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好事家の世迷言。(初代)

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調べたがり屋の生存報告です。

事件226『コナンVS平次 東西探偵推理勝負』(第74巻)考察。

2014-06-02 | 『名探偵コナン』原作考察
「一人称が二人称を兼ねる」などの、日本語の特徴を犯人当てに用いている点は興味深い。
が、それ以外の点は、読んでいて、良い感情を持てない。

どうしてコナンと平次は、今更この期に及んで、ああも見苦しく対立するのだろう。
二言目には、にやにやと意地悪な笑みを浮かべ、相手を見下す姿が本当に苦痛だ。

犯人当ての下りも、本来なら主人公の探偵自身が、
「関西出身ながら標準語でも自然に話せる」という設定でもなければ失礼千万。
江戸川コナン、ひいては青山剛昌氏は、全世界の関西出身者を敵に回したと私は思う。

そんな二人以外のメインキャラは、何もしてない。
他人様が料理店で亡くなったその直後に、飯を食う客も客、飯を出す店も店。
事件に真摯に向き合おうとする人が一人もいない。

結論を言えば今回は、世良をFBI勢を会わせるためだけに作られた話だ。
その世良のキャラ造詣も、私には不自然に感じられて仕方ない。
聞かれてもいないのに何度も何度もバストの話題ばかり持ち出すのは品が無い。
世良が男的性格なら興味を示す話題ではないだろうし、
女的性格ならそもそも男装自体しないだろう。

ともあれ、この事件は、もう二度と読み返したくない。

それでは。また次回。