
タイトル【千葉県第3のご当地ラーメン・アリランのルーツを紐解く】【非直系アリラン】【新店】「麺処らふてる@茂原」美味しくて人気ラーメン店に!
【千葉県3大ご当地ラーメン】
・千葉県には内房の「竹岡式」、外房の「勝浦タンタンメン」、そして内陸の「アリランラーメン」の3タイプのご当地ラーメンがあります。
・今回紹介する「アリランラーメン」は、店主の古市豊さんが、昭和の時代に屋台のラーメンをリアカーで、長生郡で販売していました。最初は支那そばのあっさりした醤油ラーメンを販売しておりましたが、お客さんから「ここは山間部なので、もっとスタミナのつくラーメンを出してみては?」そう指南を受けて、試行錯誤して5年の歳月をかけて完成させたのが、今のニンニクたっぷりなスタミナラーメン「アリランラーメン」だそうです。アリランは韓国の「アリラン峠」から。
・「八平の食堂(本店)@長柄町」の創業は1972年。お店は他に、古市さんのお母さんが店長だった「らーめん八平@長南町」、古市さんのご兄弟(妹)が店長の「味覚@市原市」があります。現在、初代の古市豊さんは現役を引退、本店はスタッフに任せて、お母さんの峠の茶屋の風情の「らーめん八平」は古市さんのお子さんが店長に、市原の「味覚」は2019年に閉店。現在アリラン直系は2店舗での営業。
・2020年にアリランラーメンのカップ麺を(株)ヤックスと共同開発。
・アリランラーメンには、直系の他に、「お食事処やちよ@長南町」があり、ここで出されている「蘭州麺(らんしゅうめん)」も非直系になりますが、インスパイア系アリランラーメンとして広く認知されています。「やちよ」で長年修業されていた方が、独立開業したのが、今回紹介する「麺処らふてる@茂原」になります。
・「アリランラーメン」は八平の登録商標だそうです。なのでやたらに他店のラーメンをアリランラーメンとは言えませんね。
【お店の紹介】
・創業は、2020年12月1日。
・店名の「らふてる」はラーメン店の店名としては、聞いたことがなく、すっごく不思議ですが、おそらく、人気アニメ「ワンピース」のフィギャアが店内に飾ってあることから、そこからのネーミングではないかと推測。これ以上は登録商標のこともあるのでスルーw
・場所は茂原の駅から1.2キロの距離にあり、ただ駅前の通りから1本道なのでウォーキングには最適。車の場合、店頭に3台、第二駐車場に3台の計6台が駐車可能。
【ラーメンの紹介】
・「やちよ」の蘭州麺の流れを汲んで、醤油ラーメン、味噌ラーメンが基本。そこからニンニクをプラスしたラーメン、デフォで1枚トッピングされている大きな豚バラのチャーシューに、チャーシューメンにすると2枚に増加。味噌にはバターをプラスしたラーメンもあり、メニューのバリエーションは計10種類。サイドメニューにチャーハンもあり、これがまた美味そうだった!
・おすすめはダブルガーリックの「ニンニク醤油ラーメン」。
【IMPRESSION】
・土曜日の午後1時過ぎに到着。既にカウンター席、テーブル席、小上がり席の店内は、ほぼ満席。1つ空いていたカウンター席に着席。厨房に店主と、フロア係のスタッフ1名の2名体制。
・「やちよ」では醤油も味噌も美味しかったので、初訪問でどちらにするか非常に迷いました。味噌と言いかけて、「ニンニク醤油ラーメン(税込825円)」にしました。
・着席してから20分ほどで、ラーメンが着丼。
・豚バラチャーシューの存在感、具の刻み玉ねぎの大雑把さ、刻みニンニク、すりおろしたニンニク、醤油の香り、全てがやちよの「蘭州麺」スタイルですね。完璧!特筆すべきは自家製麺。麺の茹で加減がデフォで、やや固め。今の時代に合ってます。また麺の長さも長め。八平も自家製麺で、製麺施設を古市さんに見せてもらった事がありましたが、わざと短く切ってますが、「らふてる」麺はそういったこともなく、啜り心地にこだわってますね。
・これは他のメニューも楽しみです。チャーハンも機会があれば是非食べてみたい!
【その他】
・緊急事態宣言発令中は時短営業中。3月22日以降の営業が気になりますね。月曜日定休。



















