十日町教会で「友部正人・ふちがみとふなと」のLIVEがあった。
実はまったく知らない人達だったが
会場がお店から5分ほどなのでチケットを求めた。
You Tubeで友部正人の「一本道」を聴いてみる。
すごく好きな声だ。
いろいろ調べてみたら、
日本を代表するフォーク・シンガーのひとりだという。
そして当日、
彼は教会の礼拝堂のステージに上がり
十字架を背にしてギター1本で歌いだした。
彼の声と姿と十字架が、余りにも似合いすぎていた。
3年に1度、大地の芸術祭に合わせて
この地を訪れてライブをするという。
前回見に来てくれた友人が病気でこの世を去り
あたり前のことだけど、今日ここにはいない、と語った。
そして「仲のいい二人」という曲を歌いだした。
途中から、汗なのか何なのか
ステージがぼやけて見えた。
冷房がなく扇風機が数台回る礼拝堂で
多くはない観客を前にして
シャツを汗でびっしょり濡らして歌う姿を見ながら
(ここにいるのは奇跡のようだ)、と思った。
ライブが終わり
私は一目散に友部正人に駆け寄って握手を求めた。
演奏中とは違う柔和な表情
端正な顔立ちはジョンレノンにも似ていた。