「マクロビという考え方」で紹介されていた、新谷(しんや)弘実先生(アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授)の講演会に行ってきました。
新谷先生は「世界で初めて大腸内視鏡の挿入法を考案し、大腸内視鏡によるポリープ切除に成功(1969年)。日米で30万人以上の胃腸内視鏡検査と10万人以上のポリペクトミーを行っているこの分野の第一人者」(講演資料より)。先生の本のうち、最近出版された「病気にならない生き方」はまだ読んでいないのですが、「胃腸は語る」を読んでいたので、それを予備知識として臨みました。
会場はかなり盛況。参加者200名以上だったようです。話には聞いていましたが、新谷先生は今年70歳とはとても思えない若々しい方でした。趣味のハーモニカを披露されて講演開始。
まず「よい腸相・悪い腸相」として、健康な腸と病んだ腸の内視鏡ビデオを上映。腸相のビデオは以前にも見たことがありましたが、とにかく人によって差が激しいですね。よい腸はツルッとしているのですが、悪い腸はひどいもの。必ずしもガンなどの病気を持った人だけじゃないと思うのですが、荒れれば荒れるものです。動物性食品(肉類や牛乳・乳製品)をよく食べる人はそうなりやすいとのことです。私は自分の胃や十二指腸の映像は何度も見ているのですが小腸や大腸は見たことがないので、どうなっているのか心配になります。
食べ物の話では「主食(米)をしっかり食べる」「植物性食品中心(動物性は15%に)」など、マクロビオティックと共通する話が多くありました。特にタバコ、アルコール、牛乳は絶対やめた方がよいと強く言われていました。逆に、マクロビオティックで「体を冷やす(陰性が強い)」としてあまり摂らない方がよいとされる果物や生野菜については「酵素の摂取に役立つ」ので積極的に食べるべしという話。このへんは少し違います。マクロビだと酵素の摂取には発酵食品(味噌、漬物、納豆など)を活用することになると思います。
「酵素」についてわかりやすかったのは「酵素には3つの用途がある」という話。食品から摂ったり体内で生成されたりした酵素は「体の維持(免疫力、治癒力)」「消化」「解毒」の3つに使われます。したがって大食や肉類の食べ過ぎで消化に酵素を消費したり、異物(添加物、農薬や医薬品)の解毒のために酵素を使ってしまうと免疫力や治癒力が落ちて病気にかかりやすくなるというもの。
特に薬については、「どうしても症状をやわらげないといけないときには使わざるをえないが、再発防止などのために漫然と飲むのは絶対にやめるべき」という話でした。十二指腸潰瘍の再発防止のために薬をずっと飲んでいた私には耳の痛い話です。特に、是非について参加者から質問の出たH2ブロッカー(胃酸分泌を抑制する薬の1つ)を「一番悪い薬」と言われていました。
肝に銘じておかないといけないと思ったメッセージは「現代医学は分析学になってしまっている。医学では体のことはまだ1%もわかっていない」ということ。現役の医者の先生の言葉です。これを聞いて、
・局所的にではなく、体全体として考える
・経験側(先人の知恵)を尊重する
ことが大事だと思ったのでした。
一般常識との違いを強く感じるアイテム(牛乳、薬など)については、改めて書いてみたいと思っています。
P.S. 「1日1~2回やるとよい」と言われていた「コーヒー・エネマ(肛門から管を入れて腸内洗浄)」、ちょっと私にはできそうにありません(^-^;)。
P.P.S. 新谷先生は9/6の「おもいッきりテレビ」に出演されるそうです。興味のある方は見てみられてはいかがでしょうか。
新谷先生は「世界で初めて大腸内視鏡の挿入法を考案し、大腸内視鏡によるポリープ切除に成功(1969年)。日米で30万人以上の胃腸内視鏡検査と10万人以上のポリペクトミーを行っているこの分野の第一人者」(講演資料より)。先生の本のうち、最近出版された「病気にならない生き方」はまだ読んでいないのですが、「胃腸は語る」を読んでいたので、それを予備知識として臨みました。
会場はかなり盛況。参加者200名以上だったようです。話には聞いていましたが、新谷先生は今年70歳とはとても思えない若々しい方でした。趣味のハーモニカを披露されて講演開始。
まず「よい腸相・悪い腸相」として、健康な腸と病んだ腸の内視鏡ビデオを上映。腸相のビデオは以前にも見たことがありましたが、とにかく人によって差が激しいですね。よい腸はツルッとしているのですが、悪い腸はひどいもの。必ずしもガンなどの病気を持った人だけじゃないと思うのですが、荒れれば荒れるものです。動物性食品(肉類や牛乳・乳製品)をよく食べる人はそうなりやすいとのことです。私は自分の胃や十二指腸の映像は何度も見ているのですが小腸や大腸は見たことがないので、どうなっているのか心配になります。
食べ物の話では「主食(米)をしっかり食べる」「植物性食品中心(動物性は15%に)」など、マクロビオティックと共通する話が多くありました。特にタバコ、アルコール、牛乳は絶対やめた方がよいと強く言われていました。逆に、マクロビオティックで「体を冷やす(陰性が強い)」としてあまり摂らない方がよいとされる果物や生野菜については「酵素の摂取に役立つ」ので積極的に食べるべしという話。このへんは少し違います。マクロビだと酵素の摂取には発酵食品(味噌、漬物、納豆など)を活用することになると思います。
「酵素」についてわかりやすかったのは「酵素には3つの用途がある」という話。食品から摂ったり体内で生成されたりした酵素は「体の維持(免疫力、治癒力)」「消化」「解毒」の3つに使われます。したがって大食や肉類の食べ過ぎで消化に酵素を消費したり、異物(添加物、農薬や医薬品)の解毒のために酵素を使ってしまうと免疫力や治癒力が落ちて病気にかかりやすくなるというもの。
特に薬については、「どうしても症状をやわらげないといけないときには使わざるをえないが、再発防止などのために漫然と飲むのは絶対にやめるべき」という話でした。十二指腸潰瘍の再発防止のために薬をずっと飲んでいた私には耳の痛い話です。特に、是非について参加者から質問の出たH2ブロッカー(胃酸分泌を抑制する薬の1つ)を「一番悪い薬」と言われていました。
肝に銘じておかないといけないと思ったメッセージは「現代医学は分析学になってしまっている。医学では体のことはまだ1%もわかっていない」ということ。現役の医者の先生の言葉です。これを聞いて、
・局所的にではなく、体全体として考える
・経験側(先人の知恵)を尊重する
ことが大事だと思ったのでした。
一般常識との違いを強く感じるアイテム(牛乳、薬など)については、改めて書いてみたいと思っています。
P.S. 「1日1~2回やるとよい」と言われていた「コーヒー・エネマ(肛門から管を入れて腸内洗浄)」、ちょっと私にはできそうにありません(^-^;)。
P.P.S. 新谷先生は9/6の「おもいッきりテレビ」に出演されるそうです。興味のある方は見てみられてはいかがでしょうか。
変わりに「マクロビという考え方」で紹介されていた本を買って読みました。
食事については、私がいまハリック先生から指導されているのとほとんど同じなのでよく理解できました。玄米、発酵食品、そして必要に応じてサプリメントで補う・・・
rice-addict氏ご指摘の通り、生野菜や果物については見解が違ってましたね。
この辺はやはり肉食のアメリカ在住のせいでしょうか・・・
講演会についてはrice-addict氏のレポートを参照させていただきます。
ところで酵素を摂るには生で、という見解は他の方も謳っておりますが、いつも疑問に思うのです。
確かに生だと酵素丸ごと摂れるイメージですが、実際には酵素も消化分解されてアミノ酸になり、あらためて体内で作られる酵素の材料になると思うのですが、どうでしょう。
それなら煮炊きして体内に入れるのとあまり違わないのでは・・・
もちろん加熱して失われる成分は不足するでしょうが・・・
この疑問について理科系的に解説していただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。
いつも拝読していろいろ勉強させていただいてます。
新谷先生、本当に若々しくて
活力に溢れていらっしゃいましたね。
お話も素晴らしかったし
大変ためになる講演会でした。
コーヒーエネマは説明を聞いていたら
かなりソノ気になってきて只今葛藤中です。
多分踏みとどまるとは思うのですが
万が一実行する勇気が出たときには
結果報告します。
関東でも講演会があったら、聞いてみたいですけど
とりあえず「胃腸は語る」読んでみたいと思います。
「コーヒー・エネマ(肛門から管を入れて腸内洗浄)」
私も多分無理です(笑)
酵素の件、私も門外漢ではあるのですが、自分の理解を記事に書いてみたいと思いますので、しばらくお待ちください。
コーヒーエネマ、ソノ気になられましたか! 私はそもそもの抵抗感もさることながら、家でやるだけの時間がとれない(さすがに会社ではできないし)と思ってしまいました。講演会の時にもらった洗浄用のコーヒー、あれは飲んでもいいんでしょうけど、なんとなく飲む気になれなくて放置してあります(^-^;)。もし実行されたらぜひブログで教えてください。
壇上で説明した方にいろいろ質問してみました。
何となく1時間くらいはかかるのかな~なんて
思ってましたが、慣れると注入からの全工程
10分くらいで完了だそうです。
但し、食後2時間くらいは
空けた方がよいとのことでした。
しかし「慣れると旅行にも持っていきたくなるから
家族でも器具は一人に一つ必要になりますよ」
というお話を聞いて、
やらないと不快で仕方なくなるのだと
ちょっと困るなぁなどと思っている次第であります。
カフェコロンは飲んでもいいと聞きましたが
私もビミョ~な気分で放置状態です。
リンク貼らせていただきました。
これからもよろしくお願いします。
「旅行にも持っていきたくなる」というのは、洗浄便座に慣れるとトイレットペーパーだけでは満足できなくなるのと同じような感覚かも(きれいな例えでなくてすみません)。
私の方もリンクを張らせていただきました。今後ともよろしくお願いします。
なるほどと思うアドバイスをもらいました。感動して先生の本も
病院で 購入、私も ”病気にならない生き方”を読み終えたのですが、読み終えてすぐだからか(影響されやすいたちで
^^)、新谷式食生活&マクロビを自分なりに、改造してやってみようかとおもってます。 酵素ですが本によると、 火を通すと(100度とか)完全にこなごなに分解されてしまうそうです、胃酸だと アミノ酸までは分解され それは、吸収できるそうですね。
NYの薬局だと エネマ(浣腸)装置(昔の氷枕みたいなの)は、8ドルで安いので 買ってはみたものの、勇気が要りますね。
妻は、お気に入りになりそうとのこと、わたしは。。。。まだ。
便秘気味の 女性には、非常にいいみたいです。
エネマ、勇気が要りますよね(^-^;)。やっぱり私はできずに終わりそうです。