goo blog サービス終了のお知らせ 

好事家の世迷言。(初代)

※はてなブログ『好事家の世迷言。(続)』へ移転計画中。

調べたがり屋の生存報告です。

switch版『ひぐらし奉』初見雑感。(その4)

2022-08-01 | ひぐらしのなく頃に
『暇潰し編』クリア。
(プレイ時間:約36時間)

クイズコーナー「真・オヤシロショック」で、FILE1とFILE2のロック解除。
『粋』同様の仕様のため、エピローグは「読める状態」にすらならない。
出題内容も、「垣内編」を読み込んでいなければ、とても太刀打ちできない。
原作エピソードだけ読みたい者(=私)には酷な作りだ。

原作と同じ文章を選べば、バッドエンドを避けられるのは助かる。

(「控えめに対応」「返答をためらう」
「黙る」)

読了後に発動するTIPS「決意」は後回し。
いつか、2回繰り返して読む事になるが、気にしない気にしない(・ε・)、なんて。

それでは。また次回。

Switch版『ひぐらし奉』初見雑感。(その3)

2022-07-13 | ひぐらしのなく頃に
『祟殺し編』読了。
(プレイ時間:約30時間)

ピクニックの弁当では選択肢「ブロック」を選択。
その後はナビゲーションに従って、すぐに沙都子ルートに入り、プレイ約25時間で『祟殺し編』がスタートした。
因みに、「可愛いって得だよな」と「また作ってくれるか?」を選ぶ。参考までに。

『祟殺し編』本編は、ほぼ読み長しで機械的に画面を進めていた。
沙都子の全身にある痣がよりクリアに見えてるのも辛すぎる。

最後のお疲れさま会を読むと、改めてこの家庭用ゲーム機版のシナリオ構造が、どれほど異様かを思い知らされる。
まるで、増築を繰り返した呪いの洋館のようだ。
『盥回し』をねじ込まれた『祭』と、「垣内編」をねじ込まれた『絆』が、やはり、悩ましい……。

それでは。また次回。

Switch版『ひぐらし奉』初見雑感。(その2)

2022-06-30 | ひぐらしのなく頃に
『綿流し編』読了。(プレイ時間:約20時間)

既読スキップを駆使し、
『鬼隠し編』で何故か飛ばされた選択肢「ヒマならな」を回収→
ピクニックの弁当では「かわす」。

レナに宝探しに誘われたところで
ナビゲーションシステム発動。

宝探しに付き合えば「鬼」「染」、
もし付き合わなければ「祟」「憑」「盥」と表示が出る

……って、私が今見たいのは「綿」なんだよ!
しばらく挙動不審になるほど慌てたが、
ババ抜きの場面で「綿」が出て安堵。
結果的に、プレイ30分で魅音ルート発動。
約14時間で『綿長し編』が発動した。

なお、魅音と詩音を完全に見分けるアナザールートは後回しにしたい。

それでは。また次回。

Switch版『ひぐらし奉』初見雑感。(その1)

2022-06-21 | ひぐらしのなく頃に
『鬼隠し編』読了。(プレイ時間:約10時間)

『奉』最大の特徴は恐らく、「1周目では
選択肢が出ない」事だろう。

おかげで今度こそPC版と同じ展開を……と言いたいが。
例によって詰めが甘い。

ピクニックの約束をする下り、
圭一は「ヒマならな」でなく「もちろん」の発言。
魅音にモーションかけておいてレナと親しくなるという頓狂な展開になってしまっている。
ただ、流石に他の箇所は順当に、富竹にバラバラ死体の話題を持ちかけ、ゲーム大会では人形でなくトランプを受け取る。
シンパシーゲームも「宿題」「魔法少女」と原作準拠。
その後、プレイ4時間でレナルート発動→
『絆』準拠の画で「追想のディスペア」ムービー→5時間で『鬼隠し編』発動。

今後の目的としては、原作ベースのエピソードのみを読了する事。
オヤシロショック(クイズモード)でロック解放するのと、未読スキップを駆使したい。

なお、TIPS「レナの過去」は垣内編に属するので、原作ベースの自分は後回しに読みたい所存。

それでは。また次回。

Switch版『ひぐらしのなく頃に奉』プレイ記録の予定。

2022-05-16 | ひぐらしのなく頃に
switch版『うみねこのなく頃に咲』を読了した暁には『ひぐらし』を、という事で、実は『暇潰し編』まで到達した。
けれども、そこからプレイが止まってしまっている。

理由は、まず、スマホ依存による集中力低下が大きい。
次の理由は、シナリオ全体が長すぎる事だ。

本来『ひぐらし』は全8章で完結している。
だが家庭用ゲーム機版は、今や全23章(!)。約3倍になっている。

PS vita版『粋』では、原作の8章だけを先に読もうと、クイズでのシナリオロック解除で抗ったものの、
4部構成の「プロローグ」や「エピローグ」がネックになり、結局、未読スキップをする羽目になった。

『奉』の新規シナリオ(全4章)だけ先に読む形も考えた。
が、もしそんな事をしたら、(買っておきながら)既読シナリオを一切読まずに終わるという事態に陥る予感がある。
実際そういう葛藤から、「積みゲー」になっている今があるわけで。

結論として。
せっかく書いた『暇潰し編』までのプレイ記録は「初見雑感」として掲載。
その後、改めて、『うみねこのなく頃に咲』と同様── 一定のプレイ時間ごとに区切った記録を載せる。
今までの感想で書きそびれている考察もあるし。
ただ、最終目標の新規シナリオをいつ読めるのか考えると少し怖い。
これから最低200時間は付き合うはずだからね……。

それでは。また次回。

『語咄し編(3)』雑感。(その12)(終)

2022-04-26 | ひぐらしのなく頃に
雪渡し編』

少しずつ噛みしめるように読み続けてきた『語咄し編』たちも、今回がとうとう最後。
寂しい限りだが、この『雪渡し編』は、シリーズ最後を飾るに相応しい力作だ。

運命の袋小路で繰り返される惨劇に、完全に屈しそうになっていた梨花に、羽入がもたらした“罰ゲーム”。
それは、「58年6月を乗り越えた梨花」の生活を体験させる事だった。
誰もが穏やかに過ごしている世界での1週間を経て、梨花は再び、自らの手でその未来をつかむ熱意を取り戻す。

タイトルにある通り、この作品の最大の特徴は「雪」。
他のエピソードでは見られない、豪雪に見舞われている雛見沢が描かれている。
教室のストーブを利用するとか、昔は確かにあったものだ。
弁当温めたりとかね。

物語の後半は、そんな真冬の雛見沢で、梨花と沙都子が何と遭難。
裏山で雪崩に巻き込まれた二人は、懸命にお互いを守り抜く。
実に感動的な展開だが、そもそも二人だけで雪山に、それも午後から遊びに行くという前提に少々問題を感じるのは、私だけではないと思う。
平地で道に迷って、くらいでもリアリティあったと思うんだよな……。

さて。これで『語咄し編』の感想は無事に終了。
別のシリーズに手を出すべきか、今しばらくは迷い中である。

それでは。また次回。

『語咄し編(3)』雑感。(その11)

2022-04-21 | ひぐらしのなく頃に
富竹ジロウは二度死ぬ』

『祭囃し編』の後日談。
惨劇回避後における鷹野の処遇が描かれる、言わば『ハト時計と慈愛の家の夢』のバリエーション。

彼女は、自分自身の雛見沢症候群の治療経過を見ながら、入江診療所に復帰し、富竹と結ばれる。
極めて順当な結末だ。

物語は、そこへ至る前。自責の念に潰されかかっている鷹野を励まそうと部活メンバーが奮闘する。
富竹が「東京」の刺客に襲われるという狂言により、鷹野は自らの本意を自覚し、生きる決意を固める。

私としてはここまでのプロットで充分興味深い。
が、そこに浸りたい気持ちを、激しいノイズが邪魔をする。
部活メンバーによる「ゲーム」の設定が、理解できない。
今もって私の脳が拒絶する。

その原因の一つは、一同が名前をシャッフルしてロールプレイするという設定が、場面によって食い違っているから。
本当に他者を演じているなら、「鷹野が沙都子に好意」「鷹野のために羽入が苦労する」「鷹野のせいでレナが困る」などのような台詞が出てくるはずがない。
何故かこの場面だけ、名前と口調を入れ替えただけになってしまっている。
それでいて、全員が滑らかに喋っているから、演技とも読み取れず、ただ単に名前表記が狂ってるだけにしか見えない。

しかも、時系列まで微妙かつ複雑に前後しているから、混乱に拍車がかかる。
読者を驚かせる事を重視しすぎ、そもそも何を言いたいのか伝わりにくくなっているように感じるのが残念だ。
出来るなら、時系列を整理した形で読んでみたかった。

それでは。また次回。

『語咄し編(3)』雑感。(その10)

2022-04-13 | ひぐらしのなく頃に
北極星をつかむ』

『皆殺し編』の途中から分岐したと考えられるエピソード。
部活メンバーの皆で沙都子を救おうと計画していた矢先、トラブルから地下に閉じ込められてしまう話。

一見のんびりとしたオープニングから、次第に自然にホラーテイストになっていくストーリーンテリングが素晴らしい。
雛見沢症候群の設定を使わずとも、人の心が壊れていく描写は出来るという好例だ。
落ちた穴の中、梨花は早々に素の性格をさらし、圭一は自責と自罰に追いつめられる。
魅音は冷静に振る舞っている、と思わせて実は強い強迫観念に囚われている事がやがて明かされる。

そんな彼らを描写する語り手のレナだけが、あきらめない火を灯し続ける。
いよいよ全員が限界を迎えそうになったのを機に決心し、起死回生を試みた結果、伏線が回収されると共に、彼女はついに脱出を果たす。

竜騎士氏が書評で指摘している脚本上の不備は、なるほど確かにごもっとも。
出ようと思えば出られたのに、なぜ彼らは待機したのか。
この点について、人によっては引っかかりを感じるだろうとも思う。
ただ、私の場合はあまり気にならなかった。
余力のあるだろう内に積極的に動けず、追いつめられてから火事場の馬鹿力のように潜在能力を発揮するという流れは、むしろ原作に沿ってるのではないかと。
アニメ版声優陣の演技力なら、説得力ある内容に出来そうに思えた。
ちょっと聞いてみたいな。

それでは。また次回。

『語咄し編(3)』雑感。(その9)

2022-03-28 | ひぐらしのなく頃に
圭一の告白タイム編』

圭一を中心とした、恋愛&ギャグ。
運命の袋小路を突破した後、部活メンバーの集まる、とある夜。
『祭囃し編』を経由したのだろう、羽入も同席している。

驚くべきは、この話での梨花は、同じ時間を繰り返していた事を仲間たちに詳細に明かしており、どころかその100年の旅について、まるで宴の肴のように得々と喋っている点だ。しかも羽入まで嬉々として同様に。

恐らくこの梨花たちは『賽殺し編』は通ってない。
そもそも、彼女たちの繰り返しは、毎回皆死んで終わってるわけだから、私だったら特に知りたい話に思えない。
少なくとも『異世界のもう一人の自分の冒険談』なんて気安い物じゃない。
中でも、鉄平についての話を沙都子の前でするのはオカシイんじゃないか?

結局、終始しっちゃかめっちゃかに話は進み、移り気ぶりを暴露された圭一の当初の目論見、“彼女”への愛の告白は出来ずじまい。
さて、この話における“彼女”とは誰だったのか。
それこそ、誰にも分からない猫箱の蓋は閉じられて終わるのだ。

それでは。また次回。

『語咄し編(3)』雑感。(その8)

2022-02-13 | ひぐらしのなく頃に
肝試し編』

良くも悪くも原作にありそうなエピソード。
部活メンバー全員で、谷河内の廃村エリアを探検する話。
作中で語られる怪談は、確かに雛見沢症候群の症例と一致している。

肝試しの面々は上手い具合に偶数のため、以下のペア分けで歩く。
レナ&沙都子、梨花&詩音、圭一&魅音。

ただ、読んでいて幾らかの違和感も。
かぁいいモードのレナが興奮から鼻血を噴き出して辺りを血の海にするギャグはまだ序の口。
・ルールXを乗りこえてるだろうに、圭一もレナも詩音も症候群を発症(しかもギャグとして)。
・羽入が突如実体化したり解除したり、そもそもどういう立場かハッキリしてない。
・谷河内は鷹野たちがガスを隠したりしてる危険な場所だから、梨花が近づけさせるとは考えがたい。
(『猫殺し編』参照)

……etc。
もっとも、こういう些末な部分を気にするのは野暮なのかもしれない。
ただ、個人的に一つだけ、どうしても納得しかねる点。

・街灯のない廃村を、懐中電灯だけで普通に歩けてる事。

人里離れた森林は、昼日中でも歩きにくい。
街灯なければ真の闇。
段差に落ちて怪我したら詰む。
肝試しとか抜きで断じて歩きたくないな私は。

それでは。また次回。