杵屋六郎ブログ

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三味線を美しく弾けるようになるには。

2015-11-04 00:55:47 | 日記

以下のことを実践できるように心がければ三味線の上達に役立つ。
〇三味線は右手一本で構えられるようにして、左手は常に自由に調弦や楽譜をめくれるようにする。
〇撥の基本位置を理解する。基本位置から撥を動かすことで三本の糸を弾き分けることが出来る。
 撥の基本位置は三の糸を弾き終わった撥皮の接点。常に基本位置から撥を動かすことで確実に糸を捉える。
 空中に基本位置を設定すると常に同じポイントに戻るのが難しくなる。思った糸に当たらなかったりする原因になる。
〇糸を弾く撥の軌跡が撥皮から斜めにならないように真っ直ぐに弾く。
〇糸を弾くときは刃物で切るような感じで撥を動かす。腹で弾くつもりで。
〇右手だけの撥の動きだけでは良い音を創ることは出来ない。左手の押さえ方が肝心。
〇一日中、三味線を弾いても疲れない自然な構えで弾くように心がける。
〇楽譜の音を並べるだけでは曲にならない。強弱や音色を自由に変化出来る技術を身に付ける。撥が絵筆であると思って弾く。
〇常に拍子を正しく弾くように心がける。
〇弾けない部分は何故弾けないのかを良く分析する。原因が右手にあるのか左手にあるのかを特定する。
〇口三味線を言いながら弾く。
〇お手本とシンクロ(同化)するように弾く。
〇暗譜してから曲を弾きこなす訓練が始まると考える。
〇筋肉は覚えが悪いので、練習に勝る練習はない。数を尽くして稽古する。
〇難曲や大曲を稽古しても腕が確実に上がるわけではない。知っているという多少の自信にはなるが。
〇慣れないうちは早く弾くべきところが遅くなり、ゆっくり弾かねばならないところを早く弾く傾向がある。
〇繰り返し同じ動作をすることで無駄のない三味線の弾き方が出来る。すなわち、美しく弾けるようになる。

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