goo blog サービス終了のお知らせ 

好事家の世迷言。(初代)

※はてなブログ『好事家の世迷言。(続)』へ移転計画中。

調べたがり屋の生存報告です。

事件100『中華街 雨のデジャビュ』(第34巻)考察。

2011-09-11 | 『名探偵コナン』原作考察
コナン・蘭・小五郎の三人が赴いた中華料理店。
そこの回転卓で起こった殺人事件をコナンが解く。

死因は毒殺。
つまり今回も「毒物は如何にして被害者にもたらされたのか?」が焦点となる。
『カラオケボックス殺人事件』『金融会社社長殺人事件』などと同じパターンだ。


トリック自体は、一言で答えられるシンプルな物。
人間の指が触れる物は意外な所にあるのだと、毎回感服させられる。

ただ、そのトリックを正確に説明するのは、何とも厄介。
というのは、
「誰がどの席順に座っていたのか」、
「何の料理がどの順番に並んでいたのか」
について全て言及しなければならないからだ。
図解を使える漫画向きのトリックと言えるかもしれない。


なお、小ネタとして押さえておくべきは、横溝重悟の初登場だ。
明言はされていないが、彼らは恐らく一卵生の双子。
ミステリ世界ではお馴染みモチーフが、
いよいよもって出てきたわけだ。

そして終盤、蘭の気絶を境にして、物語は次の事件へ進んでいく……。

それでは。また次回。