樵(きこり)の日記

福岡県の奥八女に棲む一人の樵が、田舎から発信する「自分発行き先不明」の情報切符。

風倒木の現場

2005年12月10日 | Weblog
 今台風災害の山林で仕事をやっているが、なかなか大変だ。
まずは現場の写真を見て頂こう。



このように、見るも無惨な姿になっている。
中に入ってみると、こうなる。



この無惨な山林をどうするかと言うと、一度全部の木を伐採し、再び植林出来るようにしなければならないワケだ。もちろん斜めに倒れかけている木が幾重にも交差し、それを危険のないよう倒さなければならない。足下には雑木が伸び、これもきれいに取り除かなければいけない。写真を見て分かるように、とても人間が入れるような状態では無いのだが、このまま放置すれば山林の荒廃につながる。

 今この山林を片付けている最中だ。常に危険と隣り合わせで、精神的な疲労感は相当なものだ。現在、僕を始め多くの林業従事者がこういった現場に入り、山林の保全に全力を挙げて取り組んでいる。

 この山林が最終的にどうなるか、また写真で紹介したいと思う。