CHIBA RAMEN MUSEUM(facebook公開グループ)管理人ロッキー大活躍⭐︎28百万ヒッツ超の人気ブログ
月曜日の朝、おはようございます😃
ご紹介する千葉県のラーメンは、「君津豚骨」というご当地ラーメンです。
千葉3大ご当地ラーメンの次に来るのは、この君津豚骨ではないかと私は思います。
内房は1954年創業の「梅乃家」の竹岡ラーメン全盛かと思いきや、意外と、同じ富津市で金谷漁港には竹岡式ラーメンは無くて、カジメをつかった独特のラーメンが存在したり、君津市はもちろん竹岡式も分布していますが、1965年に北九州市から新日本製鉄(株)が移転してきて、君津製鉄所が完成して「製鉄の町」になり、それとともに九州のラーメン文化も君津に上陸。そのひとつが創業1973年の「元祖九州ラーメン日吉 大和田店」になります。
暖簾をくぐると左手に、優しそうなお婆さんがいまして、その前にはおでんの台があります。どれもみんな美味しそう。そして庶民価格。
皆さん、まずおでんをチョイス。
この日は、牛すじ、ギョウザ巻きが各90円、大根や厚揚げ、白滝、玉子、などが各80円。3つ注文して辛子を付けてもらいました。
そしてなんと豚骨ラーメンは270円。大盛りラーメンが320円で、チャーシューメンが450円、月見ラーメンは320円、紅生姜ラーメンが320円。これって平成28年6月現在の価格です。昭和の価格ではございません。ビール(大)が500円って、ビールの方が高い。
おでんを食べ終わった頃に、厨房の息子さん?が平ザルで湯切りして、わざわざ厨房から270円のラーメンをテーブル席まで運んで下さいました。かつては常連さんで賑わった店内も、小上がりに年配のカップルと、私の3人のお客さん。それでも駐車場完備で、良くやっていらっしゃいますね。
出てきた豚骨ラーメンは、昔の子供の頃の駄菓子感覚のラーメンでもあります。子供でも食べやすい、あっさりした豚骨スープ。キクラゲ、もやし、万能ネギ、小ぶりなチャーシュー、四角い海苔。麺はもちろん自家製の細麺。豚骨臭のするスープは若干、現代的ではないのかも。でもきっと昔はこのラーメンがご馳走だったんですよね。
提供を終えたおでん台は、次のお客さんが来るまで、ハエがこないように大切に実家のお膳みたいになっている。店内の不揃いの年季の入った椅子にも、どこか郷愁を感じます。
この店には、私たちが「豊かさ」や「便利さ」と引き換えに失ってしまった「大切な何か」があるようにも感じました。ご馳走様でした☆