樵(きこり)の日記

福岡県の奥八女に棲む一人の樵が、田舎から発信する「自分発行き先不明」の情報切符。

祭りは終わった

2016年06月18日 | 社会の出来事

舛添都知事の辞任という形で、一連のフィーバー(笑)に決着が着いた。
議会を解散するのでは?と、騒ぎが大きくなる可能性を密かに推察していたが(^^;)、さすがにそれはなかった。もしやっていたら東京には住めなくなっていただろうなァ…。 
それはさておき、案の定疑惑の追及は行われること無く、結局真相は闇の中。百条委員会も総務委員会も開かれる事無く、次の都知事選のハナシで持ちきり。

おいおい…(-_-;)、 何か忘れちゃいませんか??
総務委員会で提出を求めたホテル三日月の領収明細書や、政治資金で買った絵画の所在の確認など、肝心な事は宙に浮いたままである。辞めてしまえば無罪放免って、国民が知りたいことが全く解明されないまま終わらせてしまうなど、都民の代表として、あるまじき行為ではないですか?(-_-;) 

また国民は、今回の問題で政治資金規正法がいかにザル法であるか、あらためて気付かされたのだから、法改正の声を強くあげなければいけない。加えてマスコミは政治家につきまとうカネの問題の元凶でもあるこの法律をクローズアップし、この法律の厳格化を求めて世論を喚起すべきだ。国民は舛添さんが辞めたことで溜飲を下げたかも知れないが、そもそもの問題は相変わらず残ったままである。都民国民は今一度冷静に考えるべきである。

このままでは問題の本質をたださず、魔女狩りを行ったに過ぎない。
日本中が祭りを楽しんで、次の祭りに目を向ける。こんな国民性だから同じような問題が次から次へと生まれる。いい加減成熟して欲しいと思うのはボクだけだろうか…。 


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