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好事家の世迷言。(初代)

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調べたがり屋の生存報告です。

貫禄はヒーローの条件である。

2016-05-09 | ルパン三世
映画『次元大介の墓標(前篇)』のDVDを見る。

限られた時期、限られた劇場のみの公開という事で、
リアルタイムでは見そびれていた。

それで感想、の前に断り書き。
いつものメインキャラの内、五ェ門と銭形は登場しません。
が、それが、この作品最大の英断。
『ルパン三世』という作品のファンなら必見の内容だった。

イタリア版を思わせるブルー背広のルパンに最初は驚きつつも、
とにかく動きまくるキャラと、そしてアングルに歓喜。

あの魔術師も思い出させる白背広の殺し屋が次元を狙う。
殺し屋は、未来を予知しているような俊敏さを見せ、次元を追いつめていく。

個人的に嬉しかったのが、キャラの誰もが落ち着いてる事。
殺し屋に撃たれても根性出して逃げる。
自分たちで弾を摘出して処置する。
ルパンとの関係を「仲間じゃない。ビジネスパートナーだ」と語る次元。
不二子も甘ったれてない。
侵入先では敵陣に容赦なく殴られる。脱出の際は逆にバイクで敵を轢く。

ラストは、【次元が血潮と共に倒れる】の図。
ルパンが敵を甘く見た、という描写に、
「何やってんだーッ!?」と思わず叫んだのは私だ。
(↑断じて嘘は書いてませんです)
この流れで後篇の劇場公開を待った人たちの心中、傷み入ります。

それでは。また次回。