樵(きこり)の日記

福岡県の奥八女に棲む一人の樵が、田舎から発信する「自分発行き先不明」の情報切符。

Youtubeのコメ欄

2018年12月21日 | 社会の出来事

無料で動画を視聴出来るYoutubeは有り難いが、コメント欄がヒドイ。
汚い言葉や暴力的なコメントが横行して辟易する。特に政治ネタやスポーツネタになるとその勢いは拍車がかかる。匿名という隠れ蓑を着て書きたい放題、言いたい放題だ。そこに建設的な議論は存在しない。まぁ深く考えもしないで気軽にストレス発散してるんだろうが、見ている人は気分の良いものでは無い。

今日もバカみたいな投稿を恥ずかしげも無く書いてるヤツがいた。

「国家公務員って司法試験合格しないといけないんだけど。
 議員って受かってねーよな?」

<平井文夫の言わねばならぬ>「国会はひどかった」なんて、お前が言うな!https://www.youtube.com/watch?v=8HfArlPNs_4

…(泣)

武士の情けでアカウントは書かないが、こんなアタマの悪いヤツがよくもまぁ堂々とコメントするもんだ。恥ずかしいとは思わないんだろうか。

これでも解るように、荒っぽい言葉でコメ欄荒らしてるヤツは勉強不足も甚だしい。
そもそも司法試験は法曹界を目指す者が受けるヤツだし、国会議員にいたっては学歴も経歴も全く関係無いのだ(笑)

こういった連中は自称保守を気取っているが、何の見識も持ち合わせていない。そのくせ左翼は危険とか言うが、コイツらの方がよっぽどコワイわ。そいつらに歩調を合わせて、ただウケて支持されるのを期待する連中が一つのマジョリティーを形成し、冷静なコメントしてる人を攻撃する。

いやはや、ネットはエグい。
あまりに酷いコメなんで訂正のコメント入れようと思ったが、炎上するのもバカバカしいから止めたけど。

Youtubeのコメント欄で視聴者同士が楽しく繋がるような雰囲気になって欲しいけど、
これじゃあムリだな(笑)


紀平梨花

2018年12月21日 | スポーツ

紀平梨花が全日本フィギアに出場する。
GPファイナルで優勝し、これまで以上の期待と注目を集める中でどんな演技を見せてくれるのか興味深いけど、過度な期待を背負い込んで押し潰されないようにして欲しいと願うばかりだ。

絶対的エースだった浅田真央がいなくなった女子フィギア界は低迷の時期を迎えるのかと思っていたが、なんのなんの、新しい選手達が続々と現れ活気を帯びている。坂本花織、三原舞依、樋口新葉、山下真瑚、白岩優奈等、群雄割拠といったところ。全日本5連覇を目指す宮原知子にとってかなり厳しい戦いになることは想像に難くない。

ただフィギアという競技の特性上、どうしてもルックス、スタイルの華やかさというのが技術以外の重要なファクターになっているのも事実。かつての伊藤みどりを知ってる世代としては、技術と容姿を兼ね備えた村主章枝や荒川静香、浅田真央の登場は日本の女子フィギア界が新しい一歩を踏み出したと実感させるにふさわしい事件だった。

全日本5連覇を目指す宮原知子は確かに素晴らしい選手だが、身体が小さいからかやはりジャンプの高さが低く、演技全体がこぢんまり見えダイナミックさに欠ける。海外の選手と戦う場合明らかに見劣りしてしまう。上手いけど点数が伸びない。そんなジレンマがある。
その点、紀平梨花は小柄ながらもトリプルアクセルという必殺技(笑)を持ち、ルックスやスタイルの良さでリンクに花を添えることも出来る。もちろんステップやスピンの技術も高く、出来映え点も多く稼ぐことが出来るのだ。

ただし、いくらルックスが良くても技術力が無ければ戦えないのは自明で、本田真凛がその典型。才能は早くから折り紙付きだったが伸び悩んでいる。マスコミも彼女に浅田真央を重ねて注目していたが、可愛らしい笑顔以外にリンクの中で魅せるべきものが一向に見えてこないのは残念だ。

今回の全日本は、紀平選手がよほどのミスをしない限り、ほぼ優勝は間違いないだろう。
そもそもトリプルアクセルというアドバンテージがある上に全ての技術が高いレベルにある以上、彼女を他の選手が超えることは困難にみえる。それはそのまま彼女が世界標準であることを意味し、彼女に得点で肉薄しない限り世界では戦えないという事に繋がるのだろう。

日本の女子フィギアの世界も紀平梨花の登場で次のステップへ進む。
トリプルアクセルが無くても高いコンビネーションジャンプを持たない限り技術点で大きく水を空けられる時代になった。あとは曲の選択、振り付け、高い表現力と、今まで以上の完成度が求められてくる。選手だけでは無く、その周りのスタッフの力量も重要なファクターになってきそうだ。