りとるぱいんわーるど

ミュージカル人形劇団“リトルパイン”の脚本の数々です。

“フランチェスコ” ―全14場―

2011年12月13日 21時39分31秒 | 未発表脚本


  今回は、読み直していて“目が回りそうになった”と、話して
  いた作品をご紹介しようかと思います^^;
  本来、こう言う・・・言葉はよくないですが「理屈っぽい」台詞
  使いがとても好きで、「こうなるからああなって・・・ああなる
  にはこうなって・・・」と言うように、回り回って結局だから・・・?
  みたいな、気を抜くと、何が言いたいのかよく分からない・・・
  と、言った、読んで頂く側からするとそうかも知れませんが、
  書いている私には、その回り回ってつながった感・・・が快感
  な作品でもあります^^;
  
  ま、でも“子ども向き”の作品を書いている今、こんな台詞
  回しの作品は、これから先、先ず書くことがないかも知れな
  いので、その点においては貴重な1作品・・・と言えなくも
  ないですね(~_~;)
  ただ、まだまだと~っても未熟な作品ですが・・・m(__)m

  随分長めの作品で、時代背景や設定に、多少無理を感じる
  ことがあるかも知れませんが、単なる“読み物”的に、読み流
  して頂けるといいかな・・・と思います(^_^;)

  皆さんも、目が回った感・・・お楽しみ下さい♥

  ・・・あ、もう一つ付け加えておくと、とっても“大人な作品”で
  あります^^;



                                どら。
 



 ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪


        

      

     この作品にも“あらすじ”が書いてあったのですが、
     と~っても長い“あらすじ”なので、省略させて頂き
     ます^^;


 ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪

   
     〈主な登場人物〉

    フランチェスコ  ・・・  剣の名手。本編の主人公。

    ビィクトール  ・・・  フランチェスコの友人。

    ジェシカ  ・・・  花売り娘。

    ルグラン伯  ・・・  貴族。

    カロリーネ  ・・・  フランチェスコの婚約者。

    クリストフ侯爵  ・・・  フランチェスコの父。

    テレーズ  ・・・  フランチェスコの母。

    ルネ  ・・・  ルグランの家来。

    リーザ  ・・・  ジェシカの妹。


 ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪


         豪華な音楽で、幕が上がる。

    ――――― 第 1 場 ―――――

         煌びやかな夜会の風景。
         (カーテンの垂れ下り具合が、豪華さを
         醸し出している。)
         奥方、設えられた段上に一人の歌姫。
         その歌に乗って、3組のポーズを取った
         男女、楽しそうにワルツを踊る。

         “月の光満ち溢れ
         澄んだ夜空を輝かす
         今宵は夢の舞踏会
         星の流れが辺りを包み
         花の香りに噎せ返る
         今宵は夢の舞踏会
         絹のドレスに身を包み
         眩いばかりの山の宝石
         目も眩むような貴婦人と
         相手を願う紳士たち
         今宵一夜の夢の時・・・”

         歌姫、踊る人々の間を通って前方へ。
         下手へ去る。
         踊っていた人々、其々左右に去る。
         と、同時に奥段上に、豪華な礼装に身を
         包んだ、長身の一人の青年(フランチェスコ)
         登場。
         (光に透けるような長い金髪を解き流し、
         目鼻立ちのすっきりしたその面持ちは、
         丸で人形のよう。)
         フランチェスコ、ゆっくり歌いながら、前方へ進む。
         (垂れていたカーテンは開き、段はセリ下がる。)

         “剣に賭けたこの命
         何のものとも顧みず
         この大空を翔けるように
         我が生きる道ならば
         振り返ることなく
         突き進もうと・・・
         心ならずもそう信じ
         勇み肌で世間を渡る
         それこそが我が生きる道理         

         剣が守るこの命
         魂を捧げ 全てを賭ける
         この大地を統べるように
         我が生きる道ならば
         ただ真っ直ぐ伸びる
         この道の先・・・
         遥か向こうに光があると
         剣に誓え 今この時
         それこそが我が生きる人生”

         紗幕閉まる。

    ――――― 第 2 場 ―――――

         紗幕前。
         話しながら、クリストフ公爵、公爵夫人テレーズ、
         カロリーネ登場。

  クリストフ「前国王が崩御され、新しい国王になっても国の情勢
        は一向に向上しないと、市民の声が上がり始めてい
        る中、何も皇太子殿下の誕生日祝いを兼ねた、馬術
        大会を、今開かなくてもよいものを・・・。」
  テレーズ「そうですわね・・・。」
  クリストフ「ただでさえ、王室の浪費問題が浮上しつつあると言
         うのに、王室に仕えている身としては、気になるとこ
         ろだよ・・・。ところで、フランチェスコはまだ眠ってい
         るのかね?」
  テレーズ「ええ。ピサから一晩中、馬を駆って戻って来たようで
        すから、疲れているのでしょう屹度・・・。けれど、一年
        やそこら会わなかっただけで、フランチェスコはまた、
        一段と逞しく成長したこと・・・。」
  カロリーネ「私なんて、馬を駆って戻って来られた時、余りにも
         眩し過ぎて直視出来ませんでしたわ。」
  テレーズ「(微笑んで。)それはあの子も同じだったでしょう。美し
        く成長したあなたを見て、親同士が決めた結婚ではあ
        るけれど、あの子もよかったと、屹度思っているに違い
        ありませんよ・・・。」
  カロリーネ「まぁ・・・小母様・・・。(恥ずかしそうに。)」

         その時、上手より白い絹のブラウスに、黒いタイツ
         姿のフランチェスコ、腰には剣を携えゆっくり登場。
         続いてヴィクトール登場。

  フランチェスコ「父上!母上!」
  テレーズ「まぁ、おはよう、フランチェスコ。よく眠れましたか?(
        フランチェスコにキスする。)」
  フランチェスコ「はい。久々の自分のベットですからね。(微笑む
            。)ところで、少し馬を駆って来ます!」
  テレーズ「食堂に、朝食の用意が出来ているのですよ。」
  フランチェスコ「後で頂きます。」
  テレーズ「けれど冷めては・・・。」
  フランチェスコ「平気です。寄宿舎の食事で慣れていますから。
           (笑う。)なぁ、ヴィクトール!」
  ヴィクトール「そうですね・・・。」
  テレーズ「ここは寄宿舎ではありませんよ。では後で作り直しを
        させましょう。」
  クリストフ「おまえ達は、来週の王室主催の馬術大会に、出場す
        るつもりなのかね?」
  フランチェスコ「勿論です、父上!!私は夏季休暇で戻って来
           た時の、この馬術大会を一番の楽しみにしていた
           のですから!!」
  クリストフ「・・・ほう・・・。で、如何だ?学校の方は。」
  フランチェスコ「余り自由はありませんが・・・。」
  ヴィクトール「(フランチェスコの耳元で囁くように。ニヤリとして。
          )へぇ・・・。毎晩、寄宿舎を抜け出して酒盛りしてる
          奴が、よく言うね。」
  フランチェスコ「(ヴィクトールを睨む。)まぁ、勉学を嗜むには、
           十分な環境であることは確かです。」
  クリストフ「ヴィクトール、フランチェスコのことを頼んだぞ。」
  ヴィクトール「勿論です。」
  フランチェスコ「父上、私はもう子どもではないのですよ。(笑う。
           )」
  ヴィクトール「私はフランチェスコ殿に忠誠を誓った身・・・フラン
          チェスコ殿の為とあらば、たとえこの命、今捧げよう
          とも、何の躊躇いもございません!」
  フランチェスコ「ヴィクトール・・・。」
  クリストフ「うむ・・・。おまえが付いていれば安心だ。」
  テレーズ「フランチェスコ!それより馬術大会の練習もいいけれ
        ど、カロリーネとも久しぶりでしょう?少しはお相手を
        してあげなくてはね?」
  フランチェスコ「(チラッとカロリーネを見る。)それはもう・・・。」
  カロリーネ「小母様!私のことなら構わないで結構ですのよ!
         フランチェスコ様と二人きりになると、緊張してしま
         って、屹度何を話していいか、分からなくなってしま
         うと思うんですもの!」
  フランチェスコ「(微笑んで。)では、練習の後で一緒にお茶でも
           ・・・。」
  カロリーネ「まぁ、本当に!?」
  フランチェスコ「ええ。ただ、腹を空かせて戻って来た私は、あな
           たの前で紳士らしく振舞えないかも知れませんが。
           (笑う。)」
  カロリーネ「(恥ずかしそうに。)それは・・・フランチェスコ様とお
         話しが出来るだけでもう!!」
  フランチェスコ「では後で!」
  カロリーネ「(嬉しそうに。)はい!」
  テレーズ「気を付けて行くのですよ。」
  フランチェスコ「はい!」

         フランチェスコ、ヴィクトール下手方へ。
         2人を見詰めているクリストフ公爵達フェード・アウト。
         フランチェスコ、ヴィクトールにスポット。

  ヴィクトール「全く、何時もながら女性の扱い方には、感心させら
          れるよ・・・。」
  フランチェスコ「冗談だろ?」

         2人、下手へ去る。
         暗転。  

    ――――― 第 3 場 ―――――

         音楽で紗幕開く。(ライト・イン。)
         舞台は広場。下手方には食事の取れるカフェ。
         中央には噴水。中央にジェシカ、片手に花籠を
         提げ、もう一方には花を持ち歌う。

         “明るい日差し浴び
         心地好い微風
         花の香りが私を包む
         美しい花束
         道の端に小さく
         誰の目にも止まらぬ
         どんな花としても
         一目見つけてしまうと
         花は慈しむ心を
         沸き上がらせるもの

         お屋敷に生けた
         豪華な薔薇 蘭も
         野原に咲き誇る
         可愛い野花達
         どれもこれも皆
         心和むもの
         さぁ皆様どうぞ
         お花をお土産に
         どうぞお花を
         愛しい人へ”

         ジェシカ、回りを見回して、誰もいないのを
         確認すると、溜め息を吐き噴水の縁に腰を
         下ろす。

  ジェシカ「いくら明るい歌を歌っても・・・世の中がこれじゃ、誰も
        花なんか買ってくれやしないわよねぇ・・・。今日なんて
        買い物客もいやしない・・・。(お腹を押さえて。)あああ
        ・・・お腹減ったなぁ・・・。」










      ――――― “フランチェスコ”2へつづく ―――――











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“ジ―ク(その前)” ―全6場― 完結編

2011年12月11日 17時52分55秒 | 新作(人形劇用)


  ジ―ク「それで人間の言葉が分かる薬を・・・?」
  チュー吉「うん・・・でも本当は、人間になる薬があればなぁ・・・
        って。こんなネズミの姿じゃ、きっと言葉が分かっても、
        君に気味悪がられるんじゃないかって・・・そう思った
        ・・・。けど・・・君は僕が考えてた通りの人だったよ。」
  ジ―ク「・・・え?」
  チュー吉「だって、こんな姿の僕と、友達になってくれたじゃない
        か。いつもビスケットを半分、分けてくれた優しい君・・・
        ありがとう・・・ジ―ク・・・。」

         チュー吉歌う。

         “ありがとう・・・
         いつもいつも言いたかった一言
         言葉を交わすことが
         永遠に訪れることがないと
         そう思っていた・・・
         でも神様からのプレゼントで
         僕は君に一番大切な・・・
         心を伝えることが出来た・・・”

         ジ―ク歌う。

         “僕の方こそありがとう・・・
         小さな小さな君
         いつもどこかに隠れて
         ひっそり暮らす小さな友達
         僕に会う為にやって来てくれた君・・・
         僕の言葉が君に届いた
         ありがとう・・・”

         ジ―ク、チュー吉を肩に乗せる。

    ――――― 第 6 場 ――――― B

         その時、上手より3人の少年登場。
         ジ―クに気付き、肘でお互いを突き合う。

  少年4「おい、ジ―ク!」
  少年5「何ブツクサ独り言、言ってんだよ。」
  ジ―ク「・・・別に・・・(下手へ行こうとする。)」
  少年6「(ジ―クの前へ、立ち塞がる。)待てよ。」
  少年4「俺達が話し掛けてんだぜ。知らん顔することないじゃな
       いか。」
  ジ―ク「・・・ほっといてくれよ。」
  少年6「(ジ―クの肩に乗っているチュー吉に気付いて。)おい
       ・・・おまえの肩・・・ネズミが乗っかってるぜ!!」
  少年5「本当だ!!おい!!ジ―クの奴、肩にネズミなんか乗
       てやがる!!」
  ジ―ク「いいだろ!!そんなこと!!」
  少年4「きったねぇ・・・」
  ジ―ク「煩い!!」
  チュー吉「ジ―ク、ほっといて行こうよ。」
  ジ―ク「けど・・・!!」
  チュー吉「僕は何て言われても平気さ。」
  ジ―ク「・・・チュー吉・・・うん・・・行こう・・・」
  少年5「おいおい、また独り言か!?」
  少年6「ネズミなんかと一緒にいるから、頭がどうかしちまった
       んだ!!」
  少年4「そんな人間に菌を撒き散らすネズミなんか、こうしてや
       る!!(チュー吉の尻尾を掴んで、放り投げる。)」
  チュー吉「わあーっ!!」
  ジ―ク「止めろーっ!!チュー吉!!(放り投げられて倒れて
       いるチュー吉に駆け寄る。)チュー吉!!チュー吉!!
       しっかりしろ!!」
  少年5「(笑う。)チュー吉だって。」
  少年6「そんなネズミに名前付けて、おまえ、家でそのネズミを
       飼ってんのか!?(笑う。)」
  少年4「(笑う。)変わった奴。」
  少年5「行こうぜ!(3人下手へ行きかける。)」
  ジ―ク「・・・待てよ・・・」

         3人知らん顔で、歩き続ける。

  ジ―ク「待てって言ってるんだ!!」

         3人振り返って、ジ―クを見る。

  少年6「何だよ、エラソーだな。」
  ジ―ク「・・・よくもチュー吉を・・・」
  少年4「何だよチュー吉、チュー吉って・・・」
  少年5「ただのそんなネズミ野郎。」
  ジ―ク「・・・チュー吉はただのネズミじゃないんだ・・・!!俺の
       大切な友達だ!!」
  少年6「友達・・・?」
  少年4「友達だって。(笑う。)」
  少年5「(笑う。)馬鹿かおまえ・・・」
  ジ―ク「馬鹿はどっちだ!!わあーっ!!」

         ジ―ク、少年達に飛び掛かる。が、3人に
         軽く押し返される。

  少年6「(笑う。)3人に、1人で敵う訳ないだろ。」
  ジ―ク「小さなチュー吉に、何てことするんだ!!」

         ジ―ク、再び少年達に飛び掛かるが、
         3人に押し退けられる。

  少年4「煩いな!」
  少年5「もう、ほっといて行こうぜ!」
  少年6「ああ。」

         3人の少年行き掛ける。(音楽流れる。)

  ジ―ク「待て・・・待てよ!!」

         ジ―ク歌う。

         “おまえらには分からないんだ
         自分のことしか考えられないような奴に
         他人の気持ちなんて分かる筈もない・・・”

  少年4「何言ってんだよ、こいつ・・・。」

         ジ―ク歌う。

         “大切なのは分かろうとする心
         何があっても理解し認め合う
         たとえ相手が誰であっても・・・” 
         
         少年達歌う。

         “そんなのはおまえの戯言
         他人を分かることなんて出来るもんか
         自分のことだけで十分だ
         笑わせるな!”

         ジ―ク歌う。

         “違う・・・
         出来ないと決めつけるな
         やろうとしないで出来る訳がない”

  ジ―ク「分かること・・・分かろうとする心があれば・・・みんなが
       お互いを認め合い・・・それだけでみんなが幸せになれ
       るのに・・・。こんな小さな生き物だって・・・僕らと同じ
       心を持ってるんだ!!小さい体で一生懸命生きてるん
       だ!!それが分かれば、こんな酷いことが出来る訳が
       ない!!」
  少年5「・・・何だよ・・・」
  少年6「何でそんなムキになって・・・」
  少年4「たかがネズミじゃないか・・・」
  少年5「変な奴・・・」
  少年6「謝ればいいんだろ、謝れば!!」
  少年4「悪かったな!!おい、行こうぜ!!」
  少年5「ああ!!」

         ジ―ク、チュー吉の側に。
         3人の少年、話しながら下手へ去る。

  少年6「そう言えば、もう直ぐ隣町から、芝居小屋がやって来る
       らしいぜ。」
  少年4「へぇ・・・」
  少年6「見に行ってみようぜ!」
  少年5「ああ。」               ※

         (少年達の話し声、段々、小さくなる。)

  ジ―ク「畜生・・・!!チュー吉・・・チュー吉・・・!!ごめん・・・
       ごめんよ、チュー吉・・・小さなおまえを守ってやれなく
       て・・・(チュー吉を抱き上げる。)」

  チュー吉の声「ジ―ク・・・」

  ジ―ク「(動かないチュー吉を見る。)チュー吉・・・?」

  チュー吉の声「僕のことを友達だと言ってくれたね・・・。本当に
           ありがとう・・・。僕は小さなネズミに生まれてきて
           よかったよ・・・。少しの間だったけれど・・・僕は君
           と一緒にいることが出来て、本当に嬉しかった・・・
           。僕は・・・君が大好きだったよ・・・。そして・・・さよ
           うなら・・・。」

  ジ―ク「チュー吉・・・」

         その時、それまで動かなかったチュー吉が
         目覚め動く。

  ジ―ク「チュー吉・・・?チュー吉!!」
  チュー吉「・・・チュー・・・チュー・・・(ネズミの泣き声。)」
  ジ―ク「チュー吉・・・」
  チュー吉「チュー・・・チュー・・・」

         チュー吉、ジ―クの手から起き上がり、
         上手へ走り去る。
  
  チュー吉「チュー吉!!・・・俺・・・薬の効き目が切れたんだな
        ・・・。でも・・・よかった・・・無事で・・・。(上手方に向か
        って叫ぶ。)チュー吉ー!!ありがとうー!!」

         音楽流れ、ジ―ク歌う。

         “何が大切か・・・
         心からそう感じることが一番必要だ
         何を大切にしたいのか・・・
         そう感じても
         それが必要ないこともあるんだ・・・
         そんな当たり前のことを
         今まで気付かずにただ
         目の前のことに夢中になって
         回りを見ずに見失う
         そんなただ少し視野を広げただけで
         見えてくること・・・
         それに気付かせてくれた
         心からの僕の友達・・・”

  ジ―ク「チュー吉ー!!俺も君が大好きだー!!」

  チュー吉の声「チュー・・・」

         音楽盛り上がり。





         ――――― 幕 ―――――










     ※ どうしても、この会話を入れたかったのです^^;
       何故か・・・?はい、ご想像のとおり、春公演つながり
       でございます(^_^;)





 ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪


    (どら余談^^;)

    それでは、ここら辺で次回掲載作品の紹介をしておきたい
    と思います(^^)v
    次回は、先にお話ししていましたように、“チュー吉”くんが
    主人公のお話しで『チュー吉くんの星に願いを・・・』を、
    ご紹介したいと思います(^^)

    このお話し、今回の作品をここに紹介しながら、横で書き上
    げていたのですが(実は今日現在まだ途中であります^^;)
    、“二番手キャラ”とでも言うのでしょうか、今回のお話しで、
    チュー吉くんがそうであったように、今書き上げているお話し
    で、主役のチュー吉くんに対して二番手キャラ的な登場ネズ
    ミくんが、これまた書いてる途中から、とても魅力的な悪者
    ネズミくんと変身してしまったのです^^;
    どんなお話しでもそうですが、主役がカッコいい、可愛いの
    は当たり前・・・でも、それに対する人物に、魅力がないと、
    お話しの面白みも半減する・・・と、言ったように、意外と
    この二番手キャラは、とても重要な役処であると考えます。
   
    で・・・魅力的故に、その人物なるものの裏物語的な作品
    が書きたくなって・・・よって、その二番手を主人公にした
    お話しが出来る・・・結果、またまたその主人公に相対する
    魅力的な二番手が生まれる・・・と言った構図が出来上がり
    ・・・永遠に私の物語は続いて行くのであります♥
    へへへ・・・(^_^;)












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“みりとポン吉” ―全9場― 4

2011年12月09日 21時01分48秒 | 未発表脚本


    ――――― 第 8 場 ―――――

         舞台後方、カーテン後ろに大木と、みり、ポン吉
         のシルエットが浮かび上がる。
         2人、上方を見上げながら。

  みり「この木の上ね・・・」
  ポン吉「うん・・・。みり・・・僕は自分の星へ帰っても、この地球
       から君があの月を見てる時、僕も反対側の星から同じ
       月を見てる・・・必ず・・・心はつながっているから・・・」
  みり「・・・ポン吉・・・」
  ポン吉「行って来るよ!!」
  みり「(頷く。)気を付けて、ポン吉!!」

         ポン吉、大木に登って行く。

  ポン吉の声「(一時置いて。)・・・あった・・・あった!!みり!!
          あったよ!!僕の体だ!!」

  みり「やったわね!!」
  
  ポン吉の声「ありが・・・(声が途切れる。)」

  みり「・・・ポン吉・・・?ポン吉!?どうしたの!?」

         その時、木の上からポン吉(ぬいぐるみ)が
         落ちて来る。

  みり「(ポン吉を抱き上げる。)・・・ポン吉・・・?ポン吉!!そん
     な突然に帰っちゃうなんて・・・!!嫌・・・嫌よ、ポン吉ー
     !!(声を上げて泣く。)」

         紗幕閉まる。暗転。

    ――――― 第 9 場 ―――――― A

         紗幕前。下手よりパーティドレスに着飾った
         メアリ、ヒューイ、トンリー登場。

  ヒューイ「ありゃ屹度、クマ鍋なんて言った、崇りだぜ。」
  メアリ「もう嫌なこと思い出させないでよ!!今日は待ちに待っ
      た卒業パーティなのよ!!それよりどう?今日の私!」
  トンリー「凄い綺麗だよ、メアリ。」
  ヒューイ「勿論。」
  メアリ「ありがとう。」
  ヒューイ「ラストダンスは是非、僕と!」
  メアリ「そうねぇ・・・」
  トンリー「あ・・・ずるいぞ!!」

         3人、話しながら上手へ(一旦)去る。

    ―――――第 9 場 ――――― B

         紗幕開く。と、卒業パーティ会場。明るい音楽
         流れ、ドレスアップした生徒達、其々楽しそうに
         踊っている。メアリ、ヒューイ、トンリー上手より
         登場。

  メアリ「ヒューイ!(手を出す。)」
  ヒューイ「喜んで・・・(メアリの手を取り、踊りに加わる。)」
  トンリー「あ!!抜け駆け・・・(溜め息を吐き、違う女の子を誘っ
       て踊る。)」

         その時、上手よりドレス姿のみり、一人で登場。
         みんなの様子を見て、溜め息を吐き、踊りの輪
         から離れた壁に凭れる。曲が終わり、其々バラ
         バラに離れる。
         そこへ下手より、一際目を惹くハンサムな少年
         登場。誰かを捜しているように。みりを認め、
         ゆっくり近付く。

  生徒1「(コソコソと。)・・・誰?」
  ヒューイ「あんな奴、うちの学校にいたか?」
  メアリ「知らないわよ!!」
  生徒1「あんなカッコいい男の子いたら、即アタックするわよね
       。」
  生徒2「見て・・・!!みりの方へ寄って行くわ!!」
  メアリ「嘘・・・」

         少年、ゆっくりみりの前へ。

  少年「みり・・・僕と踊ってくれませんか?(手を出し、微笑む。)」
  みり「・・・王子様・・・」

         少年、みりの手を取り、舞台中央へ。
         音楽流れ、2人スポットに浮かび上がる。

  少年「お礼が中途半端になってごめんね。みり・・・ありがとう・・・
      」
  みり「・・・誰・・・?」
  少年「(微笑む。)」
  みり「・・・ポン吉・・・?」
  少年「うん・・・君のポン吉だよ。」
  みり「嘘・・・(呆然と少年を見詰める。)」
  少年「本当さ。(ポケットから四つ葉のクローバーを取り出す。)
      ほら・・・君に貰った、この四つ葉のクローバーのお陰で、
      僕は体を見つけることが出来たんだ・・・。」
  みり「ポン吉・・・(思わず涙が溢れる。)ポン吉!!(少年に抱
     きつく。)」

         音楽大きくなり、2人、ダンスを踊る。
         (いつしか回りのみんなも踊りに加わる。)
         一頻り踊った後、見詰め合うみりとポン吉
         残し、場面変わる。

  みり「もう、お別れなのね・・・」
  少年「うん・・・。」
  みり「ポン吉・・・(泣く。)」
  少年「泣かないで、みり。(微笑む。)僕の星と、この地球は随分
      離れているけれど・・・言っただろ?僕の星は科学の進歩
      が目覚ましいって・・・。会いたくなったら、君が僕の心に
      話し掛けてくれさえすれば、僕は直ぐに宇宙船に乗って、
      また、みりに会いに飛んで来るよ・・・。」 
  みり「・・・本当に・・・?」
  少年「うん!!」
  みり「(嬉しそうに。)ポン吉!!」
  少年「また、会おう!!」

         みり、ポン吉歌う。

         “2人で力を合わせて
         何かを成し遂げる
         それがたとえどんな些細なことでも
         力を合わせることに意味がある
         1人じゃどうしようもなかったこと
         2人なら大丈夫(願いは叶う)
         あなたと2人
         共に手を取り叶えた思い
         いつも心は側に・・・”

         音楽盛り上がり




        ――――― 幕 ―――――  








     ラスト場面、中途半端だった終わり方に、もう一味加え
     ました^^;どこからどこまで増やしたか・・・は、皆様の
     ご想像にお任せします(^.^)
     よ~く読むと・・・未熟な作品と、最近の未熟だけれど、
     毛は生えて来た・・・ような台詞回しの違いが・・・見て
     取れるかも知れません(^_^;)



     
   





 ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪



     (どら余談^^;)

    さて、ここで本来ならばこのページの次回掲載作品の紹介
    をするところなのですが、まだ何も決めていません^^;
    なので、一日お待ち下さいm(__)m
    明日までに決めてまいります(^^)v









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“みりとポン吉” ―全9場― 3

2011年12月07日 18時59分50秒 | 未発表脚本


         ママ、溜め息を吐きながら、ベットに座り込み
         歌う。(ベットの上のガラクタや、木の破片、
         ピストルの玩具などを手に取り見る。)

         “丸であの娘は鉄砲玉
         女の子だって言うのに
         こんな物ばかり集めて
         丸で正義のヒーロー気取り
         決死の救出大作戦決行・・・?
         一体あの娘は何を考えてるのかしら・・・
         もう直ぐ卒業パーティだと言うのに
         ラストダンスの相手もいないわ・・・”

         ママ、下手へ去る。暗転。

    ――――― 第 6 場 ―――――

         舞台前方、紗幕前、ヒューイ、トンリー
         インディアン調の調べに乗り、上手より
         歌いながら登場。      ※

         “やっほっほ やっほっほ
         今夜は祭だ
         卒業パーティの前祝いだ
         みんなで一晩中騒ぎまくろう
         飛びっきりのご馳走で
         飛びっきりの前夜祭
         今夜はみんなで盛り上がろう!!”

         紗幕開く。と、舞台中央、木が一本立っている。
         その木に、ポン吉縛られている。

  ヒューイ「今夜は滅多にお目にかかれないクマ鍋パーティだ!
        !」
  トンリー「おいおい・・・クマ鍋って、クマなんか何処にも・・・」
  ヒューイ「馬鹿、そこに縛り付けてあるだろ!」
  トンリー「あのぬいぐるみ?」

         ポン吉、ビクッとする。

  トンリー「(笑って。)あんなの食べれないよ。」
  ヒューイ「いいんだよ!!大鍋に放り込んで、グツグツ煮出して
        スープを・・・。何より、それを見たみりの顔が楽しみだ
        ぜ。」
 
         ヒューイ、トンリー再び歌う。

         “やっほっほ やっほっほ
         今夜は祭だ
         今夜は愉快だ
         みんなで騒ぎまくろうぜ!!”

         ヒューイ、トンリー、歌いながら下手へ去る。

  ポン吉「(2人が去ったのを確認して。)クマ鍋だって・・・。どうし
       よう・・・僕の体、食べられちゃうのかな・・・。」

         ポン吉、静かに歌う。

         “僕が何故・・・
         飛ばされること知ってたのに
         ボタンを押したと思ってるんだい・・・
         見たことのない・・・
         君の面影を求めて
         僕は遥々遠く彼方
         この地球まで来た・・・”

         舞台、薄暗くなり、後方カーテン後ろにポン吉
         のシルエット、浮かび上がる。

  ポン吉「本当は、未来ツアーの途中で、単独行動はしちゃいけ
       ないんだけど・・・僕は未来の僕の部屋に、どうしても
       入ってみたかったんだ・・・。(扉を開ける。)わあ・・・ここ
       が3年後の僕の部屋・・・?今と、あんまり変わらないな
       ぁ・・・。そりゃそうか・・・たった3年じゃ、やっぱ、あんまり
       変わらないか・・・。今度はパパにもっとお願いして、30
       年後未来ツアーにでも行かせてもらおうっと・・・。あれ
       ・・・これは僕の日記・・・へぇ・・・面白そうだ。何々・・・え
       -っ!?明日、僕がパパの宇宙船を悪戯して、何処か
       へ飛ばされちゃうって!?冗談じゃないよ・・・ああ、助
       かった・・・。そのことが分かってりゃ、悪戯なんてするも
       んか!!・・・え・・・?次に書いてるのは・・・一週間後の
       日付になってるぞ・・・。“・・・飛ばされて、不時着した地
       球と言う星で、僕は・・・素敵な女の子と出会った・・・。
       名前は“みり”・・・”みり・・・?」

         シルエット、フェード・アウトし、舞台明るくなる。

  ポン吉「みり・・・」

         その時、上手より、木を隠れ蓑にして、みり
         登場。ゆっくりポン吉の側へ。
       
  みり「ポン吉・・・!!ポン吉・・・!!(小声で。)もう・・・こんな時
     ポン吉みたいに、心に直接話し掛けることが出来たらいい
     のに・・・!!ポン吉・・・!!」

  みりの心の声「ポン吉・・・」

  ポン吉「(項垂れていたが、その声にハッとする。)みり・・・?(み
       りに気付く。)みり!!」
  みり「しっ!!」
  ポン吉「(みりの格好に、思わず吹き出す。)みり・・・なんて格好
       ・・・」
  みり「助けに来たわ!!(ポン吉に駆け寄り、ロープを解こうと
     する。)」
  ポン吉「・・・僕の為に来てくれたんだ・・・(独り言のように。)」
  みり「・・・え?」
  ポン吉「う・・・ううん・・・」
  みり「解けないなぁ・・・。一体どんな結び方してるのよ・・・(ブツ
     ブツと。)」

         その時、下手よりメアリ、ヒューイ、トンリー
         登場。

  ポン吉「みり!!メアリ達だ!!」
  みり「やばい・・・(木の陰に隠れる。)」
  ヒューイ「そろそろ、鍋のお湯が沸騰してきた頃だから、こいつ
        を連れて行って、クマ鍋作ろうぜ。」
  メアリ「私、クマ鍋なんかいらないわ。」
  ヒューイ「そんなこと言うなよ。それを見た、みりがどんなに驚く
        かって、考えただけで面白いだろ?」
  メアリ「まぁね。」
  トンリー「みりの奴、来るかなぁ・・・。」
  ヒューイ「来るさ。あいつ、変に正義感が強いんだ。」

         ヒューイ、トンリー、ポン吉のロープを解いて、
         連れて行こうとする。
         その時、木陰からみり登場。

  みり「待ちなさい!!」
  トンリー「みり!!」
  ヒューイ「来たな!!」
  みり「ポン吉を返してもらうわ!!この泥棒達!!」
  ヒューイ「そう、易々と取り返せると思ってるのか!!」
  みり「思ってなくても・・・ポン吉は渡さない!!(木の棒を構え
     る。)」

         音楽流れ、みり、ポン吉を取り返す為に、
         メアリ、ヒューイ、トンリーに掛かって行く。
         一時、戦いの踊り。
         みり、3人に遣られそうになりながら、奮闘する。

  ポン吉「(思わず。)みり!!」
  メアリ「ヒューイ、トンリー!!早く遣っ付けちゃってよ!!」
  トンリー「分かってるよ!!」
  メアリ「キャッ!!痛い!!ヒューイ、トンリー何遣ってるのよ!
      !」
  トンリー「あ、ごめん!!」
  ヒューイ「くそう!!」

         とうとうメアリ、ヒューイ、トンリー、みりが手に
         したロープで、ポン吉が縛られていた木に、
         縛り付けられる。

  メアリ「ヒューイ!!トンリー!!」
  ヒューイ「この野郎!!」
  トンリー「放せ!!放せよ!!」

         みり、ポン吉の方へ。今までジッとしていた
         ポン吉、自分で立ち上がる。

  ポン吉「(服を払いながら。)あああ、ジッとしてるのって肩が凝
       るなぁ。」

         みり、ポン吉、顔を見合わせ微笑む。
         メアリ、ヒューイ、トンリー呆然とその様子を
         見ている。

  みり、ポン吉「(3人の方を見て。)べーっ!!」

         みり、ポン吉、笑いながら下手へ走り去る。

  トンリー「(呆然と。)・・・あれ・・・」
  メアリ「・・・クマの・・・」
  ヒューイ「・・・ぬいぐるみ・・・だったよなぁ・・・」
  3人「お化けだー!!」

         音楽、大きくなり暗転。

    ――――― 第 7 場 ―――――

         紗幕前。
         下手より、みり、ポン吉登場。

  みり「(客席方を見て。)さぁ、ポン吉!この小高い丘の上から
     なら、屹度あなたの体を見つけられるわ!!」
  ポン吉「(首を振る。)・・・駄目だ・・・みり・・・。(見上げて指差す
       。)雲が掛かってて、お月様が見えないよ・・・。月の光
       がないと、僕のペンダントは光らないんだ。」
  みり「もう、そろそろお月様が真上に昇る頃よ・・・!!どうしよう
     ・・・!!」
  ポン吉「もう・・・帰れないんだ・・・。」
  みり「ポン吉・・・何、気弱なことを言ってるの!?そんなんじゃ、
     たとえペンダントが光ったって、あなたの体を捜し当てるこ
     となんて出来っこないわ!!」
  ポン吉「みり・・・」
  みり「四つ葉のクローバーだって見つけたのよ!!あなたの体
     だって、屹度見つかるわ!!」
  ポン吉「・・・うん・・・うん、そうだね!!」   ※2
  みり「(空を仰ぐように。)お月様、お願い!!ポン吉の為に、そ
     の姿をほんの一瞬だけ私達の前に現わして!!」
  ポン吉「お月様!!僕に力を貸して!!」

         その時、雲が切れるように、舞台が明るくなる。

  みり「見て!!雲が切れるわ!!」
  ポン吉「本当だ!!」
  みり「さぁ、あなたの体は何処!?」

         2人、客席方を捜すように。
         その時、客席後方、輝く。

  ポン吉「あ・・・あった!!あれだ!!(客席後方を指差す。)あ
       そこに僕の体があるんだ!!」
  みり「あれは・・・家の裏庭に生えてる大木だわ!!」
  ポン吉「本当!?」
  みり「こんな近くにあったのね!!」

         音楽流れ、2人歌う。

     ポン吉“やっと見つけた僕の体”

     みり“やっと見つかった本当のあなた”

     2人“2人で力を合わせて
        何かを成し遂げる
        それがたとえどんな些細なことでも
        力を合わせることに意味がある”

     ポン吉“1人じゃどうしようもなかったこと”
  
     みり“2人なら大丈夫”

     2人“あなたと2人
        共に手を取り叶えた思い”

  ポン吉「やっと帰れるんだ・・・」
  みり「ポン吉・・・(淋しそうに。)」
  ポン吉「みり・・・?」
  みり「体が見つかったら・・・帰っちゃうのね・・・自分の星に・・・。」
  ポン吉「みり・・・」
  みり「何だか・・・淋しいな・・・なんて・・・(無理に微笑む。)」
  ポン吉「・・・みり・・・僕の星からも、あの今見てるのと同じお月
       様が見えるんだ。(指差す。)」
  みり「ポン吉・・・」
  ポン吉「僕の星とこの地球は、あのお月様を挟んでつながって
       いるんだよ・・・。」
  みり「つながっている・・・。そうね・・・私・・・淋しいなんて変ね・・・
     。(涙を隠すように。)さ!!早く体を見つけに行きましょう!
     !」

         みり、上手へ走り去る。

  ポン吉「・・・地球で・・・素敵な女の子と出会った・・・(呟く。)」

         暗転。 
  







     ――――― “みりとポン吉”4へつづく ―――――











    ※ 彼らは一体、何歳くらいなんでしょうね・・・(^_^;)

    ※2、この台詞、今現在の作品でもよく登場する台詞です。
       屹度、好きなんでしょうね~・・・こんな風に、同じ言葉
       を繰り返すのが・・・^^;余談ですが・・・
       同じように、よく登場するな~・・・と思っているのが、
       皆様お気付きでしょうか・・・(^_^;) 「え・・・」と言う
       台詞です(^.^)しかも主人公がよく使うので、毎作品
       一体私は何回「え・・・」を言っているのでしょうか・・・?
       と、問題が作れそうです~^^;
       でも・・・それも面白いかも知れないですね・・・^^;
       次回プログラムに、取り入れてもらお~っと・・・(^^)v

       それでは・・・
       来年春公演では、「主人公の“クリフ”くんは、お話しの
       中で、一体何回の“え・・・”を言っているのでしょうか?
       正解者の皆さんには、販売マスコットの中から、お好き
       なものを一つプレゼント致します♥」

       因みに今年は、アンケートにお答え頂いた皆様に、
       マスコットのプレゼントをさせて頂きました(^^)

       このページを読まれた皆様には、答えを三択のところ
       二択で・・・(^.^) 正解は来年、春公演にて(^^)v

             【答え  A,5回   B,6回】

  
       でも、この「え・・・」、実は結構言い方が、難しいの
       です~(>_<)
       それと、今気付きましたが、数えるのに夢中になると、
       お話しを見るのが大変ですね・・・^^;

       答えは“B”の6回でした~(^^)v手作りマスコット、
       貰いに来て下さい♥ 
 



 ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪


     (どら余談^^;)

     大好きなクリスマス・・・♥
     ちょっと“テンプレート”を変更してみました(^^♪
     ピンク色が大好きなので、私っぽくないな~・・・と、
     自分自身思うのですが・・・(^_^;)
     この時期らしくて可愛いですよね♥


     







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“クリフ”

2011年12月07日 14時40分07秒 | 日記


     今回、作っていこうかな・・・と、思っているのは、先に作った
   “ジ―ク”くん作品の主人公になる、“クリフ”くんです(^.^)
   クリフくんは、台詞の中にもあるのですが、“色白の男前な子”
   と言った設定の為、ジ―クくんのやんちゃ具合と対比させる
   ように、金髪をイメージした黄色の髪に、シルクのシャツ・・・
   と、少し庶民離れした男の子を目指して、作っていこうと考え
   ています(^^♪
   一応、芝居一座の、将来は花形スター・・・と言った道筋が決
   まっているような子なんですよ♥


 ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪


     『クリフくん誕生まで・・・』


     

     “クリフ”くんセット^^;

     一番手前の、青系のチェックは、最初、クリフくんは青
     を基調に作って行こうと考え、妹のポーラちゃんの赤
     布とお揃いで購入したのですが、よりお坊っちゃま感
     を出す為、黄色を基調にすることに変更した為、実は
     どう言った使い方をしようかな・・・と、現在思案して
     いる最中の布であります(^_^;)
     兄妹で、お揃布を使いたいので、どこぞでは使用する
     つもりにしています・・・が、はてさて、どこに使用する
     ことになりますやら・・・^^;



     

     クリフくんの完成予想図^^;

     右下はカエルくんの予想図・・・のつもりでしたが、
     出来上がりは見て頂いている通りなので・・・(^_^;)
     クリフくんも、どのように仕上がるか・・・(-_-;)
     

     

     お顔の後ろです(^^)薄らと×が見えるでしょうか・・・。
     ×がなければ、前後ろが分からないでしょう(^_^;)

     今回は、背中を見せる場面がある予定なので、本来
     背中部分は黒布で作るのですが、クリフくんは後ろ姿
     も、普通のお人形のように作ろうかな・・・と考えています。
    


                     ⇓


     

     クリフくんは、“図”で見て頂いた通り、ヒラヒラブラウス
     を着せようと思っているので、いつもと作り方を変え、
     まず、ブラウス部分を作ってから、後で本体にひっつけ
     る予定です(^^)v
     
     上の写真は、ブラウスの前面になります^^;分かり
     難いですね~・・・(>_<)まだ、縫い付ける前なので、
     これから形にしていきます(^.^)


                     ⇓



     上の写真を縫い付けた状態が、下の写真です(^.^)

     

     

                     ⇓


     

     今回は、背中部分は白布のままで作りますが、先に
     紹介した上の写真からも分かるように、とても薄い布
     を使用している為、ライトで中が透けると困るので、
     前面に黒布を一枚挟んで作ることにしました(^^)v



                     ⇓


     

     お袖が付け終わりました(^^)v
     下の黄色い部分は、これからズボンを、ブラウスと同じように、
     別に作って後で重ね合わせます(^.^)



                      ⇓


     

     上体にズボンを合わせてみました(^^)
     何だか女の子のお人形のようですね~・・・(^_^;)
     
     下の写真は、そのズボンの裾を窄めて、足を置いて
     みた状態です♥
     (ここまで作ってみて、このクリフくんはその内、“王子
     様”人形として使い回しができるのではないか・・・と、
     考えております^^;)
     
     



                     ⇓

   
     

     普通は、“手”は最後の方の工程で取り付けするのです
     が、今回は上半身から下がる形で作っていっているので、
     比較的早い段階で、“手”を取り付けます^^;
 
     片方の側面ずつ作っていくので、もう片側を作る時に
     左右対称に仕上がるかどうか、毎回大変な思いを、
     実はしております(>_<)
     


                      ⇓


     

     “手”が両方付きましたが、左右対称となっていますで
     しょうか・・・(^_^;)
     
     ズボンのウエストラインは、何度も付け直しました(>_<)


                 
                      ⇓

    
   

    お人形同士の背丈を合わせる為、久しぶりに“ジ―ク”くんを
   引っ張り出して来て、並べてみました(^^)v
   少し、今回の“クリフ”くんの方が、背が低そうです^^;

   “ジ―ク”くん、どこに寝かされてたん・・・?と言った髪の状態に
   なっていました(^_^;)



                      ⇓


     

     ズボン裾の処理が終わり、本体は一先ず完成です(^.^)

     これから髪をカットしてお顔を作っていきますが、台詞に
     「女みたい」や、「色の白い男の子」や、「綺麗な顔」とある
     ことから、(一体どれだけみんなに“見た目”のことを言われ
     てるんでしょうね~^^;)いつもの主人公達とは少し違う、
     少し線の細い感じを意識して、仕上げていきたいと思いま
     す(^^)v




                     ⇓


     

     “散髪”終わりました~(^^)v

     よ~く見ると左手が上下逆向いていますが、膝に手を
     掛けようと思ったら、上手いこと乗らなかったので、
     態と逆向いています^^;



                     ⇓


     

     さて、お顔が付きました^^;

     今回は、黒目と白目の比率は敢えて写真のように、
     白目が多目になっています(^.^)少し“ツン”とした
     感じを出したかったからですが、眉毛もそのように見え
     るように・・・と、付けています(~_~;)



                     ⇓


     
            『僕達に会いに来てね~♥』

     カエルくん・・・上手いこと立ち位置をキープ出来ません
     でした~(>_<)


     

     覚えていますでしょうか・・・^^;
     妹のポーラちゃんと同じ布を使いたいと考えている・・・
     と言った言葉を・・・(^_^;)
     結局、本体の中で使う場所がなく・・・(ベルトとか考え
     たのですが・・・^^;)ラストの場面限定ではありますが、
     マントに使用することに致しました(~_~;)
     去り際に、風に靡くマントを表現したくて、作ろうと考え
     てたのですが、当初はもっとスケルトン系のマントに
     したいと思っていました・・・^^;










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