杵屋六郎ブログ

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宝船(小川半助板唄本)

2019-03-14 22:46:09 | 日記



4世杵屋六三郎は数々の名曲を残していて、廓に因んだ曲が多い。宝船は別名「長き夜」とも呼ばれ、杵屋六三郎の作曲である。
七福神が宝船に乗って、初夢物語に廓気分を添えた二上りの曲。

長唄宝船歌詞
『長き世の 遠の眠りの皆目ざめ 恵方に当たる弁天の 笑顔に見とれていつまでか 茶屋が床机に 根が生え抜きの
 毘沙門さんのじゃらつきを 見兼ねて布袋がのっさのさ そうはならぬと 押し合う中へ 連れ立つ勇の大黒 恵比寿
 これはたまらぬ こりゃどうじゃ 恋争いは吉原の 派手な大尽 福禄寿 そもそも廓の全盛は 幇間末社の大一座
 三日は客のきそ始め 此方に髭の意休と見たるは 心やさしき寿老人』