樵(きこり)の日記

福岡県の奥八女に棲む一人の樵が、田舎から発信する「自分発行き先不明」の情報切符。

大飯原発再稼働について思う

2012年06月15日 | 社会の出来事

大飯原発が正式に再稼働が決まりましたね。
関西地区で経済活動している企業の皆さん方にとって節電や停電といった事態は相当なダメージがあるでしょうし、一様に胸をなで下ろしていらっしゃるのではないでしょうか。

また、原発のある大飯町も雇用が守られて一安心といったところでしょうか。インタビューでは誰も答えませんが、やはり交付金、いわゆる電源三法の補助金が下りてこなくなると町の財政に大きな穴が空いてしまいますから、大飯町にとって安全性は二の次なのがホンネかもしれませんね。
もしも事故があったとしても、責任の所在を国に転嫁するために、どうしても総理大臣の安全宣言が欲しかったワケで、福井県知事も大飯町長も待ってましたとばかりに容認宣言。これで言い訳は出来ましたってとこでしょう。

防潮堤やその他の施設は3年後の完成だとか。それで安全性の確保が出来たと言ってるんですから、ちょっと信じられない気がしますけど・・・。

これで日本の原発は全部動かせる事になりました。去年の「脱原発」はどこへいったんでしょうね?? 浜岡原発はどうするんでしょう??(笑)

発送電分離の議論も全くといっていいほど聞こえなくなりましたね。

なんか日本のエネルギーに関して、国民的な議論が行われそうな予感がありましたが、どうもその流れもストップしてしまいそうな感じです。

そうさせているのは電力会社の力なんでしょうか?

だいたい電力会社が発表する電力需給見通しって、ホントに信用出来るんでしょうか?

 

なんか・・・・・

 

原子力発電についての賛否って、国民が本当に求めている安全性や日本の将来のエネルギー政策とは全くかけ離れて、結局のところ電力会社、立地自治体、国会議員、霞ヶ関の省庁などの利権構造を含んだところでの話で議論されているように思えます。