好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

蒼き水と紅き炎が神話になった、物語。

2023-04-02 | 物語全般
映画『RRR』を劇場へ見に行く。

・「ナートゥ」という架空の踊りが出てくる
・3時間かかる
・拷問のグロ描写あり
・男性コンビの友情の話

以上の予備知識のみで見に行った。
結果、世間様の評判ほどには、自分はテンション上がってはいない。
イギリスによる植民地時代のインドにおける闘争という、私としては非常に苦手なテーマだったから。
やっぱり自分は、暴力とか戦争とか差別とかいった内容は、見ていて辛い。お子様です。
ただし、この映画は、当時の史観を元にしていても、史実を描いているわけではない。
異なる立場の男性コンビが対立と和解を繰り返しながら、「二人一緒にわるもんをやっつける!」エンターテインメントへ、大いに舵を切っている。
つまり、非常に面白い!

3時間という長丁場だが、無駄な引き延ばしは無い。むしろ縮めて3時間だ。
件の「ナートゥ」も、意義ある要素として機能している。
それに、序盤を含め、だいたい1時間ごとに、ストーリーの見せ場が入る。
「赤い炎」と「青い水」をはじめ、キャッチーなモチーフが繰り返し登場するなど、いっそ模範的な姿勢の作劇のため、没入しやすい。

見る前に、トイレに行かないおまじないとして、あらかじめ大福食べたが、もしかしたら必要なかったかもしれない。
でも個人的には、あの「インターバル」表示の時に、10分くらい空けてもらいたいかな。
そうすれば、もっと気軽に見に来る人も増えると思うんだが。

それでは。また次回。

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