るには更に年月が必要です。口三味線を言おうと心がけていても弾きながら言うのは難しいです。
音程を取るのが難しい場合は弾くのよりも僅かに遅らせて言うようにする。言えるようなったら、ソラで言ってみる。出来るようになったら言っている口三味線より僅かに遅らせて弾いて見る。しかし、同時に口三味線を言いながら弾けることが前提です。稽古では大いに冒険をしてみる、本番では確実に弾く。
覚えたての口三味線はたどたどしいものです。繰り返し練習するうちに流暢に言えるようになります。年季が必要です。短期間では限界があります。コツに気がつくまで諦めずに言う練習をしましょう。ただし、口三味線が言えるだけでは実技は上達しません。準備が整っただけに過ぎません。

黒髪 合の手https://youtu.be/rnprpdTacX0