好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

探し求めた稀覯本(きこうぼん)。

2009-03-08 | レイトン教授
『レイトン教授とさまよえる城』(by柳原慧)、読了。

ゲーム「レイトン教授」シリーズの小説版。
本屋で、どのジャンルの棚にあるのかサッパリ分からず、
探すのに相当の時間がかかったのも、今となっては良い思い出。
(結局、児童書の棚に置かれてました)

以前に読んだ漫画版のイメージが「黒」ならば、この小説版のイメージはまさしく「白」。
硬派かつ正統派の冒険推理小説を読ませてもらった。

何たって、本文1ページ目からして、既に伏線は敷かれているし。
パズルの問題が挿し込まれる状況(シチュエーション)にしても命がけ。
追っ手を振りほどくとか、時限爆弾を解除するとか。

あと、レイトンが考古学者として活躍してる点も高ポイント。
確実に学者然としてるのは、この本でだけじゃないかと。

強いて難点を挙げるなら……
児童書のジャンルでありながら、あまり児童書らしくないという事だろうか。
13歳男子(ルーク)の一人称にしては、少々お堅い文体というか。

出てくる語彙や内容なども、全体的にハイレベル。
英国の先住民ケルトの伝説とか、教会の聖水盤でのトリックとか、
核分裂による劣化が事件のキーポイントとか。
コレらの部分には、年少者でも読みやすいよう、
脚注を付けるなどした方が親切だったかもしれない。

それでは。また次回。
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教授と弟子の壊れた世界。

2009-02-22 | レイトン教授
『レイトン教授とユカイな事件』なる漫画を見つけて読む。
ズヴァリ、コロコロコミックや学年誌に連載されてる番外編だ。

カバーに描かれている絵柄は、一見とても可愛らしいが、
それに騙されてはいけない。

とにかく性格が黒いんだな。レイトン教授も、弟子のルークも。
ハッキリ言って、どっちも鬼畜
しかも、どっちかと言えば、ルークの方が立場が上。というかレイトンが下。

しかし根本的には彼ら、すこぶる仲が良いからヤヤコシイ。
ルークはレイトンの(研究室でなくて)自宅に寝泊りしてるわ、
一緒に食事にも行くわ、一緒にお風呂にも入ってるわ、
まったく何やってんだお前らご両人。

そんな二人の間に立つのが、少女のアロマ。
彼女は確実に、殺伐としてる彼らの清涼剤になっている。

と、ここまでキャラ改変(というか崩壊)してても、読後感は悪くない。
と言うよりも、コレを子供だけに読ますなんて勿体ない。
原作(ゲーム)に親しんだ人なら、仕込まれた小ネタにニヤニヤする事うけあいだ。

あと個人的に、第118ページの画を見た時は、本当に吹いた。
……どー見てもサイコ・ロックだよなアレって……。

ところで、この度に出たのは第1巻。
別冊コロコロ最新号では、「時間旅行」と絡んだネタ漫画も出たらしい。
次のコミックス発売、期待してます。

それでは。また次回。

ナゾのカラクリ。(その3)

2009-02-18 | レイトン教授
『レイトン教授と最後の時間旅行』をクリアした。

思い返せば。
「不思議な町」は、あっと言う間に3周目まで続けた。
「悪魔の箱」は、2周目になったら疲れてきた。

そしてこの度の「時間旅行」は、1周解くだけでくたびれた。
パズルゲームとしてはともかく、物語としては格段にツッコミ所が増えちゃったから。

細かい部分を挙げると尽きないので、取りあえず一つ。
(以下ネタバレ)
わざわざ地下空洞に町まるごと一つ作る暇があったらば。
その資金を、もっとタイムマシンなり軍事要塞なりに回そうよ悪役側。
フツーの丁重な軟禁施設作るくらいで充分だろうに頑張りすぎ。

と言いますか。実は、早いうちに展開読めちゃったんです今回。
「10年後のロンドン」という舞台設定自体がウソなんだろうと。
青年ルーク(というかクラウス)の話以外に、具体的な証拠はゼロだったから。
自分ごときの予想が当たるわけないと思ってたら、まさかドンピシャとは。

(以上ネタバレ)

私としては、もっとほのぼのとしたコンパクトな世界観が恋しい。
シリアスかつ壮大な本格推理を狙ってる世界よりも。

レギュラーキャラの扱いも、やっぱり寂しい。
アロマも、チェルミーも、ドン・ポールも。もっと魅せ場が欲しい。
個人的には、ナゾーバの退場が特に理解不能。
あんな残酷な殺人、もとい殺蜂やらかすナゾリーヌって何なんだか。(--;)。

なお、解けた問題は今のところ、全153問中、138問。
取りあえずコンプリート目指します。
いつまで攻略サイトのお世話にならずにいられるかな、自分……。

それでは。また次回。

137/138。

2008-08-13 | レイトン教授
しぶとく解き続けた「レイトン教授と悪魔の箱」。

先日ついに、あらゆる手段を使った末、全ての解いにたどり着いた。
(因みに、見つけた「ヒントメダル」の総計は172枚)

中でも厄介だったのが、カメラ部品の組立作業。
全てのパーツが揃っているはずのに、何故かケースに空白が出来てしまって。
その後にあった、写真の間違い探しは楽だったのだが。

それにしても。今回は、全ての解いを探し出すのに苦労した。
原因は簡単。

問題の並び順が変なのだ。

前作「不思議な町」では、
問題のナンバーは、作中で出てくる順の通りに並んでいた。
つまり、まだ見つけられない問題も、その出題される時期や場所などは、
そのナンバーから推測できた。

しかし今作では、例えばこんな現象が起こっている。
No.12を解く前に、No.22が作中から消滅してしまう(ナゾーバの館に送られてしまう)とか。
No.100を解く前に、No.110を解く必要が出てきてしまうとか。
特に「隠されたナゾ」の並び順は、明らかに何かがおかしい。
No.88、97、124、129……この辺りは、どう考えても違和感がある。

そして今。まだ解けずに残っているのが、No.118。
この問題については、今のところ完全に白旗状態。
いつか解けるようになる日が来ると良いのだが……。

それでは。また次回。

124/127。

2008-07-06 | レイトン教授
通常クリアから、約1ヶ月。
現在、「レイトン教授と悪魔の箱」で見つけている問いは、127問。
見つけている「ひらめきコイン」の総計は、165枚。

……と、ここまで至っても、
まだ今回、ミニゲームの方がほとんどクリア出来てない。
「ハムスター」モードと「ハーブティー」モードのクリアがやっと。

中でも厄介だったのが、「ハーブティー」モード。
住民にナゾを出題してもらうために、
指定されたハーブティーを飲ませるために、
必要なハーブを手に入れるために、
出題されるナゾを解かねばならない……という流れは、正直なところ、長い。
そもそも、住民がお茶を飲みたがるタイミング、どう考えてもランダム制だし。

もっと言えば、そもそも今回、
全てのナゾ――問いさえもまだ見つけられていないのだ。
「見つけていながら解けない」問題も、3問ほど残っている。

No.104、No.105、No.107。この辺はサッパリ分からない。

こうなったらいっそ、攻略サイトを探してみるか……?


それでは。また次回。

ナゾのカラクリ。(その2)

2008-05-28 | レイトン教授
『レイトン教授と悪魔の箱』をプレイ中。
通常クリアした今は、2周目プレイに入っている。
前作の時と同様に、攻略用の問題リストも作成中。

それで感想なのだが。
確かに今回、システム面は向上した。問題数も増えた。舞台のスケールもアップした。

が、どうしても今回は、ツッコミ所の方が先に浮かんでしまう。
実際、前作は買って1週間程度で解いたのに対し、
今回は相当に時間がかかってしまったし。

その理由を、簡単に言えば。
前作があまりにも素晴らしすぎたのだ。私好みすぎたのだ。
今作も並以上には面白い。けれど、前作には届かない。

一つの町で全てのナゾが展開した前作に対し、
舞台が二転三転した今作。
会う人全員がパズルマニアというムチャな設定に理由があった前作に対し、
その理由説明が一切ない今作。
「被害者の遺体が確認されない殺人」が重要な伏線だった前作に対し、
「被害者の遺体」という“ウソ”を、地の文(画面)で書かれた今作。
ゲストキャラ全員が機能的に動いていた前作に対し、
ゲストキャラの一部がないがしろにされている今作。
(特にアロマが不憫すぎ。ネタバレ以外の意味がない)

さて。今のところ、作中で見つけた(=解いた)問いは、全138問中、114問。
奇しくも前作と同じ数。
コンプリート出来る日は……なかなか遠いかもしれない。

それでは。また次回。

134/135!

2008-01-14 | レイトン教授
通常クリアから、約1ヶ月。
「レイトン教授と不思議な町」に設けられている、
全ての問いに辿り着いた。
(「レイトンからの挑戦状」含む)

クリア後の2周目に見つけた問いは、
No.32、91、115、116、118、120。

なお、見つけた「ヒントメダル」の総計・137枚。
この内、メダルを使って(ヒントを見ながら)解いたのは9問。
即ち、使ったメダルの総計は、3枚×9問=27枚。

手こずった問いは、やはり「挑戦状」モードの物。No.130と135。

メダルを使ったところで、使えるヒントが出てくるわけでもなく。
どちらも有名な古典パズルという事で、結局、以下のURLを参考にさせてもらった。

「エイトクイーン」について
http://www004.upp.so-net.ne.jp/s_honma/chess/chess.htm

「箱入り娘」について
http://www.pro.or.jp/~fuji/java/puzzle/slide/V1.0/musume.html

そして。最後に残ったのが、No.134。土地の分割。
コレばかりは気長に挑んでみるしかない。

そろそろ、気を取り直して、改めての2周目に入るのも悪くない。
パズル以外の、物語の伏線を読み返したくなっているから。
パズルの答えなら、自力で解いた記録で確かめる事も出来るし……ね(笑)。

それでは。また次回。

ナゾのカラクリ。(その1)

2007-12-14 | レイトン教授
『レイトン教授と不思議な町』をプレイ中。
通常クリアは既に達成。今はコンプリートを目指しての2周目である。

学者にして探偵でもあるエルシャール・レイトンと、
助手の少年ルークとが事件を解く物語。
最終的に三部作になるとの事。

ストーリーについては、
「住人全てがパズルマニアの町」というトンデモナイ設定に、
しかしキチンとした理由があった事に感動。
死体も悪人も出てこないため、読後感は爽やかだ。
(悪役は一応いるけど、悪人だとは思えない)

肝心のパズルそのものは、順調に解き進める事が出来た。
ヒントを読んで考えぬけば、いつか解けるという難易度が心地好い。

「ナゾ解明!」と表示された瞬間は、
思わずガッツポーズを取りたくなる。
コップの水を均等に分けるとか、対岸に羊を運ぶとか、
使う物を“実際に動かして”解くモードは特に。

なお、実は当方、このゲームの原作(とも言える)
「頭の体操」シリーズは、ほぼ全巻を読了済み。
だから本当は、「解ける」以前に、「覚えてる」問いも少なくない。
この日の日記に書いたのも、その「頭の体操」での記憶に基づいてる物だったりする。

さて。今のところ、作中で見つけた(=解いた)問いは、全120問中、114問。
あと6問、画面のどこかに残っている、はず。
モチロン、クリア後の「ひみつのモード」のコンプリートも、まだこれから。
暫くの間、楽しめそうだ。

それでは。また次回。