りとるぱいんわーるど

ミュージカル人形劇団“リトルパイン”の脚本の数々です。

“森につつまれて 海へルカ!” ―全7場― 完結編

2013年09月29日 22時02分54秒 | 新作(人形劇用)



         そこへ下手より子分2、走り登場。

  子分2「大変だ!!親方!!」
  親方「どうした!?」
  子分2「海軍の奴らが石砲を撃ち込んで攻撃してきやがった
      !!(直ぐに下手方へ引き返す。)」
  親方「何!?」
  隊長「海軍・・・?」
  親方「こいつがここにいるってのに、一体誰が海軍の指揮を取
     っていると言うんだ!!」

  子分2の声「わあーっ!!海軍の奴らがこっちの船に乗り移っ
         てきやがったー!!」

  親方「畜生!!そいつを逃がすな!!いいな!!」
  子分「は・・・はい・・・!!」

         全員下がる。

    ――――― 第 5 場 ――――― B

         音楽流れ紗幕開く。と、海賊船の甲板。
         海軍たち、海賊たち入り乱れて戦っている。
         そこへ下手よりルカ、走り登場。



    



  ルカ「父さーん!!父さーん!!どこなの父さん!?」

         ルカ、歌う。

        “どこにいるんだろう
         助けに来たんだ
         父さん返事して
         必ず捜す”

         そこへ上手より海賊の親方、登場。
         続いて海賊に捕まえられた隊長、登場。

  親方「なにごとだ!!」
  ルカ「父さーん!!」
  隊長「ルカ!!」
  ルカ「あっ!!父さん!!」
  親方「父さん・・・?あのひょろっちいのは、おまえの子どもか?」
  隊長「ルカ!!何しに来たんだ!!」
  ルカ「父さんを放せ!!」

         親方、歌う。

        “おまえを助ける為に
         命知らずだ”

         隊長、歌う。

        “帰るんだ危険だ
         今直ぐ”

         ルカ、歌う。

        “大切な者の為に
         やってきたんだ”

  ルカ「人質をとるなんて卑怯だぞ!!父さんを返せ!!」
  親方「(笑う。)おもしろいガキだ。そんなひ弱な腕で、何ができ
     ると言うのだ。」
  ルカ「僕は父さんを助ける為に来たんだ!!」
  隊長「ルカ・・・」
  親方「(笑う。)ほう・・・なら助けてみるんだな!!おまえ達!!
     (子分たちに合図を送る。)」
  子分「はっ!!」

         子分たち、親方の合図でルカの回りを
         取り囲む。



    



  隊長「ルカ!!」
  海軍たち「ルカ!!」

         (一時、緊迫した様子になる。)



  
    
          照明さん拘りの綺麗なブルーです♥

    

    
  子分2「ん?雨・・・?(上を見る。)」

         その時、カミナリの音が響き始める。
         海軍たち、海賊たち、回りを見回す。

  子分3「な・・・なんだ・・・?」
  男1「急に空が真っ暗に・・・」
  親方「さぁ、おまえら!!遠慮なくそのガキをやっちまえ!!」
  
         (カミナリの音。)

  子分2「お・・・親方・・・カミナリが・・・」
  親方「煩い!!カミナリがどうした!!早く・・・え・・・?」
  子分3「わ・・・わぁーっ!!嵐だーっ!!」

         突然、大嵐の様子に変わる。
         (強風が吹きすさぶ音。)

  親方「何!?」
  子分「わあーっ!!」

         海賊たち、慌てて逃げ惑う。
         ルカ、海軍の男たち、隊長の側へ
         駆け寄る。

  ルカ「父さん!!」
  男たち口々に「隊長!!」
  隊長「ルカ!!みんな無事か!!」

         海軍たち、身を寄せ合っている。

  親方「わぁーっ!!ふ・・・船が沈むぞーっ!!逃げろーっ!!」
  子分2「親方ーっ!!待って下さいよーっ!!」
  子分3「親方ーっ!!」
  子分「わぁーっ!!」

         海賊たち、上手下手へ走り去る。
         (海へ飛び込む音など。)

  男3「わぁーっ!!」
  男1「隊長!!我々も早くこの船から逃げねぇと・・・!!」
  隊長「あ・・・ああ、そうだな!!」
  男3「(船の外を覗き込んで。)駄目だ、隊長!!俺らが乗って
     来たボートも流された!!」
  男1「なんだと・・・!?」
  隊長「畜生・・・このまま船ごと沈むのか・・・!!」

         落雷の音。(曲終わり。)

  ルカ「(回りを見回して。)待って父さん!!大丈夫だ!!空を
     見て!!(指差す。)嵐が止むよ!!」
  隊長「え・・・もう・・・?」

         その時、大嵐がピタリと止み、青空が
         広がる。
         音楽流れる。

  隊長「止んだ・・・」
  男1「やったーっ!!助かったぜ!!」
  男3「やったーっ!!」
  男1「やったーっ!!」

         海軍の男たち、抱き合って喜ぶ。
         (ルカ、一寸前へ。)
         ルカ、少し離れて立つ隊長残し、
         男たち下がる。(隊長、ルカを見ている。)

  風の精の声「ルカ・・・」

  ルカ「・・・風の・・・精・・・?」

  風の精の声「そうだよ・・・」

  ルカ「今の嵐は君なの・・・?」

  風の精の声「うん、森の精にルカを守って欲しいと頼まれてね
          ・・・。」

  ルカ「え・・・森の精が・・・」

         (隊長、ルカの側へ。)

  隊長「ルカ・・・」
  ルカ「(隊長を認め。)父さん・・・」
  隊長「行こうか・・・」

         隊長、ルカの背中を押して、上手へ去る。

       コーラス“友達の為に来た
       (バック) 助ける為に来た
              守る為に来た”

         紗幕閉まる。

    ――――― 第 6 場 ――――― A

         紗幕前。
         海軍の男1、2、一寸遅れてダリ、下手より
         話しながら登場。

  男1「しかしまぁ・・・あのルカがあんな立派に親父さんの代わり
     に、軍の指揮を取るとはなぁ・・・」
  男2「本当だな。あのいつも森に入り浸りで、争いごとの大嫌い
     なルカが・・・」
  男1「これで我が海軍も安泰って訳だ。(笑う。)」
  男2「それで?ルカの奴はどこ行ったんだ?今日は朝から姿を
     見ないけど。」
  ダリ「森に行った・・・」
  男2「えーっ!?また森に行ったのかよ。」
  男1「(笑う。)こりゃあ、隊長殿の引退は、まだまだ先だな。」
  男2「本当だ。(笑う。)」
  男1「で、隊長は?」
  ダリ「森に行った・・・」
  男2「えーっ!?親子でか?」
  男1「そういやぁ・・・子どもの頃の隊長も・・・ルカと同じで毎日
     一人・・・森へ遊びに行ってたなぁ・・・」
  男2「森になんかあるのかねぇ・・・。」
  男1「さぁ・・・俺たちゃ凡人には分かんねぇ。(笑う。)」
  男2「そうだな・・・(笑う。)」

         3人、上手へ去る。

    ――――― 第 6 場 ――――― B

         紗幕開く。と、小鳥の囀り、木漏れ日
         溢れる森の中。
         上手よりルカ、走り登場。

  ルカ「森の精ー!!森の精ー!!(回りを見回す。)どこにいる
     の!?森の精!!森の精ー!!・・・森の精・・・もう・・・僕
     には見えないんだ・・・。」

         そこへ隊長、上手より登場。

  隊長「ルカ・・・」
  ルカ「父さん・・・どうして・・・」
  隊長「おまえと少し話しがしたいと思ってな・・・。懐かしいなぁ
     ・・・まだこの森が昔のまま残っていたとは・・・。」
  ルカ「え・・・?」

         音楽流れる。

  隊長「実は・・・父さんも子どもの頃、よくここに来ていたんだ・・・。
     海軍のみんなには内緒だぞ。ここで毎日・・・優しい森の精
     霊と過ごしていたんだ・・・。あれは今思うと・・・夢だったの
     かも知れないな・・・(笑う。)」
  ルカ「森の・・・?昔・・・いつも来ていた子どもって・・・」
  隊長「え・・・?」
  ルカ「大人の扉を開けたらもう二度と出会えない・・・どんなに捜
     したって・・・彼らはもうどこにもいないなんだ・・・。」
  隊長「ルカ・・・まだまだ私は引退するつもりはないからな。もっと
     強くなって私を追い越せ!おまえならできる筈だ。(ルカの
     肩に手を置く。)」
  ルカ「はい、父さん!!」

         隊長、上手へ去る。ルカ、隊長について
         行きかけるが、その時一風が吹き抜ける。

  森の精の声(エコー)「ルカ・・・」

  ルカ「(立ち止まり、回りを見回す。)・・・森の精・・・?そんな筈
     ないか・・・」

         ルカ、歌う。

        “僕の側に
         いつもいてくれたんだ
         見守ってくれた
         だから強くなれたよ”

  ルカ「森の精ー!!もう一度君に会いたいよー!!」

         (風が吹き抜ける。)


    



  森の精の声「ルカ・・・」

         森の精の歌声。

        “側に
         いつも
         いるわ
         あなたの”

         ルカ、歌う。

        “君を感じる
         暖かい風
         温もりに包まれてた
         いつも僕の横で
         微笑んで           コーラス“見守る”
         幸せだった
         ありがとう”


    



         遠くを見遣るルカ残して、音楽変わる。

    ――――― 第 7 場 ―――――

         背景変わり、帆を張った船、上がる。(甲板。)
         上手下手より、海軍の男たち登場。


    


  
  ダリ「おーい、ルカー!!」
  男1「ルカー!!」
  隊長「ルカ!!出航するぞ!!」
  ルカ「みんな・・・父さん!!うん!!」

         
         男たち、ルカの肩を叩く。
         (男たち、出航の準備をしているよう。)
         ルカ、歌う。

        “この広い海へ
         冒険に出よう
         旅立つ時だぞ
         みんなと力合わせ
         前だけ見て
         信じる道の先
         この大空へ
         羽ばたくんだ”

         男たち、ルカを取り囲み歌う。

        “一人前だ
         いつの間にこんなに
         立派な男に
         驚いたぞ
         心配はないぜ”

         ルカ、歌う。

        “今まで守られ
         知らずにいた海
         未知の国が広がるんだ
         憧れ
         旅立つ
         広い海へと”

  ルカ「森の精ー!!行って来るよー!!」

         (帆が風に大きくなびく。)


    
    
             「行って来まーす!!」









           ――――― 幕 ―――――

         












― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪



   (どら余談^^;)

   パソコン限界です~・・・(>_<)
   
   なかなかここに来ることが出来なくて・・・お休みが多く
   なっていますが、ごめんなさいm(_ _)m

   新しいPCが欲しいです・・・(;_;)












    

























“森につつまれて 海へルカ!” ―全7場― 2

2013年09月13日 21時55分26秒 | 新作(人形劇用)




    

          男3が登場する前場です(^O^)




  
  男3「島の領海域を荒らしに来た海賊船を追い払いに行った
     んだが、やつら大砲を積んでやがったんだ。それで応戦
     されて船が沈んじまった・・・。その時、沈みかけた船に
     取り残されたダリを助ける為に船に戻った隊長が・・・そ
     の海賊船に捕まっちまったんだ・・・」
  ルカ「父さん・・・」
  男3「他の仲間はみんな命からがら逃げ戻って来れたが・・・
     隊長だけは・・・。早く助け出さねぇと、隊長の命が危ねぇ
     ・・・」
  ルカ「・・・また父さんが・・・みんなを巻き込んで勝手に出陣を
     ・・・」
  男3「ルカ・・・おまえは隊長のことを誤解しているようだが、隊
     長はいつだって島の為・・・島民の為・・・そして何よりおま
     えの為に戦っていたんだ。自分のことなんて二の次に・・・
     。隊長がいなけりゃ、ちっぽけなこの島なんざ、今頃どこぞ
     の海賊に侵略されてても可笑しくないぜ・・・。」
  ルカ「嘘だ・・・だって父さんはいつもただ剣を振り回して・・・」
  男3「ルカ!!おまえは隊長の一番近くで、隊長の一体何を見
     て来たんだ!!」
  ルカ「おじさん・・・」
  男3「隊長がいなくなって俺たち・・・どうすりゃいいんだ・・・!!
     」
    
         ルカ残して、紗幕閉まる。
         (森の精、上がる。)

    ――――― 第 3 場 ――――― B

         音楽流れる。

    



  ルカ「どうしよう・・・」
  森の精「何を迷っているの!?早く海へ出て、お父さんを助け
       に行かなくちゃ。」
  ルカ「でも・・・」
  森の精「そんなことを言ってる間に、お父さんがどうなっても
       いいの?」
  ルカ「森の精・・・」
  森の精「あなたが行かないで、誰が行くと言うの・・・?」

         森の精、歌う。

        “勇気を出すのよ
         ルカなら出来るわ”

         ルカ、歌う。

        “僕なら勇気を
         出せると信じて
         今行こう ここを出て
         勇気持って僕が”

  森の精「勇気を出してルカ・・・。自分を信じてここから出て行く
       のよ。いつまでも守られた場所にいては駄目よ。正義
       の為に戦うことが必要な時もあるの。」
  ルカ「・・・森の精・・・」
  森の精「あなたには誰にも負けない、大きくて優しい心がある
       わ・・・。だから他の誰に見えなくても、あなたには私が
       見えるの・・・。後、ほんの少し勇気を持てば、あなたは
       誰にも負けない立派な男の子になれるわ・・・。」
  ルカ「誰にも・・・」

      コーラス“強くて逞しいあなた
            なれる
            きっと”

         ルカ、歌う。

        “僕ならできるさ
         君から言われた
         教えを今まで
         心に刻んだ”

  森の精「さぁ・・・私はここからずっとあなたを見守っているから
       ・・・」
  ルカ「・・・分かった・・・分かったよ、森の精・・・!!僕が父さん
     を助けに行く!!」
  森の精「(微笑んで頷く。)あなたならできるわ・・・」

         ルカ、上手へ走り去る。
         (紗幕閉まる。)

  
    



  森の精「風の精ー・・・風の精ー・・・」

         その時、一風が吹き抜ける。

  風の精の声「ここだよ、森の精・・・。どうしたの?いつも穏やか
          な君が、そんな風に僕を呼ぶなんて・・・」

  森の精「お願いがあるの、風の精・・・」

  風の精の声「お願い・・・?」

  森の精「この場所から動けない私に代わって、海へ出るルカの
       側へ・・・あの子を守って欲しいの・・・」

  風の精の声「ルカを・・・?」

  森の精「ええ・・・」

  風の精の声「OK!ルカは僕にとっても友達だからね・・・お安
          いご用さ。」

         一風が吹き抜ける。

  森の精「頼んだわ!風の精!」

         森の精、下がる。
         (入れ代わるようにルカ上がる。)

  森の精の声「あの子を・・・あの子を守って・・・」

         音楽流れ、ルカ歌う。

        “迷いは断ち切った
         大人へと続く階段
         君に言われたこと
         心に深く刻んで
         もう振り返らずに
         足を踏み出すそれだけ
         立ち止まることなく
         ただ見詰める先にだけ”

         森の精、上がり歌う。
         (入れ代わるようにルカ下がる。)

        “あなたの為よ
         いずれ誰もが通るわ
         大人になる道だわ
         ただ見守っているわ
         あなたを”

         森の精、下がる。
         紗幕開く。
         海軍の衣装に変わったルカ、板付き登場。
         歌う。
                    ※
         


    



        “僕が守るみんな
         大切な仲間だ
         いつも気付かないで
         甘えてばかりいた
         だから今度はこの僕が
         みんなの為になる
         勇気出して前を見据えて
         ひたすら進むんだ
         行くぞ”

         ルカ下がる。

    ――――― 第 4 場 ――――― A

         音楽流れ、下手より呆然とダリ登場。
         歌う。

  ダリ「俺のせいだ・・・隊長が海賊に捕まったのは俺の・・・せい
     だ・・・」

        “俺のせいだぞ
         俺を庇ったから
         こんな俺のことを
         見放さず”

         上手より海軍の男たち登場。
         ダリを励ますように歌う。

        “守ること
         仲間だと
         一度誓いをたてた者は
         いつだって
         身を呈し
         助け合うことが当たり前
         誰のことも
         助ける為
         危険をおかし”

         そこへ上手よりルカ登場。歌う。

        “それこそが隊長と
         言うものだ今度こそ”


    



  男2「おまえさんのせいじゃないさ・・・」
  男1「そうさ。隊長は誰が危険な目にあったとしても、今回の
     ように自分の身を投げ出して、そいつのことを助けに行
     ったさ。」
  ダリ「けど・・・!!」
  男1「(ルカを認める。)ルカ・・・」
  ダリ「ルカ・・・なんでおまえがこんなとこにいるんだ!!ここは
     海軍の聖域だぞ!!まだ海軍でもなんでもないおまえが
     来る場所じゃ・・・」
  男2「お・・・おいダリ!!何言って・・・」
  ルカ「(ダリの胸元を掴み。)今度僕にそんな口を聞いたら二度
     と父さんの・・・父さんと僕の船に乗れると思うな!!」※2
  男「「ルカ・・・」
  ダリ「ルカ・・・」
  ルカ「いいか!!これから父さんに代わって僕がこの船の指揮
     をとる!!そして海賊の奴らから父さんを助け出す!!」
                     ※3
  男2「ルカ・・・」
  ルカ「みんな僕について来い!!」
  男たち「ル・・・ルカ・・・(嬉しそうに顔を見合わせる。)お・・・おう
       !!」              ※4

    ――――― 第 4 場 ――――― B

         音楽、流れる。

  ルカ「ダリ!!行くぞ!!」
  ダリ「・・・ルカ・・・ああ!!」

         ルカ、歌う。

        “僕に続けよ
         広い海原へ
         僕に続くんだぞ
         みんなを守るだから

         森の精 僕を見ていてね
         君に押されたこの背中

         僕に続けよ
         果てしなく続く海
         勇気出し旅立つ
         時間だ

         恐れるな
         ただ前だけを見て”

         男たち、歌う。

        “いつの間にか         コーラス“いつか
         こんなに逞しい”              旅に
                                 出るわ
                                 止められない”

         ルカ、歌う。

        “僕に続けみんな
         目指すは海”

         男たち、歌う。

        “いかりを上げろ
         帆を下ろせよ
         かいを動かすんだ
         目指せ
         風を感じるぞ”

         ルカ、歌う。

        “僕に続け
         今 行くぞ”

  ルカ「いってきまーす!!森の精ー!!」



      
            ルカ「いってきまーす!!」

     


         全員、下がる。
         紗幕閉まる。

    ――――― 第 5 場 ――――― A

         紗幕前。(音楽流れる。)
         海賊の親方、上がり歌う。



    


     

        “俺は海の海賊
         俺が世界 牛耳る
         誰にも邪魔させない
         海賊”

         そこへ下手より、子分に連れられた
         ルカの父親(隊長)登場。

  子分「親方!こいつどうしましょうかねぇ。」    ※5
  親方「おお、海軍の軍隊長殿。我が海賊船の居心地はいかが
     かね。」
  隊長「・・・私を捕まえたところで、何の得にもならないぞ・・・。」
  親方「ほう・・・またまたご謙遜を・・・(笑う。)」
  隊長「さっさと煮るなり焼くなり好きにしろ!いくら待ったって、
     指揮官不在の我が海軍が、私の助けになど来る筈もない
     。」
  親方「ふん・・・なら船倉にでも放り込んでおけ!!」
  子分「はっ!!」
   
         その時“ドーン”と言う轟音が響き渡る。

  親方「な・・・なんだ、どうした!?」



    
             (左より)子分・隊長・親方








 ――――― “森につつまれて 海へルカ!”
                           3へつづく ―――――










   ※ ルカくん、森の精さんのソロの間に早着替えです^^;
     ルカくんを持っている私以外に、2人の団員が着替え
     させてくれているのです♥
     お陰でギリギリ・・・格好良いルカくん登場となりました!
     だが・・・重い・・・(>_<)

   ※2、ルカくん、“俺様”に変身です(^_^;)

   ※3、この台詞中の「・・・僕がこの船の指揮をとる!!」
      が大の苦手で、練習、録音と合わせて一体どれ程の
      NGを出したことでしょう・・・(>_<)イントネーション
      が、全く分からなかったのです~・・・(ーー;)
      公演が済んだ今も、多分言えないと思います・・・(^^;

   ※4、この台詞、“・・・たち”となっているので、みんなで
      揃えて言いたかったのですが、どうにも揃わず・・・(^^;
      仕方がないので最後の“おう!!”だけ、みんなで揃え
      たのでした(^_^;)

   ※5、本当はこの“子分1”は私の台詞でした^^;
      ・・・ですが・・・私、こんな台詞が苦手で、練習中に
      森の精役の団員に代わってもらったのでした(>_<)


― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪


  (どら余談^^;)

  12月に公演する“いのちの水”を、確認の為に聴き直しを
  してみたのですが、今と比べて音響的にも台詞の言い回し
  や歌、どれをとっても全てのクオリティが今のそれと比べて
  ・・・低いと言うか・・・(>_<)時間があるなら録り直ししたい
  くらいです(ーー;)

  でも時間的に無理だから、このままでいくしかないのですが
  ・・・皆の上達ぶりに、嬉しい驚きを隠せません(^-^) 



  9月9日(月)

  今日はボランティアビューローでの台詞練習だったのですが、
  活動の様子を取材に来たいと言われ、午前中の練習合間、
  数名、見学に来られました(^^;

  台詞練習の為、生のお人形はなかったのですが、たまたま
  7回公演のDVDの手持ちがあったので、それをご覧頂き、
  色々とリトルパインの活動内容などのお話しをし、とても
  好意的に評価して頂いた、楽しい時間を過ごすことが出来
  ました(^-^)

  将来的に、もっと大きな劇団になるんじゃないかと言った
  お言葉を最後に頂き、とても嬉しかったです♥

  今日のことをFacebookに載せていいですか?と聞かれた
  ので、どんな風にかは分かりませんが、リトルパインの名前
  をそちらでご覧頂けるかも知れませんね(^O^)


  





















“森につつまれて 海へルカ!” 2013年8月21日公演日記♪

2013年09月08日 21時50分22秒 | 公演日記




    2013年8月21日(水)


   
    9:30   ・・・   小学校到着

                  簡易舞台設置




    

    ↑ の写真から、10時には設置完了しているようです♪

    公演日記によく登場する、お馴染みの小学校の教室
    です(^O^)



    ↓ 引いて撮ってみました(^^;
    ・・・ら、団員の姿がチラホラ・・・(^_^)

    



    

    
    10:30   ・・・   開演



    


   
                     



    


    今回はCDデッキの調子が良くなかったのか、中々音が
    出ず、先生に小さいコンパクトデッキと接続して頂き、
    何とか本番は事なきを得たのでありました(>_<)

    ・・・が、音量調節に少しバタバタしてしまい、本番が
    始まってから合図して、合わせてもらったのでした(^^;



    

    中央、隊長と、向こうにいるのは・・・ダリくんでしょうか・・・
    (^^;

   
                     



    



                     ↓



    

    ルカくんも・・・100均の剣を振り回しています(^_^;)


    ルカくんの足元に、箱が3段に積み重ねてあるのが
    お分かりでしょうか?
    実は上に乗せる黒いボード板を持って来るのを忘れて
    しまい・・・苦肉の策でパイプハンガーを入れる箱を、
    3段重ねにして乗り切ったのでした(^^;




                     




    







    11:10   ・・・   終演



    11:20~   ・・・   片付け 

                   撤収作業

    

    11:40   ・・・   撤収









     毎年、夏休みに呼んで頂く小学校での今公演、

    今年も子ども達の生の反応を間近に聞き・・・

    とても楽しい公演日を過ごすことができました♥


    今年は、とても暑い日が続く中での公演日でしたが、

    程よい疲れを残しつつ、大汗で終了後はスッピンと

    化しながら、団員達も頑張ってくれました♪

    

    毎回、色々と準備や接待など、お心遣いをして頂き

    本当にありがとうございましたm(_ _)m
 
    


                ミュージカル人形劇団“リトルパイン”

                             代表  どら。

   












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    (どら余談^^;)

    明日は新作の台詞練習日ですが、実は金曜日まで頭が
    全く物書きモードに入らなくて、明日の新作練習初日には
    間に合わないか・・・と、半ば諦めていたのですが、
    突然に湧いた作品の構想を元に、一気に書き上げて
    しまいました(^_^;)

    お陰で明日は、昔作品の録り直しでもしようかと考えて
    いたのですが、新作の練習に取り掛かれそうです♥

    一気に書き上げたにしては、中々面白い短編作品が
    できたな・・・と(^O^)
    来年の春の保育園公演に持って行こうと思っている
    ので、皆様にご覧頂くのは少し先のこととなりますが、
    またお楽しみに♥