日本における翻訳海外コミックスの刊行数はここ数年で飛躍的に増えました。
「ブーム」というよりある種定着した「文化」になった、と考えてもいいのかもしれません。
そして今年も、1年間に刊行された翻訳コミックスの中から投票を行い
傑作を選ぶイベント「ガイマン賞」が開催され、10月1日から投票受付が開始されています。
昨年はセンバツ作品賞と読者賞に分けて合計4票投票できましたが、
(そういや昨年の結果発表記事書いてないや)
今年はそういった区分なくひとり3票に戻り、
識者による「ガイマンコレクション」が別枠でできる、とのこと。
多少昨年に比べて刊行ペースが落ちたとはいえ、
今年のノミネート作数も膨大。
DC、マーベルのヒーローコミックだけでも多いのに
BDやその他地域もこんなに増えたとは・・・
昨年はフィンランドの「マッティは今日も憂鬱」が
センバツ作品賞1位という結果でしたので
今年は本当に予想ができません。
アイズナー賞、ヒューゴー賞などを受賞している「モンストレス」も気になりますが
オトナのボンテージ同性愛コミック「サンストーン」や
昨年のアイズナー賞ノンフィクション部門受賞作「MARCH」、
名作と名高い「スーパーマン:アメリカン・エイリアン」に
ネット中心に話題となった日本生まれの怪獣殺戮ヒーロー「レッドマン」も
どれも票を集めそうではあるし、アメリカ以外の作品も強そう。
アメコミ映画もいいものですが、原作コミックもまた奥深いものですし
映画化されないコミックやヒーローコミック以外の作品もまた面白いもの。
日本とはまた違う漫画文法や展開の面白さを、ぜひこの機会にお楽しみください。
なお、私は今日投票を終えました。